先日原作を読んで、映画を観るのを楽しみにしていました。
(原作の感想は → コチラ)
「下妻物語」の監督で、撮影中には主演の中谷美紀さんと
激しい衝突があったこと、彼女がこの役に惚れ込んでいることなど
話題にも事欠きませんでした。
うーん スゴイ映画だ。
百花繚乱・波乱万丈・阿鼻叫喚・・・
原作の暗くて重い、だけど惹きつけられる松子の一生が
大筋どおり描かれていましたが、とにかくキッチュ&シュール!
CGで小鳥や花が舞い、ミュージカルになったり、と目まぐるしく展開します。
中谷美紀さんって、今まであまり好きじゃなかったんだけど
「力道山」で 凛とした上品さを見せて、かなり好きになりました。
そして、今回、その美しさに見入ってしまいました。
時代を映すヘアスタイルやファッション、どれも似合ってて綺麗!
コミカルなところから、晩年の不幸な姿まで、体当たりでした。
さらに!松子の恋人たちをはじめとする出演者が豪華!!
あんまりテレビを見ない私でも、観た事ある人ばっかりで。
(だからって、後ろの席のオッチャン、オバチャン、いちいち
”あ、ゴリエや!””ひとりとかいう奴やな"と言うのはやめて欲しい)
しかし、風俗嬢としての松子の活躍(?)が
BONNIE PINKのあの歌に乗って さらっと描かれるだけだったのは
ちょっと肩透かし・・・いや、期待してたわけじゃないですが(笑)
刑務所での日々と美容師免許までの道も、AIの歌でさらっと。
ああー また原作と比べてしまったらダメだと思いつつも、
やはり、あれだけの内容を2時間の映画にまとめるのは
難しいんだろうな・・・と思わずにいられません。
もちろん、愚直で平凡な女が愛を求める濃い一生を、
悲惨なだけでなく、優しさももって描かれていることには
間違いないんだけど・・・。
原作にも増して、松子の生き方が場当たり的で、
学習能力がないことに苛立ちを感じてしまったりもしました。
男を観る目や運はないけど、松子だってすごく努力して、
その道の一流となったわけです。
頭のよさ、順応能力の高さももっと描いてあげて欲しかったし。
たぶん、私が原作を読んで 松子に入れ込んでしまったのは、
マジメで突発事項に出会うと対応しきれないところや、
思い込んだら一直線、なところ、ヤルなら完璧を目指してしまうところが
自分と似てると思ったからかなぁ。
監督、スタッフ、役者さん・・・独自のセンスで出来上がった
この”松子ワールド”は素晴らしいし、
映画館で観てよかった!と思える映画だし、
またDVDでじっくり観たいくらい面白かったです。
でも、本を読んだ時の 胸の痛さや気持ちの昂ぶりはなかったな。
すみません、どっちつかずの感想で。
谷原章介の歯はまぶしかった・・・ということで。
(原作の感想は → コチラ)
「下妻物語」の監督で、撮影中には主演の中谷美紀さんと
激しい衝突があったこと、彼女がこの役に惚れ込んでいることなど
話題にも事欠きませんでした。
うーん スゴイ映画だ。
百花繚乱・波乱万丈・阿鼻叫喚・・・
原作の暗くて重い、だけど惹きつけられる松子の一生が
大筋どおり描かれていましたが、とにかくキッチュ&シュール!
CGで小鳥や花が舞い、ミュージカルになったり、と目まぐるしく展開します。
中谷美紀さんって、今まであまり好きじゃなかったんだけど
「力道山」で 凛とした上品さを見せて、かなり好きになりました。
そして、今回、その美しさに見入ってしまいました。
時代を映すヘアスタイルやファッション、どれも似合ってて綺麗!
コミカルなところから、晩年の不幸な姿まで、体当たりでした。
さらに!松子の恋人たちをはじめとする出演者が豪華!!
あんまりテレビを見ない私でも、観た事ある人ばっかりで。
(だからって、後ろの席のオッチャン、オバチャン、いちいち
”あ、ゴリエや!””ひとりとかいう奴やな"と言うのはやめて欲しい)
しかし、風俗嬢としての松子の活躍(?)が
BONNIE PINKのあの歌に乗って さらっと描かれるだけだったのは
ちょっと肩透かし・・・いや、期待してたわけじゃないですが(笑)
刑務所での日々と美容師免許までの道も、AIの歌でさらっと。
ああー また原作と比べてしまったらダメだと思いつつも、
やはり、あれだけの内容を2時間の映画にまとめるのは
難しいんだろうな・・・と思わずにいられません。
もちろん、愚直で平凡な女が愛を求める濃い一生を、
悲惨なだけでなく、優しさももって描かれていることには
間違いないんだけど・・・。
原作にも増して、松子の生き方が場当たり的で、
学習能力がないことに苛立ちを感じてしまったりもしました。
男を観る目や運はないけど、松子だってすごく努力して、
その道の一流となったわけです。
頭のよさ、順応能力の高さももっと描いてあげて欲しかったし。
たぶん、私が原作を読んで 松子に入れ込んでしまったのは、
マジメで突発事項に出会うと対応しきれないところや、
思い込んだら一直線、なところ、ヤルなら完璧を目指してしまうところが
自分と似てると思ったからかなぁ。
監督、スタッフ、役者さん・・・独自のセンスで出来上がった
この”松子ワールド”は素晴らしいし、
映画館で観てよかった!と思える映画だし、
またDVDでじっくり観たいくらい面白かったです。
でも、本を読んだ時の 胸の痛さや気持ちの昂ぶりはなかったな。
すみません、どっちつかずの感想で。
谷原章介の歯はまぶしかった・・・ということで。
いつもTB&コメントありがとうございますm(__)m
>松子の一生が大筋どおり描かれていましたが、とにかくキッチュ&シュール!
