「団塊ボーイズ」 無邪気なオヤジたち

WOWOWで放送していたのを観ました。
それにしても、最近私がつい観てしまうのは
100分弱の軽いコメディばっかりなんだよなぁ・・・。

「団塊ボーイズ」（WILD HOGS 2007年・米）

コレが気になったのは、
ジョン・トラボルタ、ティム・アレン、
ウィリアム・Ｈ・メイシー、マーティン・ローレンスという
メジャーではないながらも、主役級の俳優が
４人まとめて主役のコメディってところです。

さらに、マリサ・トメイ、レイ・リオッタまで
出てるんですもん。

中年仲良しバイク仲間（学生時代の友達）４人、
”ワイルド・ホッグス”は、
それぞれに悩みを抱えるお年頃。
このまま面白みのない人生を送っていていいのか？
と、あてのないツーリングに出ます。
しかし、都会のヘタレ週末バイカーは
荒くれ暴走族にイチャモンつけられ
えらいことになってしまいます・・・。

４人、そろいもそろってヘタレで
情けなくて笑えます。
暴走族のリーダーが悪人顔のレイ・リオッタで
これまたいい感じ。

実はかっこよく決めちゃったりするんじゃないか
と思いながら観ていたけれど、
４人はやっぱりよれよれで弱っちい。
でも、かっこいい。

まさに団塊の世代、家庭を持ったり、
自分がやりたいこともできない生活を
送っていたり、いまだに恋愛下手だったり
・・・こんなままでホントにいいのか？と
誰もが思うけれど、なかなか思い切って
こんな旅には出られない。
だから、彼らがかっこよく見えるのかも。

「SEX AND THE CITY」みたいに、
長年の親友同士である女性たちの
絆を描いたものは多いけど、
こういう、オッサンのほほえましい姿って
あまり観ない気がする。
なんか可愛いよね（笑）

最後には「イージーライダー」な
あの人が特別出演。
Ｂ級コメディ好きにはけっこう面白かったです。