『ハートブレイカー』(2010年フランス/モナコ)
な~ぜ~かぁ~
ロマン・デュリスが、苦手。。。
いっそ嫌いなら、気が楽なんだが。
そういう事じゃないんだな、これがまた。
出演作もかなり鑑賞済みなのに、改善される気配なし、ときたもんだ。
凄腕の‘別れさせ屋’アレックス。
姉夫婦とチームを組み、不幸な恋愛から女性を救うべく奮闘の日々。
ある日、とあるお嬢様とフィアンセの仲を裂くよう依頼される。
挙式までの10日間で、お嬢様のハート、ゲットなるか?!
やっぱ、その方法?
ターゲットを調べあげ、趣味やら好みやらをガンガン攻める。
で、歯を食いしばってジョージ・マイケル好きのふりをし。
大変遺憾ながら、『ダーティ・ダンシング』のステップを覚えるハメになる。
ここぞという時には、すかさず泣いて繊細さをアピール。
観客にだけ観える、無理泣き顔のロマン・デュリスに…
笑いと悪寒が、せめぎ合う~。
なんにでも成りすます姉と、メカ・オタクの姉の夫。
この二人が、かなりいい味出してます。
ヴァネッサ・パラディが、またしてもチャーミングさをふりまいてますな。
ロマン・デュリスの踊る姿が、これまた…キモさとセクシーさが土俵際で。。。
深夜の水族館や、夜中にパスタ作ってくれたり、映画再現ごっこしてくれたり。
見事なデートで、ハートを揺さぶる。
(その後のデートも、こんだけ手が込んでるとは思えんが)
舞台はモナコだし、ウェディングドレスも出てくるし。
確かにロマコメではあるが。
映画自体の出来はビミョー。
『プライスレス 素敵な恋の見つけ方』(2006年)の方が、いい出来だと思うが。
軽やかさと爽やかさは『ハートブレイカー』の方が上。
『ハートブレイカー』(2010年フランス/モナコ)
監督:パスカル・ショメイユ、脚本:ローラン・ゼトゥンヌ、ジェレミー・ドネル
出演:ヴァネッサ・パラディ、ロマン・デュリス、アンドリュー・リンカーン、
ジュリー・フェリエ、フランソワ・ダミアン