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2021年神戸大学10大ニュース スポーツ編

2021-12-31 23:49:37 | ニュース
 神戸大学スポーツ・オンラインでは、神戸大のスポーツに関連する2021年の出来事の中から10大ニュースを記者の投票で選んだ。<塚本光>

【2021年神戸大学スポーツ10大ニュース】

1位 硬式野球部 35年ぶり9回目のリーグ優勝(10月6日)
2位 タッチフット 武庫女大に惜敗で16年ぶりに東西王座決定戦逃す(11月21日)
3位 男子ソフトボール部インカレ出場 初戦で早大に敗北(9月 11日)
4位 大学男女混合駅伝、初開催 神戸大も参加(3月21日) 
5位 水泳関西学生記録会 2年の松島が100・200mバタフライで大会新(5月30日)
6位 アメフト秋季リーグ 2ブロックに分け変則開催(10月 2日)
7位 射撃部 体育会に加盟(5月4日)
8位 硬式野球部、関西大に敗れる 明治神宮大会初出場ならず(11月1日)
9位 龍谷大に敗れ4位で終了 水球関西学生選手権(8月13日)
10位 神戸大学スポーツ・オンライン 開設(3月)

【1位】硬式野球部 35年ぶり9回目のリーグ優勝(10月6日)
 
 神戸大硬式野球部は、10月5日、近畿学生野球連盟秋季リーグ1部で35年ぶり9回目の優勝を決めた。勝ち点で並んでいた和歌大が、この日、奈学大に敗北したため勝率の差で優勝が決定した。

▼「35年ぶり9回目のリーグ優勝 硬式野球部」=https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/b0c85ea554d2dea0f1c02bd8a866e973。
▼「硬式野球部優勝 35年前の優勝を知るOBが語る」=https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/a8207de0fadc959229d5a5e65f10051b。


(写真:優勝翌日行われた祝勝会。満面の笑みで胴上げを行う選手と宙に舞う中井明則監督 2021年10月6日午後、六甲台グラウンドで 硬式野球部提供)

【2位】タッチフット 武庫女大に惜敗で16年ぶりに東西王座決定戦逃す(11月21日)

 神戸大タッチフットボール部Rooksは11月21日、関西女子学生タッチフットボール秋季リーグで、武庫女大と戦い、6-13で敗れた。武庫女戦に敗れたことにより、今季リーグ3位に終わり16年ぶりに東西王座決定戦への出場を逃した。東西王座決定戦への出場できないため、4年生はこの試合が最後の試合となった。


(写真:涙ながらにインタビューを受ける選手たち 1枚目右から、森島、和田、下倉、高崎 2枚目比企野)

【3位】男子ソフトボール部インカレ出場 初戦で早大に敗北(9月11日)

神戸大男子ソフトボール部は、9月11日、全日本大学ソフトボール部選手権大会(男子)1回戦に出場し、早大と初戦を戦った。試合は富山県の岩瀬スポーツ公園で行われ、4回コールド負けで、1回戦敗退となった。男子ソフトボール部がインカレに出場するのは、34年ぶり3回目。


(写真:富山県岩瀬スポーツ公園で 9月11日 提供写真)

【4位】大学男女混合駅伝、初開催 神戸大も参加(3月21日)

 第1回全国招待大学対校男女混合駅伝(主催=関西学生陸上競技連盟、産経新聞社、関西テレビ放送)が、雨の降るなか大阪・長居公園特設コースで行われ、参加17校のうち神戸大は15位に終わった。

【5位】水泳関西学生記録会 2年の松島が100・200mバタフライで大会新(5月30日)

 神戸大水泳部競泳面は、5月30日に行われた、「第20回関西学生夏季公認記録会」に出場。2年の松島は、100mバタフライと200mバタフライで、大会新記録を出し、インカレ標準記録を突破した。松島を含め3人がインカレ標準記録を突破し、チーム全体でも78.6%がベストを更新した。


【6位】アメフト秋季リーグ 2ブロックに分け変則開催(10月 2日)

