10月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1288
ナイス数:173
私たちの世代はの感想
コロナの始まりに小3だった冴と心晴、2人の女の子の生活がそれぞれの視点と時代で大人になるまで描かれる。はじめは誰の話でどうなってるのか戸惑ったが(実はわかりやすいマークがついていた!)徐々にわかってきてページを捲る手が速くなった。こんなふうに過ごした(現在進行形で)子供たちもたくさんいるんだろう。どんな時代も、人と人の関わりから生まれるあたたかい気持ちが心を支えてくれる。踏み出す勇気を後押ししてくれる。「せっかく待ってる明日やその次やもっと先を、心晴ちゃん何かの瞬間に見捨ててしまわないかなって。」
読了日:10月22日 著者:瀬尾 まいこ
十戒の感想
前作「方舟」ブームに乗せられて読み、今回もやっぱり読んでしまった。個人所有の小さな無人島で起きた殺人事件。犯人の指示によってそこに足止めされた9人。その中の誰かが犯人だが、それを詮索することは許されない…。犯人は「別班」なんか?!と思ったわ(笑)最後まで読んで、そういうことか!と。イッキに読めたけど、うーん、やっぱり自分は殺人事件ものは向いてない。
読了日:10月20日 著者:夕木 春央
青瓜不動 三島屋変調百物語九之続の感想
おちかのお産を間近に控えて、何も手につかない三島屋の人々。百物語もお休み中。そこへやってきた語り手は…。昔の人々の暮らしに思いを馳せる。特に自由のなかった女の人たちを。今の世で気楽に生きてる私は幸せだ。「人は誰でも、一生に一つの物語を綴りながら生きている。時にはそれを語りたくなる。幸福の儚さを、情愛の美しさを、失われゆく魂の尊さを、全てを焼き尽くしてもなお燻って残る憎悪のしぶとさを、許し合う心の豊かさを。」大好きなシリーズ、まだまだ読みたい。
読了日:10月11日 著者:宮部 みゆき
わたしたちに翼はいらないの感想
同じ地方都市で生まれ育ち、大人になってもそこで暮らす男女3人が主人公。中学時代のスクールカーストやいじめの描写がつらく、抉られる。決して明るくハッピーな物語ではないけれど、こういうこと、誰とも話せない。「暗い。真面目。過去はもう忘れて前向きに。」なんて言われて、いじめた側はなんら罰を受けることもなく幸せに暮らしている。寺地さんの物語にはよく、自分の軸を持っていて人に阿らない、きっぱりとした人が出てくる。それも良し悪しだと思うが、「友達」という言葉に縛られなくても良い関係を築くことはできる、と教えてくれた。
読了日:10月05日 著者:寺地 はるな
読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1288
ナイス数:173
先月は、本当に楽しみにしてた寺地はるな先生のサイン会に行けなくて(コロナ😱)泣きました🥲
でも、Twitterでボヤいたら寺地先生からお返事いただけたので、我慢して次の機会に備えます!
私たちの世代はの感想
コロナの始まりに小3だった冴と心晴、2人の女の子の生活がそれぞれの視点と時代で大人になるまで描かれる。はじめは誰の話でどうなってるのか戸惑ったが(実はわかりやすいマークがついていた!)徐々にわかってきてページを捲る手が速くなった。こんなふうに過ごした(現在進行形で)子供たちもたくさんいるんだろう。どんな時代も、人と人の関わりから生まれるあたたかい気持ちが心を支えてくれる。踏み出す勇気を後押ししてくれる。「せっかく待ってる明日やその次やもっと先を、心晴ちゃん何かの瞬間に見捨ててしまわないかなって。」
読了日:10月22日 著者:瀬尾 まいこ
十戒の感想
前作「方舟」ブームに乗せられて読み、今回もやっぱり読んでしまった。個人所有の小さな無人島で起きた殺人事件。犯人の指示によってそこに足止めされた9人。その中の誰かが犯人だが、それを詮索することは許されない…。犯人は「別班」なんか?!と思ったわ(笑)最後まで読んで、そういうことか!と。イッキに読めたけど、うーん、やっぱり自分は殺人事件ものは向いてない。
読了日:10月20日 著者:夕木 春央
青瓜不動 三島屋変調百物語九之続の感想
おちかのお産を間近に控えて、何も手につかない三島屋の人々。百物語もお休み中。そこへやってきた語り手は…。昔の人々の暮らしに思いを馳せる。特に自由のなかった女の人たちを。今の世で気楽に生きてる私は幸せだ。「人は誰でも、一生に一つの物語を綴りながら生きている。時にはそれを語りたくなる。幸福の儚さを、情愛の美しさを、失われゆく魂の尊さを、全てを焼き尽くしてもなお燻って残る憎悪のしぶとさを、許し合う心の豊かさを。」大好きなシリーズ、まだまだ読みたい。
読了日:10月11日 著者:宮部 みゆき
わたしたちに翼はいらないの感想
同じ地方都市で生まれ育ち、大人になってもそこで暮らす男女3人が主人公。中学時代のスクールカーストやいじめの描写がつらく、抉られる。決して明るくハッピーな物語ではないけれど、こういうこと、誰とも話せない。「暗い。真面目。過去はもう忘れて前向きに。」なんて言われて、いじめた側はなんら罰を受けることもなく幸せに暮らしている。寺地さんの物語にはよく、自分の軸を持っていて人に阿らない、きっぱりとした人が出てくる。それも良し悪しだと思うが、「友達」という言葉に縛られなくても良い関係を築くことはできる、と教えてくれた。
読了日:10月05日 著者:寺地 はるな
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