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【速報】 神戸大、活動制限指針を制定 当面はキャンパス立入禁止

2020-04-30 10:33:32 | ニュース
 神戸大は4月30日10時すぎにホームページを更新し、新型コロナウイルス感染拡大防止のための活動制限指針を公開した。5月6日に予定される緊急事態宣言の終了後も、宣言の延長か終了かに関わらず、当面は原則遠隔授業で構内立ち入り禁止の「レベル4」を維持すると発表した。4月28日の新型コロナウイルス対策本部会議での決定。


(画像:公表された「新型コロナウイルス感染拡大防止のための神戸大学の活動制限指針」。詳細は記事下部のリンク先)

 「レベル4」は「制限ー大」に位置付けられる。制限される活動の範囲は以下。
▽授業
 原則として遠隔授業のみ。
▽学生の入構
 学部学生は入構禁止。大学院生は、現在進行中の実験・研究に従事する者以外は入構禁止。
▽課外活動
 全面活動禁止。(動物の世話に必要な活動を除く)
▽出張・旅行(全構成員)
 国内:緊急事態宣言対象地域への不要不急の出張・旅行は原則禁止。その他地域への不要不急の出張・旅行は自粛。
 海外:学生は渡航不可、教職員は原則渡航不可。
▽事務体制
 事務機能維持のため、必要最小限の人員が出勤し、その他は在宅勤務。
▽学内会議
 オンライン会議のみ。ただし、大学(部局)運営上必要最小限の会議は、感染拡大防止策を講じた場合に限り対面会議も可能。
▽研究活動
 次に掲げる研究スタッフ(事情によっては大学院生・研究員を含む。)のみ研究室の立ち入りが許可される。できるだけ交替制とし、立ち入り者相互の面談を避ける。
(ア)中止することにより大きな研究の損失を被ることになる、長時間にわたって継続している実験を遂行中の研究スタッフ
(イ)進行中の実験を終了あるいは中断する業務に関わる研究スタッフ
(ウ)生物、液体窒素、毒劇物等の維持・管理及び実験施設、サーバー等の稼働・維持・管理のために一時的に入室する研究スタッフ

○新型コロナウイルスに対する本学の対応について(第8報)
https://www.kobe-u.ac.jp/NEWS/info/2020_04_28_01.html
○新型コロナウイルス感染拡大防止のための神戸大学の活動制限指針(4月28日現在)
https://www.kobe-u.ac.jp/documents/NEWS/info/student/guidelines_activityrestrictions.pdf


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2020-04-30 02:10:36 | ニュース
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遠隔授業開始が連休明けに集中 アクセス障害防げるのか?森井教授に聞く

2020-04-28 18:55:20 | ニュース
 4月20日に各地の大学でオンラインでの遠隔授業がスタートしたが、東北大、関大、岡山大などで学生がアクセスできなくなる障害が相次いだ。5月7日は、関西の多くの大学でオンライン授業開始が開始される第2のXデーだ。ネット社会やセキュリティに詳しい神戸大工学研究科の森井昌克教授に、起こりうるアクセストラブルの原因を分析してもらった。

 全国の大学のオンライン授業スタートの第一陣となった4月20日は、各地でトラブルが続出。
 NHKによると、5000人の学生が参加する予定だった東北大では、授業開始直前にログインする画面を開いても、「システムエラーが発生」、「アクセス集中で利用できな状況です」という表示が出て、授業を受けられなくなった
 関大では資料提示やテストの実行、レポート提出や成績データの集計が行えるLMS(学習管理システム:Learning Management System)のサーバーに入れないなどの報告が、ツイッターで相次いだ。
 岡山大でも、LMSの「Moodle(ムードル)」にログインできない状況が発生したと、山陽新聞が伝えている。
 京都市北区の佛教大では、トラブルの影響で授業開始日を5月11日に延期する事態になった。

 ホームページの告知や電話取材によると、関西では連休明けの5月7日に神戸大、立命、大府大、兵県大、神女学院大がオンライン授業を開始予定。教員や学生の習熟研修が続いている。
 4月21日以降順次開始した関学も、5月7日には全面実施に踏み切る。

【オンライン授業開始日】
 神戸大 5月7日開始。
 大府大 5月7日開始。
 兵県大 5月7日開始。
 神女院大 5月7日開始。
 近 大 5月7日開始。
 立 命 5月7日再開。
 京 大 5月7日開始。
 九 大 5月7日開始。
 明 大 5月7日開始。
 千葉大 5月7日開始。
 関 学 4月21日以降順次開始。5月7日には全面実施。
 神戸松蔭大 5月11日開始。
 北 大 5月11日開始(総合教育部)。
 早 大 5月11日開始。
 佛教大 5月11日に延期再開。
 同志社大 5月12日開始。
 大市大 5月14日開始。
 上智大 5月25日開始。

