SIDEWALK TALK

COYOTE Live House Tour

Drumlogosこんなことをいうと巨人に対して失礼なのだが、
佐野元春というミュージシャンは、風変わりな人なんだろう。


新作アルバムをリリースして2年ほど経って、
ようやくその作品をフィーチャーしたツアーをおこなっている。
しかもその『 COYOTE 』アルバムは、
佐野さんのシンガー・ソングライターとしてのひとつの到達点といっていいほど
完成度が高く、商業的にも成功を収めたのにだ。


結局、すぐれた音楽や文学、絵画には、説明しがたい香気がある。
鑑賞している者を精神の高みへ誘ってくれるだけでなく、官能的でさえある。
高い意味での「ぬめり」といっていい。


誰もがそれを植物であるか合成樹脂製であるかを見わけるのに、
ちょっとさわってみる。
ぬめりを感じて生物であることにハッとするように、
すぐれた芸術作品であるか否かを見るのは、この操作だけでいい。
音楽においては、生の演奏を聴くとがこれに当たる。


佐野さんの作品は、僕はティーンのころから1曲のこらず聴いてきた。
歴代のツアーにも数多く参加した。
上記の点で、つねに稀有な名作の密度と香気を感じてきたのだけど、
今回の COYOTE Live House Tour においてそのことが圧倒的だった。


素晴らしいライヴ・パフォーマンスを見せてもらったお礼を、
まず佐野さんとその若いバンドにいわなければならない。

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コメント一覧

mf >> FC 司馬 さん
FC 司馬 さん、こんにちは!
http://www.kiribako.net/
FC 司馬 さん、こんにちは!
ひさしぶりですね。
お元気だったでしょうか?
  
オッサンですから、当初2階席で座って参加しようかとも思ったんですが、
やはりフロアを選択してよかったです。
  
FC 司馬 さんのブログも拝見させていただきました。
まったくもってその通りで、
ド真ん中ストレートとわかっていても、三球三振してしまいました。
佐野さんヴォーカルは、もはや真理を奏でる楽器ですね。
mf >> BGO さん
BGO さん、こちらの方にもコメントいただき痛み入...
http://www.kiribako.net/
BGO さん、こちらの方にもコメントいただき痛み入ります。
  
キーボードの子、渡辺くんというんですか?
よかったですね。
僕にはその気はないですが、イケメンでしたしね。
  
渡辺くんの演奏、僕は特にハモンドオルガンに感服しました。
あの若さ(といっても何歳か知りませんが)で、
あそこまでハモンドオルガンを奏すことができるプレイヤーはいないのでは?
若き日のダン・フェデリーシを彷彿とさせられました。
  
佐野さんも、下手(キーボード側)にアイコンタクトする回数が多かった気がします。
深沼くんへの信頼度の高さでしょうか?
FC司馬
mfさんの数列後方にいたようです。
http://plaza.rakuten.co.jp/fcshiba/
mfさんの数列後方にいたようです。

初めてのライブハウスでして、「こんなに近くていいの?」って思っていました。
ライブ「ハウス」=「家」
終わって2日、その感が強烈です。
Beat goes on...
mfさん、こんばんは。
http://beatgoeson.main.jp/
mfさん、こんばんは。

お忙しそうでしたが、とにかく参加できてよかったです。あの一回り下の世代のイカシタ連中の中に見事に溶け込んで、年齢など微塵も感じさせない圧倒的なライヴ・パフォーマンスに「すげえ」です。キーボードの渡辺君の演奏振りとドラムスの小松君の楽しそうな笑顔が印象的でした。佐野さんも自分の大好きなDJや詩の番組進行役などをやっていて、心身ともに充実している感じを受けました。今回のライヴを端的に表現するなら、元春レイディオショーを3部構成で堪能できたというイメージです。「ベストミュージック」をこれでもか、と素晴らしい演奏で届けてくれたCOYOTE BANDに最大のリスペクトを贈りたいです。今ツアーだけでなく、30周年記念ライヴでも彼らの演奏が観たいです。

ところで、博多のライヴは昨年の1年前でしたよね。あまりのボケ振りに僕は大声で突っ込みを入れてしまいました(笑)。

mf >> daisymoon さん
佐野さんと若造たち(といっても僕と同世代ですが...
http://www.kiribako.net/
佐野さんと若造たち(といっても僕と同世代ですが)、ステキでした。
とくにキーボードの子がよかったです。
日本のダン・フェデリーシ or ジョージィ・フェイムといっては、褒めすぎでしょうか?
  
当日は、萩@山口県にいって、その帰りに福岡に駆けつけました。
daisymoon さんにはわかんないでしょうが、
萩→福岡→中津はまったく通り道じゃありません。
何にしても、参加できてよかったです。
mf >> 存在する音楽 さん
あんまり書くとネタバレするんですが…
http://www.kiribako.net/
あんまり書くとネタバレするんですが…
  
僕もスタンディングというのはあんまり好きじゃないんですが、
それほど長時間じゃないんで大丈夫でした。
  
大阪の会場は Zepp でしたっけ?
福岡 Drum Logos は小さい小屋でしたので、ホント楽しめました。
佐野さんとの距離、4~5メートルといったところでしょうか?
  
バンドは、ハモンドオルガンがアレンジも含めて秀逸でしたよ。
daisymoon
やっとアルバムのオリジナルメンバーのスケジュー...
やっとアルバムのオリジナルメンバーのスケジュールが合ったと聞いています。
このメンバーでやりたかった元春の気持ちがわかるステージですよね。
存在する音楽
そう、福岡は昨日だったんですね。
http://yaplog.jp/danke-moon-s0/
そう、福岡は昨日だったんですね。
大阪は明後日です。
楽しみにしていたナンバー
自分の体力がスタンディングで持つかな?とちょっと心配です(笑)
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