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SIDEWALK TALK

Milestones

Nogaku大学の先輩でプロの能楽師になられた方がいて、
この度、文科省から重要無形文化財保持者の認定を受けた。
年齢的にもそうだが、
また能という血統主義の伝統世界においてはなおさら、
この認定は異例のことらしい。


先輩とは、数年前にブログを通じて再会し、
今はFacebookでも繋がっている。
そのご縁もあって、今回、そのお祝いの会に呼んでいただいた。
祝賀会には、先輩のお弟子さんに加えて、
僕の他に大学サークル関係のゲストも複数いた。
懐かしい顔や、初対面の後輩、むかし叱られた先輩...etc
楽しかったな。


先輩の謝辞にはグッときた。
まったくの素人からプロになるには、
相当な覚悟と想像を絶する修行が必要だっただろう。
けど、そのことにはほとんど触れず、
室町時代から脈々と続く、歌舞伎や長唄、日舞、
日本のほとんどの芸能の源流といえる
能を受け継ぐ者としての覚悟と役割を述べられていた。


先輩の親友でジャズ・ピアニストがおられて、
この会にも出席されていた。
このKさんは、僕にとっても、先輩同様、
大学のサークルの先輩ということになる。
会の中程で、ご祝儀とエールを兼ねて、
ピアノ演奏をおこなった。


Kさんが演奏したのは、
マイルス・デイヴィスの「Milestones」という曲。
この曲のテーマやモチーフは知らないが、
タイトルの「一里塚(Milestones)」が後の先輩の謝辞と
ピッタリと符合したのには鳥肌が立った。


先輩は能の世界ではまだ若い方だから、
今後、さらなる高見に登られると思う。
無能で無力な後輩としては見守るしかないのだけど、
ご活躍を祈らずにはいられない。

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