防弾少年団(BTS)が受章した文化勲章!10年前はヨン様だった
防弾少年団(BTS)が韓国の文化勲章の「花冠(ファグァン)」を受章した。
彼らの活動が国家的に認められたわけだが、同じ「花冠」を
10年前に受けたのがペ・ヨンジュンだった。
忙しい1日
韓国の文化勲章は1等級から5等級まで5種類があり、
それぞれ金冠(クムグァン)、銀冠(ウングァン)、宝冠(ポグァン)、
玉冠(オックァン)、花冠(ファグァン)となっている。
等級は功績のランクを表すものではない。受章者はみんな平等に評価されており、
年齢などを考慮されて、5つの等級に振り分けてられている。
そして、若い人が受ける文化勲章が花冠というわけである。
この花冠といえば、2008年にペ・ヨンジュンが受章している。
彼も韓流ブームの立役者で、韓国の大衆文化を世界に広めた功労者であった。
当時のことを振り返ってみよう。
2008年10月18日、忠清北道(チュンチョンプット)の清州(チョンジュ)市にある
「芸術の殿堂」の会場において、「文化の日/記念式」が開催された。
当日、『太王四神記』で共演したパク・ソンウンとシン・ウンジョンの結婚式と重なったが、
その両方に参加するために、ペ・ヨンジュンは江原道(カンウォンド)の結婚式場に
ヘリコプターで一番乗りした。
盛り上がった清州市
結婚式の開始は午後3時からだったが、
約1時間前に新郎新婦の控え室に入り祝賀の挨拶を終えると、
その足でまたヘリコプターに乗り込み記念式が開催される清州市に向かい、
午後4時の式典に参加した。
まさに国家元首なみの多忙な移動スケジュールだった。
江原道から清州市に向かう様子は、リアルタイムで大きなニュースとなった。
上空を飛ぶヘリコプターや清州市に到着して地上に降り立つペ・ヨンジュンの姿が
韓国全土に配信された。
ペ・ヨンジュンを一目見ようと清州市民が大挙して集まった。
そして、受章を祝うために日本から駆けつけた400人以上のファンも加わった。
何よりも、日本のファンから送られた大きな花束の映像がつぶさに報道された。
文化勲章受章者の中で、ペ・ヨンジュンに対する注目度は誰にも増して高かった。
彼の受章理由は、「韓国の文化を世界に広めた功績、
世界的な影響力、公益性などが高く評価された」というものだった。
光栄な舞台に立った彼
あの『冬のソナタ』で韓流ブームを巻き起こす原動力となったペ・ヨンジュン。
寄付をはじめとした社会活動にも熱心な彼は、韓国では大きな影響力を持つ存在だった。
受章式での彼は、口元に穏やかな笑みを浮かべながら、
文化体育観光省のユ・インチョン長官(当時)から花冠(ファグァン)の文化勲章を授与された。
輝く勲章を胸に、ペ・ヨンジュンはこう語った。
「これから俳優として、公人として、私ができる役割に全力を尽くします。
今よりもっと悩み、まだまだ足りない部分はありますが、
全世界に韓国を広める架け橋として、最善を尽くし、一生懸命活動していきます」
さらに、ペ・ヨンジュンはファンにメッセージを送った。
「これほど光栄な舞台に私を立たせてくれた国内外の家族のみなさんに、心から感謝しています」
いかにもペ・ヨンジュンらしい謙虚なコメントだった。
あれから10年、ペ・ヨンジュンの俳優活動が見られないのが残念だ。
ぜひまた、すばらしい演技を見せてほしいのだが……。