目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

2月に読んだ本

2017年03月03日 | 読書

2017年2月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1728ページ
ナイス数:235ナイス

今月は図書館のリクエストがどんどん回ってきて

がんばって読んだつもり・・・。


何様何様感想
情けないことに「何者」の細部をきれいさっぱり忘れている。読んだときは面白くて、直木賞も当然!と思ったのに。その「何者」のアナザーストーリーということだけど、ほとんど新たな短編集として読んだ。気持ちが入っていかなくて、上っ面を読んだだけに終わってしまった…。
読了日:2月28日 著者:朝井リョウ


朝からスキャンダル朝からスキャンダル感想
週刊誌の連載ということで、そのときどきの巷の話題を取り上げた短いエッセイ。酒井さんらしい。あいかわらずの鋭い洞察力と的確なたとえ!同年代の自分にはすごく面白いけど、若い人にはついていけない感じになってきてるのでは?!と少し心配に(笑)
読了日:2月28日 著者:酒井順子

 


朝が来るまでそばにいる朝が来るまでそばにいる感想
夜中に読むには少し気味悪い短編集。死の臭いが濃く漂う重く暗い物語。私は霊感がないので、暗がりですすり泣く気配など感じたこともないけれど、この世に思いを残して死んだのち、愛しい者を一緒に連れていこうとする死者は哀しく切なくも恐ろしい。でも、この本を読むと、生と死は朝と夜のように、ひとつづきの、境目の曖昧なもののように思える。
読了日:2月13日 著者:彩瀬まる


手のひらの京手のひらの京感想
京都が舞台の、三姉妹のお話。正直、どこかで読んだような家族の日常と問題が描かれているけど、イマドキな感じで読みやすかった。綿谷さんって京都の人やったんや。知らんかった。読んでいて、あまり京都っぽさを感じなかったので…。「伝統芸能いけず」とか笑いましたけど。三人姉妹の描写はリアルで(京おんならしいかどうかはちょっと不明)、みんな幸せになって欲しいと思った。
読了日:2月9日 著者:綿矢りさ


東京タラレバ娘(7) (KC KISS)東京タラレバ娘(7) (KC KISS)感想
ドラマ化は最初チラッと観ただけです(笑)そーかー!そーきたかー!平凡な幸せ、ダメですか?ドラマチックを求めて今まで失敗してきたんじゃないの?第1巻を読んだ時、「王道な漫画チック展開はいいから、このまま辛辣でいってくれ!」と思いましたが、やっぱり世の女性をうっとりさせるドラマチック展開に落ち着くのか?最後に落とすのか? それにしても1冊の厚みが薄い…。
読了日:2月8日 著者:東村アキコ


マカロンはマカロン (創元クライム・クラブ)マカロンはマカロン (創元クライム・クラブ)感想
久しぶりのビストロ・パ・マル!美味しい料理がお客さんのエピソードと深く結び付いている、というのがいいですよねー。時にそれは幸せな出来事だけではなかったりもするのですが…。五感はそれぞれひとつでも、記憶を呼び起こすものだけど(香りとか音楽とか)、料理ってその五感フル稼働ですもの、忘れられないですよね。今回もとても面白かったし、美味しそうでした。続編待ってます。
読了日:2月8日 著者:近藤史恵


上流階級 富久丸(ふくまる)百貨店外商部上流階級 富久丸(ふくまる)百貨店外商部感想
元百貨店勤務としては、興味あるお仕事小説。家庭外商という特殊な仕事。芦屋に代表される阪急沿線が商圏だと、さもありなん、と納得できる世界。 一般庶民の想像を超えたお金持ちっているところにはいるのです。売り場の販売員から出世して、それなりの仕事をしていこうと思ったら、定休日もない今、そりゃまともな休みもとれないし、中も外も自分を磨かないといけないし、姑の理解を得るのは難しいでしょう。 それにしても、百貨店の男性はぴしっとしててスーツが似合って当たり前。商売道具ですから。(現実は・・・・笑) 続編も読もう。
読了日:2月1日 著者:高殿円



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