目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

「想い雲 みをつくし料理帖」 高田郁

2010年04月27日 | 読書
楽しみにしている小説シリーズ、第3弾!
「想い雲 みをつくし料理帖」(高田郁 ハルキ文庫)

大坂出身の料理人・澪がさまざまな試練を
乗り越えながら腕を磨いていく人情時代モノ。
(前作の感想は→「八朔の雪」 「花散らしの雨」

本作は動きがありましたよ!
奉公先の若旦那の失踪の真相や
幼馴染の野江ちゃんとのつかの間の再会、
澪が想いをよせる小松原さまの正体など・・・

澪たちのピンチにハラハラし、
ひとびとのやさしさや
思いやりの気持ちに心温まるお話です。
もちろん、美味しそうなお料理も
楽しめます!

今回出てくるのは
・土用の”う”尽くし 梅土佐豆腐
・ふっくら鱧の葛叩き
・ふわり菊花雪
・こんがり焼き柿

鱧って子供の頃、夏になると一度くらいは
食卓に上り、食べてもぜんぜん美味しいと
思わなかったけど、この本で読んでいたら
食べたくなってしまう。
大人の味ですよね(笑)

早くも続きが気になるこの作品。
時代小説は読む気がしないなぁ 
なんて方にも、ぜひ気軽に読んでほしいです。
少女漫画ちっくで、たのしめること請け合い。

ほんと、NHKあたりでドラマ化されないかなあ。
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