以前お住まいだった方が、アンテナを外して行かれたとのことでご依頼いただきました。
ホームページからのご依頼有り難うございます。
外して行くくらいなので、ベランダにデザインアンテナが付いていたのかな・・・と思っていましたが、
屋根上の破風についていたようです。
受信確認のために上がってみると・・・
サイドベース金具が残されていました。
普通のアンテナが付いていたようですが、金具だけ残っていたのは・・・
なるほど、ビスが取れなかったみたいです。
2本折れて、ほかのビスも外そうとした跡が残っていました。
私が付けるときもそうなんですが、「外れないようにガッチリ」付けてあるので、いざ取ろうとするときは
非常に大変です。^^
とりあえず仮につけて減衰量などを見てみます。
現在は6分配器で5箇所に分けていて、17dBくらい弱くなっていました。
テレビは3箇所で視聴できればOKとのことなので、数パターンの工事を提案させていただき、
UBSを混合させて3分配器に変更することに。
3分配までなら地デジ・BS共にブースターは無しで大丈夫そうです。
地デジにブースターが必要だと、BSを全部屋で映るようにしても工事料金に余り差が無いので、
地デジが60dBμ前後で受信できて良かったです。
まずはUHFアンテナを組んでさび止めを吹いておきます。
乾くまでの間に既存の壁面金具を取り外します。
金具を再使用してもいいのですが、ビスが折れているため一度外さないといけないので
再使用するメリットは無いと判断しました。
一番上の2本のビスがどうしても緩まないので、とりあえず他のを抜いて上にスライドさせてやると・・・
問題の2本が残りました。^^
この子達にはドライバーもペンチもまったく歯が立たないので・・・
パイプレンチで。^^
1本折れましたがもう1本は緩んで抜けてきました。
タガネで叩き切ろうかと思ったんですが、建材を傷めるのが怖かったのでパイプレンチが効いてくれて
良かったです。^^
抜いてみたら5X70のビスでした。
左にちょっとずらして取り付けます。
古いビス穴と新しく開けた下穴はコーキングで埋めておきました。
金具が付いたらUHFアンテナから決めていきます。
入力は60dBμ前後に揃っていました。
BS110CSアンテナは、金具から下に出したマストに。
混合器に繋ぎます。
同軸が綺麗に整うと気持ちよいです。^^
この様に完成しました。
既設の分配器につながっている5部屋の配線の中から、必要な3部屋分を探して3分配器に繋ぎましたが
BSの信号が来ていませんでした・・・><
テレビ端子をばらして見ると・・・
電源が通過できないCATVモデルでした。
以前お住まいだった方はブースターを入れていたので、テレビ端子から電源を送れなくても
差し支えなかったんですね。(ブースターの電源部用のコンセントは、分配器の脇にありました。)
BSをご覧になるのは1部屋のみとのことで、1箇所だけ端子を交換して完了となりました。
BSの同軸を単独配線すると、室内に引き込むための穴あけが必要になってしまうので、
ご希望の通りに穴あけを避けられて良かったです。
ご依頼有り難うございました。^^