18切符が2日分余っていたので1泊2日で山陰方面に行ってきました。
今回の旅の目的は、7月にバイクで行った山陰本線の餘部鉄橋に電車で行って、実際に鉄橋を渡ることです。餘部鉄橋は数年後にはコンクリート製の鉄橋に架け替えられてしまうそうです。
普通の週末だから、そんなに混雑していないだろうと思っていたのが大間違えでした。途中まではそんなに混んでいませんでしたが、途中からは大混雑。しかもほとんどの人が餘部鉄橋に行く人でした。老若男女の多くが18切符を持っていました。多分、旅雑誌とかで大々的に18切符で行った方が良いところとして餘部鉄橋のことを乗せていたからだと思います。まあ、電車は混んでてもそんなに苦痛は感じませんでした。なんせ私は学生時代に6年間、朝の通勤ラッシュにもまれていた経験がありますし、山陰海岸の景色がきれいだったので、立って窓の外をずっと見ていたらあっというまに餘部鉄橋でした。
餘部駅(餘部鉄橋に隣接している駅)に着いてまたまたびっくり。ただでさえ狭いホームに人があふれていました。観光バスで鉄橋を見に来ている人もいました。みんな写真を取りまくっていて、鉄橋がちょっとした観光スポットになっていました。絵はがきとか写真とかも売っていて、私もついつい絵はがきを1セット買ってしまいました。(6枚セットで600円。ちょっと高いかな?)
私を含めてみんな観光気分で来ていましたが、20年ほど前にこの鉄橋から列車が強風にあおられて転落して死傷者が出たということを少しでも心の中で思いながら、来ていたのでしょうか?なにも思わず来ていた人ははっきりいって餘部鉄橋に来る資格は無いと思いますが。
そして餘部鉄橋でおろかな人が2人ほど目撃しました。
(1)餘部駅の臨時の駅員(餘部駅は通常は無人駅)に「こんなに大勢が2両編成の列車に乗れるか」と文句を言って、半ギレしている馬鹿オヤジ。駅員に文句を言っても仕方が無いと思うけど・・・。その後、電車は大勢の観光客を無事に乗せて、何ごとも無かったかのように発車をしたのでした。これだから器が小さい人は困る。混んでるのがいやなら来なきゃいいのに。
(2)臨時の駅員が線路内に入るなと言っているのに、それを無視して入っている馬鹿オヤジ。一人が入ったのをきっかけにして、みんなが線路に入り始めたらどうするのだろう。そんでもって事故でも起きようものなら、その人は責任をとれるのだろうか。これだから自分勝手な人は困る。
本当に自己チューな人には困ります。
そんでもって、餘部鉄橋を見た後は鳥取で一泊しました。鳥取では、名産の白いかの造りと地魚の煮物を食べました。普段の食事に比べたら何十倍もおいしかったです。
2日目はひたすら電車に乗って帰ってきました。
今週末も充実させることができました。
18切符が3回分余っていたので、その内の1回分を使って広島県呉市へちょこっと観光へ行ってきました。
朝は始発の5時57分の電車に乗って、ひたすら鈍行列車で走り、呉に着いたのは11時過ぎでした。
ついたらまずはじめに、呉の観光案内にちょこちょこのっているらしい「いせ屋」という店に行って、カツ丼を食べました。カツ丼は卵とじではなく、デミグラスソースがかけてあり、結構おいしかったです。ただし、量はあまり多くありませんでした。ちなみに値段は1100円です。
次に大和ミュージアムに行きました。かつての戦艦も観光客集めの餌に成り下がってしまったようでちょっと情けない感じがします。でも、ミュージアム内はいろいろと資料があって面白かったです。入場料は500円です。
最後にいったのが呉の海上自衛隊で毎週日曜日に行っている、艦艇の一般公開です。航海される船は日によって違うようで、この日は護衛艦のひえいを航海していました。船は仕事でよく見ていますが、私の会社で扱っているのは貨物船だけです。なので、艦艇は貨物船と違うところが結構あり、非常に新鮮に感じられました。ちなみに基地の近くの岸壁からは潜水艦が停泊しているのが丸見えでした。呉は日本中で最も近くに潜水艦が見られる町でもあるそうです。入場料はただです。
日帰りなのでこのくらいしか観光することが出来ませんでしたが、非常に充実した一日でした。