僕は、自衛隊容認論者だ。
「防衛庁」が「防衛省」になったことも、「自衛隊」が「自衛軍」になることにも、
なんの抵抗もない。
自衛隊の海外活動にも賛成だし、
今もイラクで輸送活動をおこなっている空自や、
インド洋で給油活動をおこなっている海自についても
日本人として誇りに思っている。
だけど、こんな僕でも、今回のイージス艦と漁船の衝突事故は容認できない。
事故原因について、メディアがさまざまな検証をおこなっている。
僕は、門外漢だから、無用な詮索はしない。
今後、精緻な調査を、軍事評論家や海洋専門家に委ねたい。
どのような原因があるにせよ、
イージス艦「あたご」は軍隊として絶対やってはいけない行為を冒した。
その行為とは、
「国軍が、その武器や兵器をもって、自国民の生命を奪う」
という、最悪の失態だ。
理由はなんであれ、
フセイン政権下でのクルド人弾圧、
ロシア軍のチェチェン侵攻、
人民解放軍によるチベット進駐、
スーダン政府のダルフールでの住民虐殺
などと結果は同じだ。
わずか7トンの繊維強化プラスチック(FRP)製の漁船に、
ミサイルをも防御する装甲を纏った8千トンの軍艦がぶつかればどうなるか?
素人目にも明らかだ。
建造費1400億円、年間維持費40億円の兵器が、善良な国民の命を奪った。
どんな言い訳も通用しない。
「イージス」(Aegis)とは、
ギリシア神話において、主神 Zeus がその娘 Athena に授けた「万能の神盾」
と伝えられている。
今となっては、この由来も虚しく響く。
真相究明はもちろんだけど、
政府や防衛省には、国軍の何たるかを真剣に再考してほしい。
日本には、自衛隊が必要だから…。
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