青空Green倶楽部

時々意の趣くままに・・ミヤンマ―・国際・政治・経済・温暖化or寒冷化・限界集落etc

地雷原の上で

2018-11-03 07:23:25 | コラム


 今秋もイタリア・リグリア州など北部で暴風雨、土砂崩れなど11名が死亡、ベネチアでは水位1.5m上昇し市街の75%が冠水し被害が集中した。台風26号はアメリカ自治領の北マリアナ諸島、サイパンなど最大風速85m、中心気圧905hPaが直撃しフリッピン・ルソン島にも被害をもたらした。ロシア南西部のクラスノダール地方でも集中豪雨で一帯が2mも冠水し非常事態令が発動された。地球規模の気候変動、温暖化の影響でしょう。

  気になるのが若かりし頃ベネチアブランドAllecchinoに関わりミラノと往来したイタリア・ベネチアの観測史上4番目の高潮被害です。水の都ベネチアはアドリア海に面した約120の小島、約400の橋、約200の運河で網のように張り巡らされた海に連なる潟湖(ラグーン)上に栄えた街で歴史的建造物も多い国際観光都市です。 

 今までも地盤沈下と海面上昇で年に4~5回水害に見舞われていましたが地下水の汲み上げを禁止し可動式防波堤の建設「mose」計画で街とラグーン(潟)を守る計画で65憶ユーロ(8320億円)以上投じられているそうですが汚職などで進捗していないようです。

 地球温暖化は従来より強烈な嵐や異常気象、危険な熱波、海面上昇や経済社会インフラまで脅かしています。某学者は危険な地雷原の上で生活しているようなものと指摘しています。日本は東南海地震の心配もあります。       
 
 国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)で温室効果ガス、石炭、石油、天然ガスの燃焼をやめ再生可能エネルギーを使用する交通手段の移行、農業、都市建設、産業全体の原則を抜本的に見直す各種の提案がなされていますが・?。

 
    まあ世相川柳でも(作者不詳)

         メロドラマ  今日もじじいは  ギラギラに

         女房に  かつ丼だされ  自白する

         未亡人  雲ひとつない  秋の空

                                                                    
 写真はSputnikJapan転載
 

 
コメント
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