目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

「幸せへのキセキ」 キャメロン・クロウ節健在!!

2012年06月13日 | 映画タイトル さ行
大好きなキャメロン・クロウ監督の
久しぶりの新作だったので映画館で観ました!

「幸せへのキセキ」(We Bought A Zoo /2011・米)

実話に基づく映画だそうです。
最愛の妻を亡くしたベンジャミン(マット・デイモン)は
14歳の息子ディランと7歳の娘ロージーとともに
郊外に家を買い、新しい生活を始めようとするが、
予想外だったのは、その家には閉鎖中の
動物園が付いていたこと!

ずぶの素人であるベンジャミンは、
残った動物園のスタッフたち(スカーレット・ヨハンソン)と
動物園再開を目指すが・・・

まぁベタな話です。
邦題もベタだが・・・。
(奇跡であり軌跡なんだろうけれども!)
お母さんの死後、ガタガタになった
家族の再生と、さびれた動物園の再生。
それでも泣けてしまった・・・。

まず小さい娘のロージーの可愛いこと!
おしゃまで無邪気でホントに可愛い。
(その演技ぶりは芦田愛菜ちゃん??と思うほど)
こんな子が喜ぶのなら、もう動物園でも水族館でも
買ったるわい!ってなもんです。

そんな妹を横目に、素直になれない
反抗期の男の子ディランも、とっても可愛い。
彼だって甘えたいし抱きしめて欲しいし
一緒に泣きたいのに・・・。
父と息子のすれ違い、って
前作「エリザベスタウン」を思わせるところも。

ディランに思いを寄せる素朴な女の子リリー。
この二人のティーンエイジャーの恋心が
いかにもキャメロン・クロウ!!!
”窓の文字”の使い方なんて、
もう胸キュン!(笑)
20秒の勇気とか、もう~!!

いたって普通のお父さんを演じる
マット・デイモンも、
お色気なしのスカーレット・ヨハンソン嬢も
とてもよかった!
二人とも、今までの役の中でも、かなり好きです。

動物園の味のあるスタッフの人たちも
(おおっ!!!おサルを肩に乗せてたの、
「あの頃ペニー・レインと」のパトリック・フュジットだったの?!
予備知識なくて気づかなかったよー!!)
ベンジャミンのお兄さんもいい人。
(トーマス・へイデン・チャーチとマットの
兄弟は、納得しちゃうナイス・キャスティング!
ベンジャミンとディランの親子もなんとなく似てるし。)

そしてそして、亡くなった奥さんも、
なんてできた人なんでしょう。
そりゃ痛手からなかなか立ち直れないよね・・・。

亡くなった愛しい人を忘れるのではなく
ともに心の中で生きていくことが大事。
前を向いてね。

キラキラと輝く陽射し、優しい人たち
がんばっても、うまくいかないこともある。
でも、ぜんぶひっくるめて人生。
それが私の好きなキャメロン・クロウ節!

夢の実現、家族の再生、父と息子の確執、
ピンチの末に訪れる素敵な結末・・・
そう、これまた私の大好きな
「フィールド・オブ・ドリームス」
彷彿とさせる映画でもありました。

この映画を観て動物園に行きたくなった私は
とても単純・・・Why not?!

ところで、いつも奥さんのナンシー・ウィルソンが
音楽を担当していたのに、なんで違う人が?と
思ったら・・・離婚されてたんですね。
残念。
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6 コメント

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それが映画 (悠雅)
2012-06-14 09:21:34
おはようございます。
映画館でお金払って観て、大満足できるのは本当に幸せなことですよね。
たとえ、少々ベタでも邦題にも少々難があっても、
「幸せ」と冠されるだけで、きっとハッピーな気持ちで帰れるだろうと思うと、
それだけで気持ちが前向きになりますもん。
もしかしたら、これが一番好きかも、と思うキャスティングや、素敵な音楽、
親子や少年少女の想い、可愛い動物たち…といろんなものが込められて、
「いい映画を観たなぁ」と心が温かくなる、愛すべき作品。
厳しい現実や、想像を絶する世界を描く映画も絶対必要だけど、
一方で、こういう映画を時々観たくなるもので、
今回これに出会えてよかったと素直に思いました。
返信する
Unknown (choro)
2012-06-14 22:16:20
そうそう、展開はベタでもやっぱり感動させられますよね~
とにかくロージーが可愛くて可愛くて、彼女を見ているだけでも癒されますね。

マットもスカ嬢も大好きなので、ストーリー共々存分に楽しめました!

いい映画に出会えると幸せな気分になれますね♪
返信する
映画のよさ (kino)
2012-06-15 00:31:50
>悠雅さん
コメントありがとうございます!
そうですね、世知辛い世の中、せめて映画を見ている間、
そして観た後、幸せな気分になれるのは嬉しいです。
それが映画のよさだなぁ・・・と。

この映画も、予想通りではあるけれど、
振りかけられたさまざまな魔法のスパイスで、
忘れ難い素敵な映画になっていると思います。
映画館で観てよかった!
返信する
幸せをありがとう! (kino)
2012-06-15 00:35:05
>choroさん
ほんと、映画館に観に行った甲斐がありました。
ロージー、ほんとに可愛かったなぁ~。
でも、7歳よりは幼いですよね?ちいさいし(笑)

キャメロン・クロウはいつも私のツボにぴたりとハマってくれます。
これもDVDでたら買おう~っと!
返信する
確かに。 (iruka)
2012-06-16 07:42:53

邦題なんか、ベタすぎ。(笑)
キャメロン節、出てましたね~。
窓の文字、あれステキでした。
ローマ字全部そろえているのかなって余計なこと考えたりもしましたが。w
でも、素直にどっぷり浸かって、幸せ感味あわせていただいた感じです。
良かったです。
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映画っていいですね! (kino)
2012-06-17 00:14:09
>irukaさん
こういう映画に出会えると、”ああ~映画っていいなぁ”と
思えるんですよね。
実話に基づいている、というところも良いです。
思い出しては幸せな気分になれる、なんて久しぶり。
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