アラフィフが見えてきた私と年の差育児

中学1年の娘と5歳の息子との育児や毎日の生活で感じたことを綴ります

母娘での学び

2012-04-21 15:43:18 | Weblog
ずいぶんおしゃべりが上手になった娘は、保育園から帰ってくると、
その日あったことを話してくれるようになりました。

昨日も同じように、家に帰ってきてから、
「今日はどうだった?保育園楽しかった~?」と何気なく聞いたところ、

「たのしくないよ!」

という答えが。
今までは「たのしい!」と返事が返ってくるか、スルーだったのですが、
昨日は珍しくたのしくない!と力強く、でもはっきりと言ったのでした。

私は何かあったのだと思い、
「何かあったのかな?」と聞いてみると、
何か言いたいような顔をするものの黙ったまま。

「ママにお話してほしいな」というと、
意を決したように、

「あ~んなことや、こ~んなことするんだもん。たのしくない!」

と言いました。

「あ~んなことやこ~んなことって何?」
といろいろと聞いてみると、
ようやく話してくれたのは、おともだちに髪の毛を引っ張られたり、
頭をグリグリされたりするとのこと。
それが嫌だったようなのです。
私が「イヤだって言ったの?」と聞くと、答えは「言わない」
何で言わないかという問いには無言でした。
娘なりに思ってることはあるような感じは見てとれたのですが、
その想いをうまく言葉にできないようでした。

私は、ショックのあまり、今でも衝撃で、かなり動揺しています。
なぜなら、こういうことがあるという覚悟がまだできていなかったから。
もっと先のことだと思っていたのです。
こんな小さいうちからあるなんて。
でも、私の考えが甘かったと思います。
集団になれば、必ずあること。
それを肝に銘じなければいけません。

しかも、何でこんなに動揺するかって、
もうインナーが昨日からわんさか出てくるのですよ。
おかげで揺れ揺れです・・・。

私はインナーに揺れてるために、自分軸がズレ、
判断がどうも偏ってしまっています。
2歳の娘にそんな経験をさせてしまったことを可哀想と思い、
小さいうちからに保育園に通わせたことを悔やみ、
自分が面倒をみていればこんなことにはならなかった、と自分を責める・・・
また脚本に入りかけていました。

でも、夫の意見は違いました。

『嫌なことをされて黙っているのは、娘本人が決めたこと。
 ちゃんと考える力があるのだということ。
 娘なりに保育園でどう生活していくか考えてるんだ。
 まず、その頑張りを認めてあげなければ、娘に対して失礼だよ。
 もし、なこちゃんが思うように、
 可哀想だからと保育園をやめさせるようなことをしたら、
 娘の頑張りを無駄にすることになってしまうよ』

親としてできることは、

◆娘の決めたことを尊重すること。
◆間違ってないと受け入れてあげること。
◆そういうことがあったと話しやすい環境を作ってあげること。
それが必要じゃないのかな。

そんな意見でした。
この夫の言葉に、私のインナーがリンクします。
私は大号泣。
次から次へと言葉にならない、黒いダークな闇が姿を現します。
「やだやだ」私は泣くしかできませんでした。


娘に我慢させてしまったことが、私のインナーと重なってしまったのですね。
でも、我慢することも悪いことではない。
悪いのは、そういう行動をする子の方。
私は娘に、
嫌な時は「いやだ、やめてって言っていいんだよ」と伝えました。

2歳半。
もう人間関係について学ぶのですね。

早いよ~~~!と思う方もいらっしゃると思います。
でも、そういう経験の反対には、集団での楽しさもあるのです。
楽しい様子を話してくれる娘の姿も見ています。
その楽しさは、私と娘だけで過ごしているだけでは
経験できない貴重なものだと思っています。

だから、娘なりに、楽しく過ごす方法を何とか身につけてほしい。

そのためには、私たち親が娘の気持ちを充分に理解しながら、
全力でフォローし、
娘とともに成長していきたいと思っています。

う~ん、でも私の一番の課題は、
「話しやすい環境を作ること」だな。
今回のように、聞いただけで動揺するなんて、
娘が安心して話せるわけがありません。

これは、これから気をつけていかなければと思っています。