 関西学生アメリカンフットボールリーグDiv.1は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が遅れ、2ブロックに分けてリーグ戦を行った後に順位決定戦を行う形で開催された。
 神戸大アメフト部レイバンズは、関西学生アメリカンフットボールリーグDiv.1を3位で終え、11月13日、順位決定戦で、同志社大と対戦した。先制点を同志社大に譲り、前半は同志社大がリードしたが、神戸大が後半巻き返し、同志社大に22-10で逆転勝利し、今季リーグを5位という結果で終えた。


(写真:順位決定戦終了後、後輩への熱い想いを語る主将・森分)

【7位】射撃部 体育会に加盟(5月4日)

 ライフル射撃サークルが公認団体に昇格し、5月13日に「神戸大学射撃部」としてスタートした。吉川峻一朗主務は、「コロナ禍の過酷な状況下の発足とはなりましたが、技能の向上、大会での入賞と射撃競技の普及を目指したい」とコメントしている。

【8位】硬式野球部、関西大に敗れる 明治神宮大会初出場ならず(11月1日)

 神戸大硬式野球部は、11月1日に南港中央野球場で行われた明治神宮野球大会関西地区第2代表決定戦の1回戦で、関西大学と対戦。1-6で敗れ、明治神宮大会初出場を逃した。守備では失策や先発の被弾などで3回までに5失点、得点は押し出し死球による1点だけと、投打が振るわなかった。


(写真:試合終了後、スタンドに一礼する硬式野球部)

【9位】龍谷大に敗れ4位で終了 水球関西学生選手権(8月13日)

 神戸大水泳部水球面は、関西学生選手権水泳競技大会水球競技に出場し、4位という結果に終わった。8月13日の3位決定戦で龍谷大に敗れ、3位という目標には惜しくも届かなかった。

【10位】神戸大学スポーツ・オンライン 開設(3月)

 ニュースネット委員会と応援団が、共同運営・編集する神戸大学スポーツ・オンラインが、3月に開設された。体育会所属団体の試合速報や新刊情報などを主に発信している。


2021年神戸大学10大ニュース コロナ関連が7項目

2021-12-31 12:11:52 | ニュース
 神戸大ニュースネット委員会は、神戸大に関連する2021年の出来事の中から10大ニュースを記者の投票で選んだ。硬式野球部の35年ぶりリーグ優勝という明るいニュースが3位に入ったが、10項目中7項目がコロナ禍に関するニュースで、依然として学生生活に暗い影を投げかけている。読者からの投票もフォームで募っている。<塚本光>

【2021年神戸大学10大ニュース】
1位 2年ぶりの入学式、異例の2部制で 1、2年生同日開催(4月6日)
2位 六甲祭、多彩にオンライン開催 コンテストは運営の「不適切対応」で中止に(9月7日)
3位 硬式野球部 35年ぶりのリーグ優勝(10月6日)
4位 課外活動、再び全面禁止 3回目の緊急事態宣言で(4月30日)
5位 自由劇場約10か月ぶりの活動再開を発表(12月3日)
6位 前期の授業 対面中心から急転直下オンラインに(4月)
7位 藤澤正人教授 第15代学長に就任(4月1日)
8位 校舎にもウリ坊出没 廊下疾走の動画バズる(7月22日)
9位 コロナ禍で2年ぶり卒業式(3月25日)
10位 震災26年 慰霊献花式、コロナ禍のもと静かに開催(1月18日)

 ニュースネット委員会が、メディア研と共同運営するニュースブログ(https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media)に掲載したニュースは、2021年1月1日から12月26日20時までに396本(告知記事も含む)あった。一部関連項目をまとめたなかから、記者が2021年を代表する重要なニュース項目を投票で選んだ。

【1位】2年ぶりの入学式、異例の2部制で 1、2年生同日開催(4月6日)

 4月6日にワールド記念ホールで入学式が行われた。午前は新入生、午後は昨年新型コロナ感染拡大で実施できなかった2年生を対象にした異例の2部制に。午前の部では、作家の玉岡かおる氏が記念講演を行い、午後の部では、神戸大学ベルカンとの座談会が開催された。会場への入場は学生のみに制限され、式典の模様は、Youtubeでライブ中継された。


