2021年の世界腐敗認識指数のランキングが2022年1月に国際NGOトランスペアレンシー・インターナショナル(TI)からは発表されました。政府、政治家、公務員での公的分野で10-11の機関から12-13の種類の調査報告の国別ランキングです。
Ⅰ位はデンマーク・フインランド・ニュージーランド。4位はシンガポール・スエーデン・ノルウェー。7位はスイス・オランダ・ルクセンブルク・ドイツです。11位はイギリス。12位は香港。日本は18位です。フランスは22位、アメリカは27位、中国は66位です。
腐敗認識指数は世界各地の公務員や政治家がどの程度汚職していると認識できるかその度合いを国際比較し、国別に順位付したものです。汚職は国民納税者や消費者に背く背信行為で政治や経済、社会の効率的で公正である事をゆがめ中長期的には政治、経済、社会を衰退させる行為です。
諸々の世界ランキングを見ても上位10ヶ国位は優れた清新で公正な政治経済国で国民幸福度の上位の国々です。戦後復興をし奇跡の先進国であった日本は多くの国際機関の調査ランキングで凋落傾向で世界腐敗認識指数では18位です。
ここ10数年の日本の現実は総理大臣の森友事件や法務大臣の選挙違反や鶏卵業者賄賂事件の農林大臣や身辺不適格閣僚辞任や公明党議員の不正融資斡旋事件や官僚の公文書改ざんや隠ぺいなど国民に背を向ける行為が頻繁におきています。地方議員に至っては土建業者との癒着贈収賄事件など再三発生しています。教育や社会の衰退を感じさせる日大理事長事件やコロナ給付金、補助金詐欺も多発しています。
健全野党が育たず政権交代が少ない。日本で立法、行政、司法にメディア、経済界が互いに不透明な関係でつながり便宜をはかり公正な社会をゆがめている側面も見え隠れしています。行政官僚の忖度やTVメディアなど劣化は周知の通りです。日本の政治不信は深刻で政治、経済、社会の衰退が進んでいます。
その時代や分野において当然と考えられていた物の見方や考え方、価値観が革命的にもしくは劇的に変化するパラダイムシフト時代です。政治不信を改革打破し公正と国民幸福を第一により良い日本に主権者として頑張りましょう。
写真はTransparency international転載