ゴールデンウィークに帰省して思ったのは、今更ながらですが、日本と比べて街並みがキレイという事。ハンブルクには北欧調の美しい街並みが見られます。日本も京都などで一部昔ながらの街並みが残されていたり、新しく造成された住宅地できれいな街並みが作られているかとは思いますが、大体において、日本の都市景観は統一感に欠けるというか、街並みという言葉があまりふさわしくないような気がします。新しい家、古い家、木造、鉄筋、マンション、一戸建てが入り乱れている。例えば日本で家を建てる(建て替える)とすれば、隣がどんな格好の家かなんて特に気にしない。けれど、こちらはそういうことが重要視されていて昔ながらの外観を残すため、改装が繰り返される。だから景観が守られているのだと思います。こちらに住む日本人が、隣のドイツ人の老人に、「良い剪定バサミが見つかったから」と剪定バサミを持って来られハサミ代金まで徴収された(その裏にはあなたの庭の木が伸びているので切りなさい)という笑い話のような話を聞かされると、お節介だなあと感じてしまう日本人の僕ですが、皆で皆の住む街の景観を守るという意識や行動に支えられてこそ、キレイな街並みが保たれているのだと思うと、そのストイックさに敬服してしまう次第です。
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