(写真:新型コロナ禍の感染再拡大の兆しの中、対面で行われた新入生の入学式。ソーシャルディスタンスをとって着席した。2021年4月6日午前10時すぎ。中央区港島中町のワールド記念ホールで)

▼「4344人の神大生を迎え 2年ぶりの入学式」=https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/d09f23a3f1c5e8c3cb21de9187d13347
▼「新入生の声 『去年入学した友人と同じ日なのはちょっと複雑』」=https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/4f0dc676a21f3c9df90f316a12560e04
▼「『やっと入学できた』『入学式というより始業式』」 2年生の声」=https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/f5900e0c7535bf2a133aa35ced142acc


【2位】六甲祭、多彩にオンライン開催 コンテストは運営の「不適切対応」で中止に(11月13日)

 今年の六甲祭は初の全面オンライン開催に。昨年は、ミスコン、ミスターコンのみのネット開催だったが、今年は多くの課外活動団体などの手で41もの企画が多彩に繰り広げられた。
一方で、初の男女混合コンテストの試みだった「THE Campus KOBE」は迷走した。出場者の一人が、8月6日、投票のしくみをめぐる“運営側の不適切な対応”を理由に「棄権する」とTwitterで表明。9月2日までコンテストが中断する事態となった。運営統括は退任、出場者はコンテストにいったん復帰したが、謝罪文や詳しい経緯がネット上に発表されるなど異例の展開となった。
 さらに六甲祭開催直前の11月9日にファイナルイベントの開催中止が発表され、グランプリや順位の発表は行われなかった。関係者によると、大学がファイナルイベントの開催を認めなかったことが理由だったとされている。


▼「運営の『不適切な対応』で一時中断 六甲祭THE Campus KOBE」(9月7日)=https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/aef928eef835ded18b9d7be72db2f14f
▼「フォロワー数を基準とする審査方法変更へ THE Campus KOBE」(9月6日)=https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/e9021ad392caa7ac693871d055dc7f3a
▼「昨年は炎上、今年はトラブル 六甲祭コンテスト開催の意義どこに」(9月6日)= https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/f0ef17e66044ccd043d0a5a54232276d
▼「コンテストのファイナルイベント中止 六甲祭『THE Campus KOBE』」(11月9日)=https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/c3769178ad56db94a362944892fa2035
▼「六甲祭2021 オンラインで41企画を発信」(11月12日)=https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/485dfe46c96bb2cbc5f882b736bb0f25


(画像:昨年と違って、学生団体のオンライン企画が数多く開催された六甲祭。画像はニュースネット委員会が主催した「阪神・淡路大震災フォーラム『記録と記憶、共有と発信』」のスクリーンショット 2021年11月14日)


【3位】硬式野球部 35年ぶり9回目のリーグ優勝(10月6日)

 神戸大硬式野球部は、10月5日、近畿学生野球連盟秋季リーグ1部で35年ぶり9回目の優勝を決めた。勝ち点で並んでいた和歌大が、この日、奈学大に敗北したため勝率の差で優勝が決定した。
 10月30日からの関西地区大学野球選手権大会に出場したが、2連敗し、神宮大会出場はならなかった。

▼「35年ぶり9回目のリーグ優勝 硬式野球部」=https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/b0c85ea554d2dea0f1c02bd8a866e973
▼「硬式野球部優勝 35年前の優勝を知るOBが語る」=https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/a8207de0fadc959229d5a5e65f10051b


(写真:優勝翌日行われた祝勝会。満面の笑みで胴上げを行う選手と宙に舞う中井明則監督 2021年10月6日午後、六甲台グラウンドで 硬式野球部提供)


【4位】課外活動、再び全面禁止に 3回目の緊急事態宣言(4月30日)

