目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

7月に読んだ本

2011年08月02日 | 読書

7月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:3802ページ
ナイス数:92ナイス

ユリゴコロユリゴコロ
寝る前に読み始めたら途中でやめるわけにいかず読了。夜中に読むのはちょっと怖いところもあったけれど、あらすじから想像していたほどではなかった。罪と赦しと生と死と・・・なるべくしてそうなった、という抗いがたい運命のうねりを感じた。それにしても・・・自分の実家の押入れで家族の誰かが書いたと思しきあんなノートを見つけたら、顔を合わせる勇気がない。
読了日:07月31日 著者:沼田 まほかる


オーダーメイド殺人クラブオーダーメイド殺人クラブ
最近読む小説で女子中学生が出てくると、必ず友達関係が最重要事項で、ホントにドロドロで胸が痛むのだけど、これが今の中学なの?こわっ。劇的に殺されることでしか自分に価値を与えられないと考える女の子と平然と応じる男の子。物騒な話だけど今の大人の自分から見たら、青臭さに身悶えしそうに自己陶酔的で非現実的で可愛らしさすら感じる。でも、あの頃の痛みや揺れ動く壊れそうな心にも覚えがあるだけに、ハラハラしながら読み進んだ。結末とラスト、私はとても好きでした。
読了日:07月31日 著者:辻村 深月


三つの名を持つ犬三つの名を持つ犬
読みやすくてイッキに読めたけれど、読んだあと釈然としない思いが残った。帯の「最上の泣けるミステリー」は看板に偽りアリだよなぁ。どこが泣けるというのか?そうか、犬たちがあまりにも可哀想で泣けるのか!!
読了日:07月29日 著者:近藤史恵


なずななずな
淡々ときわめて普通の毎日が描かれているけれど、3ヶ月の赤ちゃんを観察する臨時パパの目は鋭く繊細で緻密。私は自分の子供がこれくらいのとき、こんな風に感じたり見たりする余裕は全くなかった。些細な変化も見逃さないこんな目をもって、あの頃に戻ってみたい・・・。”イクメン小説”だとか言われてるけど、実際に乳児を育ている真っ最中の人にこんな余裕があるだろうか????
読了日:07月27日 著者:堀江 敏幸


ZUCCA×ZUCA(1) (モーニングKCDX)ZUCCA×ZUCA(1) (モーニングKCDX)
モーニングに時々載るのが気になってたので祝・単行本化!ヅカファンじゃないのにとっても理解できてしまう世界。このセンス、好きだなーと思っていたら東村アキコさんのアシさんだったんだね。面白かったです。もし周りにヅカファンがいたら薦めてあげるのに。
読了日:07月25日 著者:はるな 檸檬


3月のライオン 6 (ジェッツコミックス)3月のライオン 6 (ジェッツコミックス)
漫画なのに、自分に何もできないことがもどかしく思えるほど、今回も胸の痛いお話だった。でも、きっときっと心から笑えるときがくると信じてるから・・・。がんばれ!!!
読了日:07月24日 著者:羽海野チカ


スピカ 〜羽海野チカ初期短編集〜 (花とゆめCOMICSスペシャル)スピカ 〜羽海野チカ初期短編集〜 (花とゆめCOMICSスペシャル)
私の激愛漫画、「ハチクロ」の羽海野チカさん初期短編集。切なくて痛々しくて、でも優しくて強い人たち。心の奥の感情をこんなにも繊細に描ける羽海野さんは本当にすごいといつも思う。作品を読むたび、この作家さんに出会えたことを心から幸せに思う。印税を全て震災の義援金とされることも、羽海野さんらしいなぁ・・・と思うのでした。
読了日:07月22日 著者:羽海野チカ


ウエディング・ベルウエディング・ベル
このタイトルじゃ、堂々のウェディングを期待しますよねぇ・・・。児島くんの祖母ちゃんあたり、もっと活躍してくれるのかと思ったのに。児島くんにもいいとこナシ。乗りかかった船なので(?)、完結するまで読みますけれども。
読了日:07月18日 著者:五十嵐 貴久


紫式部の欲望紫式部の欲望
あの「源氏物語」もこういう視点で読めば現代にも通じるもんだなぁ・・・。小学生か中学生の頃に読んだけどさっぱりわからなかった。いや、わかる方がおかしいというか(笑)酒井さんのように原文で、なんていうのはとてもとても無理なので、とりあえず「あさきゆめみし」でも読み返してみようかと。
読了日:07月15日 著者:酒井 順子


ミッキーかしましミッキーかしまし
最近、気になる作家の1人となった西さん。エッセイも面白かったです。図書館で噴き出してしまった。この大阪的ノリ、全国的に通用するんでしょうか。
読了日:07月09日 著者:西 加奈子

もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら (幽ブックス)もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら (幽ブックス)
こういう体験には無縁の私にはフィクションにしか思えないエピソードの数々でした。でも淡々と事実を書いてあったので、全く怖い話ではなかったし、こんなこともあるのかも・・・と思わされました。
読了日:07月09日 著者:工藤美代子


愛しの座敷わらし愛しの座敷わらし
映画化というので読んでみました。ほほえましいお話でした。家族それぞれがよく描かれていて感情移入できた。それにしても、最近いろんな小説を読んでいても登場する設定、中学生って友達関係が大変なんだね・・・。映画化となると・・・座敷わらしちゃん、どうなるんだろう。この子だけCG処理???この子の愛らしさが一番の肝だと思うのだけど。
読了日:07月08日 著者:荻原 浩


コンビニたそがれ堂 星に願いを (ポプラ文庫ピュアフル)コンビニたそがれ堂 星に願いを (ポプラ文庫ピュアフル)
歴史に名を残すような人物でもない、平凡な自分が生きてる意味ってなんだろう?って考えたことがある人、多いんじゃないかな・・・私もそうなんですが。だから「本物の変身ベルト」は泣けました。この主人公のような気持ちで生きていけたら素敵だと思います。
読了日:07月06日 著者:村山 早紀


コンビニたそがれ堂―奇跡の招待状 (ポプラ文庫ピュアフル)コンビニたそがれ堂―奇跡の招待状 (ポプラ文庫ピュアフル)
前作の児童書の趣とはかなり異なり、長編シリアスでオカルトめいたお話だったので少し戸惑いました 。”コンビニたそがれ堂”の印象が薄かった気がします。「魔法の振り子」、とても素敵なお話だったけど、そのラストで良いのかなぁ・・・?
読了日:07月04日 著者:村山 早紀

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