友達の強力なオススメにより、初めて読んだいしいしんじ
不思議なお話を書く人でした・・・。
「トリツカレ男」(いしいしんじ / 新潮文庫)
タイトルだけ聞くと、SFか不条理ものを想像してしまうけど
児童文学?ファンタジー?でした。
だいたい、”いしいしんじ”という名前が、
”いしいひさいち”を連想させ、コテコテなオッチャンの
ベタな小説を想像してしまってて、どうも読む気になれず。
でも、読むと、ハマってしまいました。
電車の中で読んで、泣きそうになりました。
”トリツカレ男”は、いろんなことに取り付かれて
夢中になってしまうジュゼッペという男のことです。
オペラや三段跳び、外国語習得やサングラス集め・・・
夢中になったらそればっかり、わき目もふらず、その道を極めます。
う~む ひとつのことに熱中したらとことんそればっかり、な
私としては身につまされるところもあるなぁ・・・。
それでもはじめは、”なんじゃこの物語?子供向け?”と
あまり読み進む気がしなかったのですが、
ジュゼッペが”ペチカ”という女の子に取り付かれたところから
いきなり私好みの展開になっていくんです!
外国からきた、可愛らしい、でも寂しそうなペチカのことを
ジュゼッペは仲良しのハツカネズミに探ってもらいます。
そして、ペチカの笑顔を曇らせるものは何か?と
つきとめようとします。
その一途さたるや、まさにトリツカレ男。
(ストーカーじゃないのよ!!)
寝ても冷めてもペチカのこと。
ペチカのためにひたすらに・・・。
後半、とってもとっても切なくなって、
ジュゼッペ・・・なんでそこまで??と
思ってしまうのだけど、トリツカレてるんだから仕方ない。
それがトリツカレ男なのだから。
こんなに純粋に、自分の持てるものすべてを捧げても
愛することができるのは 幸せなことですね。
いいお話でした。
何かにトリツカレることは無駄じゃないんだ!
どんなことにも意味があって 役に立つことがあるのだ!!
ほっこりと心があたたまりますよ。
冬に読むとピッタリかも。
友達に借りたこの本、自分でも買いました。
あっというまに読める本です。
何度でも読みたい本になりました。
いしいしんじ・・・今まで知らなかったけど
他の本も是非読んでみよう。
ちょっと宮澤賢治を思わせるような物語です。
不思議なお話を書く人でした・・・。
「トリツカレ男」(いしいしんじ / 新潮文庫)
タイトルだけ聞くと、SFか不条理ものを想像してしまうけど
児童文学?ファンタジー?でした。
だいたい、”いしいしんじ”という名前が、
”いしいひさいち”を連想させ、コテコテなオッチャンの
ベタな小説を想像してしまってて、どうも読む気になれず。
でも、読むと、ハマってしまいました。
電車の中で読んで、泣きそうになりました。
”トリツカレ男”は、いろんなことに取り付かれて
夢中になってしまうジュゼッペという男のことです。
オペラや三段跳び、外国語習得やサングラス集め・・・
夢中になったらそればっかり、わき目もふらず、その道を極めます。
う~む ひとつのことに熱中したらとことんそればっかり、な
私としては身につまされるところもあるなぁ・・・。
それでもはじめは、”なんじゃこの物語?子供向け?”と
あまり読み進む気がしなかったのですが、
ジュゼッペが”ペチカ”という女の子に取り付かれたところから
いきなり私好みの展開になっていくんです!
外国からきた、可愛らしい、でも寂しそうなペチカのことを
ジュゼッペは仲良しのハツカネズミに探ってもらいます。
そして、ペチカの笑顔を曇らせるものは何か?と
つきとめようとします。
その一途さたるや、まさにトリツカレ男。
(ストーカーじゃないのよ!!)
