リリースされたとき、
「佐野元春でも自己模倣するんだ」
と、ちょっと意外だった。
Stones and Eggs 佐野 元春 価格:¥ 3,059(税込) 発売日:1999-08-25 |
『 Stones and Eggs 』は、デビュー20周年を意識して制作されたわりに、
佐野さんのキャリアの中でさして重要なポジションにはない。
リードトラック的な楽曲もない、といっていい。
僕的にも、印象の薄いアルバムだった。
ところが、あらためて聴き返してみると、コレがなかなかいい。
いい意味で、力が抜けている。それでいてキレがある。
佐野さんならではのアプローチも随所に垣間見ることができる。
ビートルズでいえば『 The White Album 』的なヴァラエティ感があって、素直に楽しめる。
『 ナポレオンフィッシュと泳ぐ日 』や『 Fruits 』と同系統の(or 延長線上に位置する)アルバム
といえば、褒めすぎだろうか?
De Bop a do di bap pop do...