かまやつひろしさんが亡くなられたという報道に接して、何故か楽曲「シンシア」が頭に浮かんだ。グループサウンズ・スパイダースを経てシンガーでもあったかまやつさんが「シンシア」を作詞・作曲した吉田拓郎とのコンビでこの歌を歌っていた。当時のシンシアは沖縄出身のアイドル南沙織の愛称、アイドルを歌にするというのは現在でもそうだが聞いたことがない。それだけ南沙織は吉田・かまやつ両氏に慕われていたということでしょう。そのかまやつさんは沖縄海洋博覧会のテーマ館・住友館であったか、確か「うみのうた」を館のテーマソングとして発表している。歌詞は「坊や、海って何だろう・・ガボンガボン」であったかどうか、記憶が判然としないが、とにかく関わっていた。そして、ずいぶん昔のことだが国際通りを一人で散歩するかまやつさんを見かけたことがある。すぐに分かったのはあの特徴のある髪型であった。・・・あの髪型って?あれよね。
迎えて28回目の新唄大賞、昨日3月5日、沖縄市のミュージックタウン音市場を会場にエントリー14組の公開審査。グランプリの新唄大賞は県立芸術大学に通う大学生、石嶺愛莉(あいり)さんが唄う「目笑美らさ(みわれじゅらさ)」が受賞(作詞作曲:大城貴幸)。審査員全員の評価が高かったようだ。これで昨年に続いて若い世代の大賞受賞、企画が試みる沖縄民謡の継承と発展が若い世代にも着実に浸透しているなぁ・・と感じる。各賞では歌唱賞は男女ユニットRyuty(リュウティ)のヴォーカル・照喜名竹美さん「泡盛温度」、作詞賞は「島・加那志」の海勢頭功さん、作曲賞は「抜ぎ走い(ぬぎばい)毛遊び(もうあしび)」の玉城良治さん、奨励賞「今帰仁宝島」石嶺とわにさん、大衆賞はチビッ子たちが唄って踊る「マチグァーソング」童舞花わらび、そして審査員特別賞は伊是名島出身で大阪府在住の仲田順市さんに決まった。皆様、おめでとうございます。
本日は沖縄民謡の普及と継承を図る第28回新唄大賞の公開審査会、会場は沖縄市のミュージックタウン音市場。午後からホールに座席をセッティングしていたが、段差にコケたりして少々お疲れ。開場は5時だが4時過ぎから入口に行列、外は風が冷たいので前倒しで開場を早めた。出場14組の応援団が大半で民謡ファンは若干、審査には主要民謡団体から会長などが臨む。5時30分開演、あぁ🎵9時までには終えてほしい。
みいうた大賞と読む、前年に制作発表された沖縄民謡の新曲を広く公募して公開審査、大賞を始め歌唱賞や作詩 作曲 奨励 大衆など各賞を選定する。民謡の継承と発展を意図して平成2年から始めたが今回で28回を数える。早いね、あっという間にこれだけの歴史が刻まれてきた。近年は若者の参加が活発で大賞受賞者も複数だ。新唄大賞を受賞すると9月の第1土日にハワイで開かれるウチナーフェスティバルのステージに出演、移民の皆さんに母なる島の音楽を披露するのだ。沖縄からの移民は今や4世や5世の世代だが、沖縄への思いは根強く、年1回開催のフェスティバルは盛大かつ人気で新唄大賞グランプリの出場者は常に歓迎されているのだ。グランプリ受賞者のハワイへの渡航費用は一人に限り主催者が負担、ウチナーフェスティバル主催者のハワイ沖縄県人会ではステージ出演に新唄大賞の枠を毎回のように提供して頂いている。有り難いことだ。さて、今年の公開審査は3月5日 日曜日、沖縄市の音市場で午後5時30分開演、14組が出場する。審査には県内の主要な民謡団体から会長などが加わる。今年も優れた作品に出逢えるように期待したいものだ。