長野電鉄屋代線関崎トンネル

2011年02月04日 | 風景

今日の絵は、この地を走る長野電鉄のトンネルの中で私が一番好きなトンネル。
単線の古いトンネルに、車体を傾けて走る大カーブが続く。
あまりの大カーブに、トンネルに向かって左側、つまりカーブの内側の線路が低くなっている。
このカーブをゴトゴトと低速の電車が車体を傾けて走るのだ。
千曲川と山、その二つに挟まれた狭い氾濫原の平地に沿って、くねくね敷かれた線路ならの景色である。
残念なことに撮影した時は電車の通過時間外で、その雄姿は無く描くことができんかった。
まっ この時の撮影は前に色鉛筆で描いたノスタルジックな木造駅舎『信濃川田駅』が対象で、近くのこのトンネルはその時のほんのご愛敬で撮ってきたもの。

じつはこの近辺では雄大な北アルプス(槍から白馬)。
戸隠連峰
飯縄・黒姫・妙高・斑尾。高社山とそれに連なる奥志賀の山々
そして線路脇にはリンゴ園と千曲川と、ほんと被写体に似はこまらない好ポイント。

山は雪山、電車はまたの時にでも・・・


なんてことだ!
その雄姿が永久に見られなくなる。

昨日のニュースで『長野電鉄屋代線廃止決定!!』との報道。

赤字路線はなんでも切り捨てのこの世の中
たしかに営業貢献度は絶対的なゼロなれど
文化的貢献度も考慮してよ・・・ 。

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