寝ても冷めてもペチカのこと。
ペチカのためにひたすらに・・・。
後半、とってもとっても切なくなって、
ジュゼッペ・・・なんでそこまで??と
思ってしまうのだけど、トリツカレてるんだから仕方ない。
それがトリツカレ男なのだから。
こんなに純粋に、自分の持てるものすべてを捧げても
愛することができるのは 幸せなことですね。
いいお話でした。
何かにトリツカレることは無駄じゃないんだ!
どんなことにも意味があって 役に立つことがあるのだ!!
ほっこりと心があたたまりますよ。
冬に読むとピッタリかも。
友達に借りたこの本、自分でも買いました。
あっというまに読める本です。
何度でも読みたい本になりました。
いしいしんじ・・・今まで知らなかったけど
他の本も是非読んでみよう。
ちょっと宮澤賢治を思わせるような物語です。
何故か「いいかんじ」と読んでしまった!
何がイイ感じなんだろうと思ったら、
人の名前であった!
というわけで、知りませんでした。
見てみまする!
私も結構、とりつかれ女子、であるような
気がいたします。
ははは 似てるかも、いいかんじ。
私も全然知らなかった作家さんでした。
(朝日新聞で連載してるって言ってたなぁ)
児童文学というか なんというか 不思議なお話です。
トリツカレることは無駄ではないのですよ!!
私もトリツカレ女子です!
やっぱりkinoさんもオススメですか。
こりゃ読んでみるかなぁ。
何でも器用に広く浅くこなすヒトがいます。
それはそれで素晴らしいなぁ、何にでも好奇心旺盛でソツがなくて・・・と感心はするのですが、
私が本当に惹かれるのはこのトリツカレ男みたいな不器用だけど1つのコトに一生懸命なヒトですね。
こういうタイプって極めすぎて失敗しちゃったりするんだけどその一途さはステキだと思います。
知る人は知っている「トリツカレ男」なのですね。
文庫で362円、薄い本です。
素敵なお話なので 機会があったら是非!!
ジュゼッペの純粋さ、無償の愛の深さは真似できないけれど
ひとつのことに打ちこむことが 彼のようにいつか役にたてば良いのにな。
なかなか気がひけますが、
文庫本だったらどんどんお薦めできますよね。
kinoさんの書評を読んで、
私も読んでみたくなりましたし、
もっと多くの人にしってもらえたらと思い
前代未聞ですが(笑)
読む前にTBさせてください。
あいかわらずでごめんなさい。
無償の愛にまもられたいnaomiでした(哀)
naomiさんのところで読む前に、職場で気になっておりました。(^^ゞ。。
と言うことで、アマゾンチェック、いたします。(^_^)b
感動はどんどん共有したいものです。(^^ゞ
なおみっちに誘われて、
久しぶりにお邪魔虫。
すぐにトリツカレが消えるミミヅク。
トリツカレ男に弟子入りしたい。
記事だけで気に入ってくださって嬉しいですわー。
もうお読みになったかな??
ガッカリ・・・ってことはないとは思うのだけど
想像と違いましたか?
ジュゼッペのような人は生きにくいかもしれないけど
羨ましくもあります。
>さとさん
ははは そういわれてみれば 鶏カツにしか見えない(笑)
私も好きです。
薄い文庫本なので読んでもソンはないと思いますよ!
子供さんにも・・・。
>ミミヅクさん
情熱を燃やしてトリツカレルことも時に必要かもっ?!
そればっかり、というのも、寿命がちぢまりそうな
濃い生き方ですが・・・。
知ってはいたんですが、他は知らず。。
もうやめられてしまったブロトモさんがお好きで、
よくとりあげられてました。。読んでみます!!!
いしいしんじさん、友達は”ごはん日記”から
入ったらしいんですが、ぞっこんです(笑)
で、私も半ば無理矢理、本を託されたのですが、
読んでよかったーと思いました。
知らない作家さんが本当にたくさんいます。
まずは薄くて読みやすいこの本からいかがでしょう?