【すでにオンライン授業を開始している大学】
 阪 大 4月9日開始。全学共通科目なども4月20日実施。
 神外大 4月22日開始。29日には全面開始。
 甲南大 4月20日開始。
 阪 大 4月20日開始。
 神戸市外大 4月22日開始。
 甲南大 4月20日開始。

神戸大工学研究科の森井昌克教授にトラブルの背景を聞く

 5月7日にも、4月20日と同じようなトラブルが各地で発生するのだろうか。障害の原因はどこにあるのか、障害を避ける工夫はできるのか。神戸大工学研究科の森井昌克教授にメールで聞いた。

−−各地の大学でのこうしたトラブルは、なぜ、どのように障害が起きているのか。

「東北大の場合は、LMSと呼ばれる、出席や資料閲覧、レポート管理等を行うサーバが過負荷になってアクセスできなくなったことが原因です。サーバの処理能力には限界があり、通常、すべての学生がアクセスしてきても、処理できるように設計されているはずなのですが、それがシステムのバグ(誤り)や予想しなかった方法でのアクセス、あるいは予想以上の大量のアクセスが一時に集中すると、処理できなくなります。岡山大でも同様に一部の学生がアクセスできない事態が発生しましたが、4台のサーバで負荷を分散させなければならないのが、設定等の不備で1台に集中してしまい、サーバが落ちてしまう(動作しなくなる)ことになりました。その他、サーバが処理できたとしても、ネットワーク事体がアクセス過多で込み合ってしまい、サーバに到達できず、結果としてアクセスできないこともあります」。

−−遠隔授業をスムーズに行うためには、Zoom、Teams、LINEなどの中でどんな通信アプリを使えばベターか。

「一概に言えません。できるだけ対面に近い形での講義ということになると、ZoomやTeamsのようなビデオ会議システムで、資料等が大画面で表示できる必要があり、当然、明瞭な音声も提供できなければなりません。事前に資料を配るシステムも必要です。また対面を実現するためには、原則教員側から学生の顔を見て質問できるようにしなければなりません。それだけではなく、出席管理やレポート提出、それに試験まで行わなければならないのです。しかも公平正当にです。これを実現するとなると、大規模処理ができるLMSサーバ、それに大容量ネットワーク(処理)が必要となります。これは大学側だけでなく、学生側にも必要となり、高い処理能力を有するパソコンやタブレット、それに高速なネットワークが必要になります。一概に通信アプリと言われても答えようがありません」。

−−込んだ時間を避ける、ビデオ通信の時間を短くして音声のやりとり中心にするなど、混雑を避ける工夫はあるのか。

「もちろん、工夫はあります。いままでいくつかの大学でアクセスが困難になった第一の原因はLMSサーバへのアクセス過多、そしてネットワーク負荷の増大でした。この対処としては、講義を分散させる、つまり同じ時間帯に学生全員に講義を行わない(これは難しいですが)、必要以上の情報のアクセスを起こさせない、つまり大容量の資料のダウンロード、特に同時ダウンロードをさせない(事前にダウンロードさせる)、教員側のビデオ講義も必要最小限にし、受講側の学生も自分のビデオおよび音声をミュート(遮断)する等、いくつも方法はあります。つまり必要最小限の情報の授受をおこなうということです」。

−−関大LMSのサーバーダウンは、遠隔授業の障害とは別の問題か。

「詳しい事情は知りません。ただ、公開されている情報から判断するに、遠隔授業の障害とは無関係ではなく、やはり大量のアクセスが原因で、おそらくLMSサーバ事体は異状なく稼働したとしても、ネットワークが混雑し、つまり輻輳をおこし、LMSにアクセスできない状況が生じたのでしょう。
 神戸大のLMSにあたるBEEFに関しては、LMS自体のサーバ負荷や、ネットワーク負荷に対して十分な対策を取っています。しかし岡山大のように何が起こるかわかりません。ネットワーク負荷に関しても神戸大が万全の体制を布いていても、神戸大に届く前のネットワークでの輻輳が起こる場合もあります。極端に言えば、全国の大学の学生がネットワークを大量に使うと、それだけで、日本のネットワーク全体が、あるいはその一部が普通になってしまうこともあり得ます。学生さんはスマホやキャリア(携帯電話会社)のネットワークを使っている場合が多いので、特定の通信キャリアのネットワークが不通になる場合もあり得ます」。

