子育て奮闘記といってもこれは今から6年前、ムクドリを育てた時の記録です。
私の取引関係の得意先デイサービスセンターの調理場の窓上にムクドリが営巣し糞を撒き散らすので不衛生と指導当局より改善命令が出され、困ったオーナーが私に相談し、やむなく巣を撤去することにしました。
狭い屋根裏に潜り込みやっとのことで見つけた巣の中にはなんと目も開かない孵化したばかりの雛が5羽もいました。
そっと取り出し親鳥の見える所に巣ごと置いて様子を伺いました。普通なら親鳥が餌を運んで雛に食べさせるのですが何故か運ばず放棄してしまいました。
置き場所が悪かったのか、或いは孵化したばかりで雛に対する愛着がまだ薄かったのかもしれません。
これでは雛が死んでしまうと責任上私が代理母親となる決意をしました。急いで虫取りにとりかかり食べさせましたが彼らの食欲は旺盛で5羽も居ると少しばかりの虫ではあっという間に無くなってしまいます。これでは一日中虫取りにかかっていなければなりません。そこで考えたのがウグイス用の練り餌、早速買ってきて与えたところ幸いにも良く食べてくれます。彼らは口に入れられるものなら何でも飲み込むようです。親に全く依存し信頼しているのでしょう。しかしなるべく自然のものをと息子も動員して虫取りに励みました。幸い近くの草原にはバッタやイナゴの小さな幼虫、蜘蛛、その他の虫たちが沢山居ました。しかし仕事の合間をみて虫取りをするのは決して楽な仕事ではありません。苦労した甲斐があって皆順調に成長しましたが一羽だけ成長の遅れが出ている子がいました。原因は不明です。
後に写真を詳細に検討した結果なにか腹部に異常があるらしいということが判りました。
少し飛べるようになると鳥かごに入れるのではなく自由に放し飼いとしていましたので家中糞だらけ、あらゆるところに新聞紙をかぶせてその対策にあたりました。そして清掃これが一番の苦労です。5羽もいるのです、よほどの物好きな方で無い限りお勧めできるしろものではありません。このころ野鳥を飼うのは違法であるということを知りましたがどこで引き取ってもらえるのか、果たして十分に成長するまで無事に育ててもらえるのか心配でしたので「えい!ままよ」とこのまま育てることにしたのです。実のところこの頃には可愛くなっていてとても手放すことは出来ませんでした。
しかしこの後とても悲しい出来事が起きるのです。それはまた続きでお知らせいたします。
家に持ち帰り2-3日後の雛 口についているのは鶯の餌のかす
目が開き大きな口を開けて餌をねだる
息子が携帯電話で写している
手すりに止まって外を見るようになる
私の取引関係の得意先デイサービスセンターの調理場の窓上にムクドリが営巣し糞を撒き散らすので不衛生と指導当局より改善命令が出され、困ったオーナーが私に相談し、やむなく巣を撤去することにしました。
狭い屋根裏に潜り込みやっとのことで見つけた巣の中にはなんと目も開かない孵化したばかりの雛が5羽もいました。
そっと取り出し親鳥の見える所に巣ごと置いて様子を伺いました。普通なら親鳥が餌を運んで雛に食べさせるのですが何故か運ばず放棄してしまいました。
置き場所が悪かったのか、或いは孵化したばかりで雛に対する愛着がまだ薄かったのかもしれません。
これでは雛が死んでしまうと責任上私が代理母親となる決意をしました。急いで虫取りにとりかかり食べさせましたが彼らの食欲は旺盛で5羽も居ると少しばかりの虫ではあっという間に無くなってしまいます。これでは一日中虫取りにかかっていなければなりません。そこで考えたのがウグイス用の練り餌、早速買ってきて与えたところ幸いにも良く食べてくれます。彼らは口に入れられるものなら何でも飲み込むようです。親に全く依存し信頼しているのでしょう。しかしなるべく自然のものをと息子も動員して虫取りに励みました。幸い近くの草原にはバッタやイナゴの小さな幼虫、蜘蛛、その他の虫たちが沢山居ました。しかし仕事の合間をみて虫取りをするのは決して楽な仕事ではありません。苦労した甲斐があって皆順調に成長しましたが一羽だけ成長の遅れが出ている子がいました。原因は不明です。
後に写真を詳細に検討した結果なにか腹部に異常があるらしいということが判りました。
少し飛べるようになると鳥かごに入れるのではなく自由に放し飼いとしていましたので家中糞だらけ、あらゆるところに新聞紙をかぶせてその対策にあたりました。そして清掃これが一番の苦労です。5羽もいるのです、よほどの物好きな方で無い限りお勧めできるしろものではありません。このころ野鳥を飼うのは違法であるということを知りましたがどこで引き取ってもらえるのか、果たして十分に成長するまで無事に育ててもらえるのか心配でしたので「えい!ままよ」とこのまま育てることにしたのです。実のところこの頃には可愛くなっていてとても手放すことは出来ませんでした。
しかしこの後とても悲しい出来事が起きるのです。それはまた続きでお知らせいたします。
家に持ち帰り2-3日後の雛 口についているのは鶯の餌のかす
目が開き大きな口を開けて餌をねだる
息子が携帯電話で写している
手すりに止まって外を見るようになる