目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

「大阪ハムレット」 生きてるとイロイロあるけど

2010年06月10日 | 映画タイトル あ行
なかなか映画館に足を運んだり
レンタルしたりしないような、
でも興味ある映画が見られるのがWOWOWのいいところ。

「大阪ハムレット」(2008年・日)

森下裕美さんの漫画が原作で、
今夏、アニメ化もされるようです。

大阪の下町に暮らす久保さん一家。
そのお父ちゃん(間寛平)が急死し、
お母ちゃん(松坂慶子)と3人の男の子が
遺される。そこにお父ちゃんの弟という
オッチャン(岸部一徳)が現れ・・・

この久保家の面々が個性的。
オッサン臭い長男(中学生なのに大学生で通る)
ヤンチャな次男
女の子になりたい三男。
その子たちをおおらかに見守るお母ちゃん。
頼りないながら、支えるオッチャン。

世間の目を気にせずに
わが道をゆく、というのはとても難しいこと。
生きてるとイロイロ悩みや苦しいことや
どうにもならんと思えるピンチも訪れる。

旦那さんが亡くなってすぐ
その弟と同居し、水商売のバイトをしてる
べっぴんなお母ちゃんも、
女の子になりたい男の子も、
辞書をひきひき「ハムレット」を読む次男も、
大学生と偽って女子大生と恋する長男も
思い悩む夜もある。

シリアスで暗い話にもなりそうな出来事も
あっけらかんと明るく描かれます。

生きてるだけで儲けもん。
どうせやったら笑って暮らした方がええやん。

と思える映画でした。
前向きやねー。
家族って、血のつながりだけじゃない、
お互いを大事に思う気持ちなのかも。

コテコテすぎるディープ大阪でしたが
気恥ずかしいほどではなかった・・・かな。
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2 コメント

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なにわの家族の物語 (sabunori)
2010-06-12 12:39:12
kinoさん、TBさせていただきました~。
この作品私は去年鑑賞した邦画の中ではかなり好きな作品です。
血のつながりよりも相手を思いやって一緒に笑って生きていく・・・
そっちの方が大事!というメッセージは心に響きました。
「ハムレット」を関西弁でまくしたてながら走る次男のシーン、よかったです。
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うんうん! (kino)
2010-06-13 01:28:34
>sabunoriさん
たしかブログで拝見したなーと思い、
WOWOWで放送されたとき録画しておきました!
やっと観ました。
もっとハチャメチャな話なのかと思ったけど
あったかく描かれた良い映画でした。
次男君、かっこよかったですね。
辞書ひきひきでも、ちゃんと読んで理解するところが
えらいわー。”りゅうのすけ”のことが案外好きなのね。
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