銀河を、木の葉のボートで 野中ともそ著

突然失われた　当たり前の日々
それでもまた私たちは　「日常」を紡いでいく

文庫本の帯の文章です

米国　同時多発テロを経験した
主人公たちが　時がたって　忘れながらも
思い出す

壁に貼られた　尋ね人の　古いビラからだったり
その日が　9月11日で　散歩に出た　公園で
人々がキャンドルを　灯して　追悼している場面に
通りかかったり

「いなくなる」　というのはどういう事なんだろう？
同時多発テロで　いなくなった多くの人びと

帰ってこないと　頭のどこかではわかっていても
あきらめきれない　思い

東日本大震災の事を　思いながら読みました