 神戸大学生支援課は、「4月30 日(金)〜 5月11日(火)の課外活動については原則禁止」とした通知を、同日メールなどで課外活動団体に伝えた。対面での活動が再び禁止となった。活動禁止は、6月21日まで続いた。
 3月下旬には、「体験入部」も認められるなど、前年春から1年間続いた課外活動の規制にようやく“雪解け”ムードが広がっていたが、4月に入って新型コロナの感染急拡大で、再び“氷河期”の様相になった。
 6月20日には緊急事態宣言が解除され、部分的に対面活動が認められ、秋には条件付きでた大学生部員の参加も認められた。さらに10月下旬の秋新歓はオンラインと対面のハイブリッド開催されたり、12月には「3時間制限」を年明けからはずす方針が打ち出されるなど、感染の拡大状況に合わせて、規制は強化されたり緩和されたりが繰り返されることに。しかし、12月にオミクロン株の感染が広がり始め、30日には兵庫県内で初めて市中感染が確認され、再び課外活動への制限強化への懸念が広がっている。

▼「5月11日まで対面での課外活動は原則禁止に 学生支援課が通知」=https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/2aad395451504abd07b50282de654752


【5位】自由劇場、11か月ぶりの活動再開を発表(12月3日)

 神戸大演劇部自由劇場が、12月3日にツイッターで「11月1日付けで大学から活動再開の許可を得た」と発表した。
同部は、昨年12月25日付で1年3か月の課外活動停止処分を受けていたが、約11か月ぶりの活動再開となった。「学内での活動は3時間」という制限を守らなかったこと処分の原因と発表されていた。

▼「自由劇場 約10カ月ぶりの活動再開を発表」=https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/38459c7cafc3cc51e4f4c3ae74d6ca6c


【6位】前期の授業形態 対面中心から急転直下オンラインに(4月)

 前期の授業方針については、2月に「新年度は『対面による授業を中心に開講する』というのが大学全体の基本方針」と一部の学部が公式サイトで公表し多くの学生が期待を寄せた。
 しかし、4月に入って各学部は「少なくとも4月末までは遠隔授業を基本とする」(4月12日海洋政策科学部)、「4月13日(火)から19日(月)まで、全ての授業をオンラインで実施」(同日法科大学院)と、全学方針と違って実態はちぐはぐな状況に。
 結局、新型コロナの感染拡大を受け、授業開始1週間後の4月19日には、全学サイトは「前期は可能なかぎり順次遠隔授業に切り替える」と急旋回。5月26日には、「9月末までの間、授業はできるかぎり遠隔で」と発表された。
 10月1日の緊急事態宣言解除で、12月2日からの第4Qの対面授業は徐々に広がったが、先行きは依然不透明だ。

《兵庫県の新型コロナウイルスの感染に対する対応》
2020年
 4月 7日〜5月21日 初の緊急事態宣言
2021年
 1月14日〜2月28日 2回目の緊急事態宣言
 4月 5日〜24日   初のまん延防止等重点措置の適用
 4月25日〜6月20日 3回目の緊急事態宣言
 6月21日〜7月12日 2回目のまん延防止等重点措置の適用
 8月 2日〜8月31日 3回目のまん延防止等重点措置
 8月20日〜9月30日 4回目の緊急事態宣言
 10月1日〜       宣言も措置適用もなくなる
 12月30日       オミクロン株、兵庫県で初の市中感染を確認


▼「わずか1週間のキャンパスライフ 1年生の声を聞く」=https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/c31e080227323525a0d0cea84e1ed3cc


【7位】藤澤正人教授 第15代学長に就任(4月1日)

 藤澤正人教授が、4月1日付で第15代神戸大学学長に就任した。
 大学公式サイトには、「大学間競争が激しくなる中で、大学間の連携も視野に入れ、投資家、産業界、自治体などとの連携強化や、研究教育、経営の創造的改革に取り組んで、国際的な研究教育の拠点を形作りたい」と意欲的なメッセージが掲載された。

▼「藤澤正人・新学長が就任メッセージ 大学サイトに掲載」=https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/cf84b4a8f418eded18ca4aa1f38d55c3


(画像:藤澤正人新学長。大学公式サイトから)


