今日もてとても良い天気になりました。
昨日は、35℃まで上がりましたが、今日は34℃と少し昨日よりは涼しく感じます。
しかし、まだ暑いですね~!
尼崎や茨木は、涼しいので、外仕事には最高ですね。
尼崎は、街中ですが・・・海が近いから、風も涼しいのでしょうね。
気温も適温!
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さてさて、随分バタバタしていて、以前樹木診断及び治療の時の事・・・VOL2
地衣類について・・
ブログの中で、地衣類について何回も出てきています。
菌類と藻類の共生生物です。
薄緑色で、気にベッタリと付いているおのです。
特に、梅・櫻などについているのを皆さんも、よく見かけていると思います。
コケなら樹木に影響はないのですが、地衣類は菌により、樹勢を悪くし、最後は枯れてしまいます。
適度な湿度があるところで、発生しますので、川や池の付近等には発生しやすいですね。
池の周囲に植えてある久留米躑躅と霧島躑躅
久留米躑躅が枯れかけています。
危機的な状況ですね。
幹中央のへばりつく様な地衣類。
この地衣類は、シアノバクテリアとの共生生物です。
シアノバクテリアは、藍藻(らんそう)、藍色細菌とも言われています。
又、地球が誕生し、初めての光合成による酸素を発生させた生物として知られています。
地球には、まだ酸素が微量にしか無かった頃に、このシアノバクテリアにより、酸素が豊富になったと研究者の中で言われているものです。
酸素が、どんどん出来上がるにつれ、酸素が増えすぎるのを防いだのが、酸素を取り込む生物が誕生しました。
我々動物の原点ですね。
それで、酸素が増えすぎず、バランスが取れた訳です。進化の過程ですね。
互いに共生することで、バランスを保つ、自然界の循環といえます。
話は、少しズレてしまいましたが、このシアノバクテリアもなくてはならないものということです。
地球に酸素が、減少してくるとこのシアノバクテリアが増殖し、地球を救う救世主になるのでは?
そんな大切な生物ですが、地衣類として発生していると樹木にはよくありませんね。
この地衣類をどうしたら処理できるのか?
共生している環境のバランスを崩せば、生きられない環境となります。
1.光合成できないような環境にする。(遮光するように幹に巻きつける)
2.殺菌処理
3.湿度が少ない環境にする
このような状況にすることで、地衣類が発生できなくなります。
この時の処理は・・・
2の殺菌処理を実施しました。
ミネラル81を800倍希釈で散布しました。
1週間毎に、後2回程実施すれば、地衣類はなくなります。
以前、大きな霧島躑躅に付いた時、この方法で処理しました。
これは、櫻(吉野)です。
この枯れかけた櫻も地衣類によるものです。
幹に付いているのは、緑藻と共生した地衣類です。
地衣類がついていると風情があると言われる方もいますが、枯れてしまっては、風情があるとは言えないですね。
この様な高木の櫻等の処理方法は、幹に黒いビニール(マルチ)を巻きつけ、枝はミネラルを散布します。
3ヶ月程で、良い結果が出ます。
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