ホームページからご依頼頂き、麻生区にお伺いしてきました。
ご依頼有り難うございます。
テレビの受信レベルの表示が低く、NHK(27CH)が受信不能になってしまうとのことでした。
ご依頼主様がご不在だったため、お母様に立ち会っていただいて調査からはじめました。
減衰量を調べるために、まずは現状を把握していきます。
着手前はの受信レベルは41~43dBμでした。
パナソニックテレビの受信レベルは38と表示されていました。(27CH)
UHFアンテナはTVKの方に向いていました。
まずはUHFアンテナの方向調整をしてみました。
マストのボルトが錆で固着していたので、VHFアンテナを横に向けて素子の隙間に体が入るようにして
何とか調整できました。^^
この状態でプラス3dBとなりエラーも無くなり、テレビのレベル表示は45になりました。
もうちょっと何とかしたいので・・・
20素子ローバンド用のアンテナに変えてみました。
これで(27CHが)最初よりも10dBμアップしたので、ブースター無しで収められそうです。
サイドベース金具もだいぶ傷んできているので、ご相談の結果部分交換ではなく
金具・マストも交換することとになりました。
既存の金具は「釘」で固定されていたので外すのに難儀しました・・・^^
まず釘が刺さっていた跡をコーキングで埋めて・・・
新しい金具にもコーキングを盛って・・・
ガッチリ取り付きました。^^
このように完成です。
だいぶスッキリしました。^^
アンテナ直下でのレベルです。
テレビ端子まで約20dBほどの減衰なので、これだけ入力できていれば十分でしょう。
受信不調でお伺いさせて頂く際の多くのお宅では、ブースターをつけてやっとこの位のレベルを確保
できるということが多いので、こちらはかなり良い環境だと思います。^^
BERもC/Nも良いです。
MERのコンスタレーションも真ん中に綺麗に集まっています。
テレビ端子ではこのようになりました。
地形的にTVKは難しいですが、MX16CHが入るようになりました。
今後もしも減衰量が増えてしまったら、ブースターではなく分配器・引き込みケーブル・テレビ端子
などの交換で対処できるかと思います。
ご依頼有り難うございました。