【8位】学内にウリ坊出没 廊下疾走の動画バズる(7月22日)

 1匹のウリ坊が、工学部校舎の廊下を疾走している16秒の映像。7月16日に法学部教授がツイッターにアップした動画が13万回も再生されて話題となった。
5匹で行動していた集団のうち、7月20日に2匹は捕獲され、殺処分に。神戸市によると、電話で通報があり、市から委託された地元猟友会によって校地南側の貯水池付近で捕獲されたという。残る3匹は「逃走中」だ。

▼「校舎を疾走するウリ坊 危険な親イノシシはどこに?」=https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/b5f2b2e5cda85de028f26e37362be7b8
▼「捕獲されたウリ坊は2匹、殺処分に 3匹は逃走中🐾」=https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/ec3221605dd26c40718c06657126391b


(画像上左:廊下の向こうから走ってくるウリ坊。 画像上右:ドアから校舎外に飛び出す。鼻が突き出て瓜型の体形。いずれもツイッターの動画から)


【9位】コロナ禍で2年ぶりに卒業式(3月25日)

 3月25日、新型コロナの影響で2年ぶりの開催となった全学の学位記授与式(卒業式)が、ワールド記念ホールで行われ、学部2543人、大学院修了者1170人が巣立った。感染第4波の兆しが報じられる中での式典となったが、武田廣学長(当時)は式辞で、「複眼的な視点で激変する動きから取り残されるな」と訴え、卒業生代表は「技術や知識の盾で大切なものを守ります」と決意を述べた。新型コロナ感染拡大を防ぐため保護者の参列はできず、式の模様はオンラインで配信された。

▼「コロナ禍で2年ぶりの卒業式 『技術や知識の盾で大切なもの守る』と答辞」=https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/7f329ed0a465aa6f115f545d721da7b8


【10位】震災26年 慰霊献花式、コロナ禍のもと静かに開催(1月18日)

 阪神・淡路大震災から26年。1月18日午後、六甲台第1キャンパスの慰霊碑前で遺族や武田学長(当時)が参列して慰霊献花式が行われた。コロナ禍のなかのため、大学側からは幹部教職員のみの参列で、遺族も3組と静かな式となった。

▼「コロナ禍の震災26年 静かに慰霊献花式」=https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/3b7bbb4398c9436894acc30e49ecc326


(写真:震災慰霊碑に献花し、手を合わせる武田学長<当時>。 2021年1月18日12時21分、神戸大六甲台第1キャンパスで。)


読者の皆さんの投票もお待ちしています!

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壷井達也選手は最終9位 フィギュア全日本選手権

2021-12-26 23:42:22 | ニュース
 北京冬季五輪最終選考会を兼ねるフィギュアスケート全日本選手権男子シングルが、12月24日、26日に、さいたまスーパーアリーナで行われた。今季全日本ジュニアで2位だった神戸大の壷井達也選手(国人・1)はSP得点が77.31、FS得点が157.90、総合得点が235.21で、24人中9位という好成績だった。<本多真幸>

 神戸大の壷井達也選手(国人・1)が、フィギュアスケート全日本選手権最終日に出場した。
 12月24日のSPは、3番目に滑走し、得点が77.31で12位だった。
 
 つづく26日のFSでは、19時19分ごろの地上波のテレビ放送の中で、男子フリー最終グループの第3グループのトップで紹介された。グループ6人の先頭でリンクに飛び出した壷井選手は、黒いウインドブレーカー姿。背中の「神戸大学Figure skating club」の白い文字が全国に放送された。
 ラフマニノフの「10の前奏曲 作品23」のピアノ曲に乗ってスタート。まず4回転サルコーを決め、トリプルアクセル、ダブルトゥループを続けてこなす。さらにトリプルアクセルの着氷もうまく決めた。
 曲調が穏やかになってトリプルループ、後半のジャンプでもトリプルフリップとトリプルトゥループなどを次々にこなして、大きなミスもなく最後は美しくフニッシュ。最後は拳を突き上げ、やりきった笑顔がテレビ画面に大写しになった。