原作の内容はつかず離れず、しかもやっぱり中島流にしっかりデフォルメされて面白い作品になっていました^^
原作どおり撮れる監督がいたら尊敬に値しますよ(笑)?!
あの歌、頭のなかを回っていませんか(笑)?
おはようございます。
こちらこそ いつも楽しませてもらってます!
そうですよね、あの原作を描ききったところは
素晴らしいと思います。普通に作ったら悲惨だし長いし・・・(笑)
映画は映画で好きです!
あの歌、グルグル回ってます。
♪まーげーてー のーばーしーてー♪
そして根本的に小さいときに親に愛されたかどうか?がこんなににも人の一生を左右してしまうものかと、改めて思いました。
前から見ていたポスターだけでも、なんかイメージ違うなーーーと思っていたので、映画を見ると、本当に、びっくり。
こうなったんだ!!って思いました~(^^)
でも、がっかりしたわけではなくて、面白かったのだから、やっぱりこの監督って、すごいのね~~。
私は、松子の、何事にも一生懸命な姿勢が大好きです(^^)。私も、筋トレしようかな~~
私、みんながこの歌を口ずさんでるシーンで泣いてました。
松子が関わった人全てに残した歌なのねー。。。って。(勝手な解釈ですかね ;^_^A)
私、松子さんが独り(孤独)に耐えてる部分に妙に感情移入してしまって・・・
いろんなシーンで泣いてました。
実はですね
これは観ようかレンタルにしようか決めかねてたんですよ。
kinoさんの書き込みを読んで(原作をイッキに読んでしまった・・ってやつです)観ることに決めました。
いろんなジャンルの人達があっちにもこっちにも出てて・・・ 得した気分でした。
私の後ろで見てた親子3人(父・母・娘)なんですが 娘さんは小学生でしたよ。(!)
始まる前から「大丈夫かなー?」なんて人ンちのことなのにドキドキしてしまいました。(^^ ;
まぁ、ダ・ヴィンチほどでないにしても(笑)あの長編を2時間にするとなるとどうしても細かい描写は省くことになりますよね。
どの人物もさわりだけしか映画では描かれてないわけで・・・
でも、こういう作風に仕上げるって凄いですよね!
私もびっくりの連続で2時間あっと言う間でした。飽きさせない展開には変わりありません。
一度観たら忘れようにも忘れられないインパクトの映画です!
ほんと、最近私はついつい原作と映画を比べてしまうので、
別物と考えて、それぞれの良いところを認めよう、と
思っているんだけど・・・。
親の愛を十分に受けられなかったことが
そもそもの始まりだったんですよね。
しかし、お母さんの影薄かったなぁ・・。
>kuuさん
うんうん、原作とは雰囲気ぜんぜん違うけど、
かえってよかったかも・・・と思う部分もあります。
あまりに辛いもんね。
いつも一生懸命な松子、不幸だけど輝いてました。
>すみさん
あのラストのところ、よかったです(涙)
みんな松子を愛してたよね・・・。
豪華な出演者を見てるだけでも楽しめました!
伊勢谷友介・・・こんなにカッコイイのに森田さん・・・(まだ言うか!)
えっ 小学生?親は何を思って見せてるのか??
レイティングでは親と一緒だったらいいんだけどさ。
>choroさん
この原作は本当にノンストップでした!
読み終わってあんなに気持ちが昂ぶったのは久々。
あれを こういう解釈で映画にした、というセンスは
スゴイですね、素直にそう思います。
あの映像、ちょっと中毒性があるかも・・・。
「嫌われ松子の一生」でぶっ飛んだからこれからは怖いものナシなのかな?^^
「力道山」にも出てたんですね。これは観れなかったんでレンタルを待ちます。
だけど太って年取っても顔はキレイだったな~。
これは意図的に特殊メイクを避けたんですかね?
>伊勢谷友介
ホント、かっこいいですよねぇ。なのに森田忍だー!(笑)
この人に興味を持ったんで過去の作品を借りてみたんです。「カクト」ってやつ。
なんと 伊勢谷友介監督・脚本・主演でした。
(加瀬亮も出てました)
出来具合としては青いなぁ~ って感じでしたが悪くはなかったです。^^
香川照之と寺島進も出てるんですよ。
すいません。ちょっと話が脱線してますね。(^^ ;
中谷さんって、おしとやかでか弱いかんじがあったんですが
(あんまり映画とかドラマ観なかったので)
私の中では、この松子でイメージ一新って感じがします。
あー 伊勢谷さんの映画のこと、聞いたことある!
アートっぽい映画かなぁと思ってました。
こないだ読んだインタビューでも”監督がしたい”って言ってました。
森田さんにはかっこよすぎるんだよなぁ・・・(笑)
またTBさせていただきましたです☆
原作、ほんとノンストップらしいですねぇ。
一緒に見に行った相方が、すぐさま買ってきて一晩で上下巻読破してました。
kinoさんの言うように、映画で描ききれてない部分がたくさんあって、
映画に対しても、観た直後とはまた違った感想を持ったと言っておりました。
あたしも読みたいんだけれど、
まずは今取り掛かってるダヴィンチを終えんと・・・。
伊勢谷、ほんっとかっこEー!ですよねー。
あたしは「Distance」の頃からのファンなのですが、
ますます惚れた。
今日はこれから伊勢谷主演の「雪に願うこと」を観に行ってきます♪