−−神戸大の全学部生合わせて10000人以上に対して神戸大のLMSであるBEEFの最大接続人数は1000人とされる。(https://lecturehub.kobe-u.ac.jp/for_students/)。4月末には環境強化のためメンテナンスが予定されているが、実際に授業が始まった時アクセスには耐えられるのか。

「はっきり言ってわかりません。少なくとも保証できません。ですから必要最小限のアクセスで済ますようにコメントしています。ただ、最大接続数1000人というのは、1000人がBEEFを使った講義を受けたとたんに破綻するという意味ではなく、(基盤情報センターの規模から考えて)瞬間的に同時接続数が1000アクセスという意味でしょう。
 通常の状態であれば、たぶん大丈夫と言えますが、今回は非常時で、使い慣れていない教員と使いなれていない学生が、ほぼすべての講義でBEEFを使う可能性があるので、ダウンする可能性は否定はできません。ただ、現時点で、講義を円滑に行うために、設備を強化する必要があるかといえば、過剰設備の可能性もあり、その必要性は高くはありません。もちろん、設備資金が潤沢にあって、しかも人員が余剰していれば、行っても良いとは思いますが、現実的ではありません」。

 5月にオンライン授業を始める関西のある大学では、4月下旬に教員向けのzoomシステムを使った講習会を2回開いた。教務担当の事務職員も、教員も初めての経験でとまどうことばかり。
 ある教員は、「パソコン画面に参加してこない学生が、欠席なのかネット環境のトラブルでつながらないのかがわからない。きちんとした出欠を取れない」と不安がる。「最初の授業は、顔合わせのリハーサルになるかも」とこぼす。
 「スマホで参加の学生もいるという。小さな画面でどこまで教材を映し出せるのか?」、「実習系の授業は、どこまでオンラインでできるのか」と教員の不安はつきない。

 連休明けは、会社員のリモートワークに加え、小中学生のウェブ授業が徐々に増えるなか、多くの大学で一斉にオンライン授業がスタート。
 社会全体のインターネットのデータ量が増えるなかで、オンライン授業が本格的に船出できるかどうかが注目される。



武田廣・神戸大学長、教職員に激励メッセージ

2020-04-28 17:16:41 | ニュース
 神戸大は4月28日、公式ホームページに武田廣・神戸大学長からの教職員宛てメッセージを掲載した。オンライン授業に取り組む教員、危機の中で業務を続ける職員に感謝し、「神戸大学の生き残り、存在感向上のために、全力をあげようではありませんか」と激励している。

<学長メッセージ全文>
 教職員の皆さん、新型コロナウイルス感染症の拡大が続く中、教育・研究、附属病院の診療など本学の使命を遂行するために、最前線で奮闘していただいていることに、心より感謝し、敬意を表します。ご自身の命と健康を守るため、在宅勤務、交代出勤、時差通勤などあらゆる対策を講じてください。また、附属病院をはじめ、どうしても出勤する必要がある部門においては、感染防止対策に最善を尽くすよう、改めてお願いします。

 この感染症がいつ克服されるのか、現時点では予測することは不可能です。学生諸君がキャンパスに立ち入ることを禁じており、大学の第一の使命である学生の教育は、そのスタイルを一変させる必要があります。教員の方々は遠隔授業のためのコンテンツ作りに多大な労力を強いられ、ストレスも多いと思いますが、教育方法を変革、高度化するチャンスともとらえて挑戦していただくよう訴えたいと思います。また、学生諸君に知的刺激を与え、人生の先達としての知恵を伝えてきた、対面講義での「雑談」・「脱線」に通じるような工夫もお願いします。

 職員の皆さんには、学生諸君からの履修登録などの問い合わせ対応、システム環境の整備など多く課題に忙殺されていると思いますが、大学の教育機能の維持は皆さんの双肩にかかっています。学務関係以外の職員の方々にも、厳しい職務環境の中で、大学機能の維持に尽力いただいています。皆さんのご努力に心から感謝しています。

 大学は社会に指針を示す「知」の拠点です。研究を通じて、感染克復の方策を追究すること、社会・経済的影響を最小化する政策を提言すること、感染症と共存する社会の在り方を構想することが現下の使命です。

