目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

スーザン・ケイ 「ファントム」

2005年03月04日 | オペラ座の怪人!
先日ガストン・ルルーの「オペラ座の怪人」を読み終え
1990年に書かれたスーザン・ケイの「ファントム」(とりあえず上巻)を
今 読了。

いやー 面白いです!!!!
原作の「オペラ座の怪人」はいかにも、な ゴシック・ホラーチックで
文体もすこし読みにくいものの、最後には感動しました。
しかし、この「ファントム」は本当に ”ファントム好き”の
かゆいところに手の届く描写っぷり。
おそらく、ミュージカルのファントムにインスパイアされて
この小説を書いたのではないでしょうか?
私が小説家だったら こういうふうに書きたかった!と思うくらいに
ナイスな小説です。
女性作家ということもあり、心理描写や表現がとても繊細、かつ
ドラマチック。まぁ、女性向けなお話ではあります。

ファントムの両親のことから始まり、不幸な幼少の頃、
ジプシーの見世物として 人間に対する憎悪を膨らませ、
わが身の醜さを呪った時代、イタリアでマスター・メイソンに出会った時代、
そして、ペルシャの宮殿。
幼い頃から発揮される天賦の才能、絶望と孤独・・・。
(幼い頃、初めて祝ってもらう誕生日におねだりしたプレゼントは・・・
ああ 切な過ぎる!!!(涙))
もう 全てがうんうんうん!!と百回頷きながらどんどん読めました。

このファントム、かっこよすぎます。
早く下巻も読みたいです!!
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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アップされてたのね~ (choro)
2005-08-29 15:12:39
Kinoさんもちゃんと以前に書かれてたんですね!

本当にこのお話は面白かったです。

ファントムの背景がよくわかったし、切なくて涙しましたよね~

TBさせてくださいね。
返信する
大好きです (kino)
2005-08-30 07:53:22
(下)の感想もまた引越しさせます。

TBありがとうございます!

「ファントム」は たまりませんねー。

夢中で読んで、友達にも回覧しました。

この本の中のエリックさんは ほんとにカッコイイ!!
返信する

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