 天然痘、ペスト、コレラ、約100年前のスペイン風邪など未知の感染症は繰り返し大流行してきました。中世のペストの甚大な被害が人々の宗教との関係を大きく変えたように、社会変革につながる衝撃を世界に与える可能性も小さくありません。アカデミアの役割は、そのような影響を客観視し、将来を構想することです。文理の広範な分野の研究者を擁する神戸大学は、その先頭に立つ気概を持たなければなりません。研究科間の垣根が低い本学の伝統を生かし、社会が必要とする研究分野の開拓にも挑戦してください。

 大学執行部は、教育、研究に必要な環境整備に全力で取り組みます。生計の維持も難しい状況の人も少なくない今、教育・研究を通じて社会貢献する気概を持たなければ、大学は社会から見捨てられてしまうでしょう。神戸大学の生き残り、存在感向上のために、全力をあげようではありませんか。

(令和2年4月28日 神戸大学長 武田 廣)

○【メッセージ】教職員の方へ 学長メッセージ
https://www.kobe-u.ac.jp/topics/sf/message/2020_04_28_01.html

(画像下:学長メッセージのスクリーンショット 2020年4月28日付)



【速報】課外活動の自粛期間、6月25日までに延長

2020-04-28 16:33:29 | ニュース
 神戸大は4月28日、公式ホームページを更新し、課外活動の自粛期間を6月25日まで延長すると発表した。現在、兵庫県が特定警戒都道府県に指定されていることと、5月7日からの第1クォーターの授業がインターネットを用いた在宅受講となることに合わせ、課外活動についても第1クォーター終了日までは中止となった。次回の通知は6月上旬頃。

 16時半頃に神戸大学生支援課課外活動担当から課外活動団体宛に送られたメールでは、要請に反して「本学学生とは限りませんが、六甲台グラウンドを使用している者がいるという情報も入っております」とし、違反に対して改めてペナルティの可能性を警告した。

 4月28日16時29分に課外活動担当から課外活動団体宛に送信されたメールの全文は以下。(個人情報は伏せています)
〜〜〜
非公認課外活動団体 御中

学生支援課課外活動担当の〓〓です。
標記について、本日(4/28)付で第6報が学生担当理事より発出されました。

5/6(水)までとしていた課外活動禁止期間が、6/25(水)まで延長されました。

度重なる延長となりますが、引き続き、体調管理・感染対策をしっかりしてください。
本学学生とは限りませんが、六甲台グラウンドを使用している者がいるという情報も入っております。不要不急の外出は控えてください。
この通知による措置が守られていないことが判明した場合は、規制解除後も
一定期間の活動停止等のペナルティを科すことがあります。

また、例年4月末に提出して頂いている「非公認学生団体継続届」については、
課外活動再開時期の目途が立ち次第、提出締切日を案内する予定です。

各所属のサークルメンバーへ、必ず周知して頂くようよろしくお願いします。
(なお、この情報は大学HPの「在学生の方へ」「うりぼーボータル」
へも掲載予定です。)

--
************************************************
国立大学法人 神戸大学
学務部学生支援課生活支援グループ(課外活動担当)
〓〓〓〓
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〜〜〜

学生担当理事からの第6報全文は以下。
〜〜〜
令和2年4月28日
神戸大学学生担当理事

課外活動の中止又は延期について(期間再延長)

 令和2年4月7日付けで新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、課外活動 団体・サークルに対して活動の禁止について通知しているところです。
 現在、兵庫県を含む13都道府県が新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、 特に重点的に感染拡大防止の取組を進めていく必要がある特定警戒都道府県に位置付けられました。
 また、5月7日(木)から開始する第1クォーターの授業は、インターネットを用いた遠隔授業での実施とし、学生は自宅において授業を受講することとしております。
 そのため、課外活動についても禁止期間を更に延長し第1クォーター終了日までとしましたので、お知らせします。
1 課外活動において、複数の部員が集合して行う活動(練習、対外試合、合宿、遠征、食事会、飲み会等)は、中止又は延期してください。
2 大学の全ての課外活動施設(グラウンド、体育館、学生会館、その他共用施設等)の 使用を禁止します。
3 上記1及び2の措置は、令和2年6月25 日(水)までとします。次回の通知は、 6月上旬以降に行う予定です。
*今後の状況により期間を変更することがあります。 また、現在も状況は変化していますので、最新情報に注意を払うようにしてください。 **この通知による措置が、守られていないことが判明した場合は、規制解除後も一定期間の活動停止等のペナルティを科すことがあります。
本件問い合わせ先:学務部学生支援課 (TEL:078-803-5223・5224)
〜〜〜

○課外活動の中止又は延期について(6月25日まで延長)
https://www.kobe-u.ac.jp/NEWS/sub_student/2020_04_28_01.html