 19歳の壷井には、会場の大きな拍手とともに、「将来を担う若き才能が躍動しました。素晴らしい演技です」という実況アナウンスが送られた。



宝生流能楽部、関西宝連出演 個性が光る仕舞を披露

2021-12-25 23:30:02 | ニュース
 神戸大宝生流能楽部は、12月25日(土)、大江能楽堂(京都市中京区)で行われた第12回関西宝生流学生能楽連盟秋季大会に出演した。大会には関西の高校と大学から40人が参加した。宝生流能楽部が他校と合同の舞台に出演するのは約1年ぶり。大会は、出演者と観客全員の検温、アルコール消毒のもと、観客を入れて実施された。<笠本菜々美・本多真幸>


(写真:宝生流能楽部の皆さん)

 宝生流能楽部は、12月25日(土)、大江能楽堂(京都市中京区)で行われた第12回関西宝生流学生能楽連盟秋季大会に出演した。大会には、京都府、大阪府、兵庫県の高校と大学、合わせて6校が参加。神戸大は、通常の能とは異なり、演者が面や装束を着用せず、演者と地謡(演者の後ろで場面の情景や、人物の内面を謡う役割)のみで行う「仕舞」を披露した。

 能楽部の部員による仕舞は「胡蝶」、「歌占(うたうら)」、「融(とおる)」、「邯鄲(かんたん)」の4つ。
 
 「胡蝶」を演じたのは平田航大さん(営・1)。胡蝶という名の通り舞台を蝶のように舞う動きが特徴。金色の扇子の動きもゆったりと滑らかで、胡蝶の精が喜びの舞を舞う様子を表現した。平田さんは、「入部してまだ4カ月というのもありかなり緊張しましたが、曲の雰囲気を損なわないようにゆったり舞うことだけを考えました。」と話した。


(写真:「胡蝶」を披露する平田さん)

 続いて「歌占」を演じた小林莉久さん(理・2)は、力強い声で観客を圧倒した。謡に合わせた強弱のついた足踏みや、指先まで意識された細かな所作で観る者を夢中にさせた。小林さんは、「プログラムが例年と違い、神戸大生の発表が連番になっていたので、のどが疲れて大変でした。」とコメントした。


(写真:「歌占」を舞う小林さん)

 そして、「融」を演じた齋藤花織さん(営・3)は、凛とした通る声が印象的。謡に合わせ、扇子を様々な形で用い、亡霊が舞をたのしみつつ消えうせる様子を描いた。齋藤さんは、「頼りになる先輩方が卒業し人数が少なくなってしまったこと、謡(うたい)をしっかり覚えなければならないことなど不安でいっぱいでしたが、うまく終わってよかったという気持ちです。」と感想を述べた。


(写真:「融」を披露する齋藤さん)

 神戸大の最後を飾る「邯鄲」を披露したのは岡田大河さん(海事科学研究科・修士1)。テンポの緩急が激しい仕舞を見事に演じきった。足踏みの音や動作のスピードにメリハリがあり、表情豊かに青年盧生を表現した。岡田さんは、「緩急が大事な曲でしたが、舞台が滑りやすいとか観客の目とかがあって、練習通りにはできなかった。」と振り返った。


(写真:「邯鄲」を舞う岡田さん)

 齋藤さんは全体を振り返り、「今回は時間がなく、あまり練習ができなかったので、次はしっかり練習を重ねてから自信をもって舞えるようにしたい。」と次への意気込みを語った。
 
 指導係の伊東さんは、「それぞれが落ち着いていて、稽古以上のものができていました。あとは地謡がしっかりすれば、仕舞も引き立つと思います。」とコメントした。

【訂正】
 第12回関西宝生流学生能楽連盟秋季大会の開催日を「12月25日(日)」としていましたが、「12月25日(土)」の誤りでした。また、指導係の方を「伊藤さん」としていましたが、「伊東さん」の誤りでした。お詫びして訂正します。(2021年12月30日21時55分 編集部)



新人戦で4位 女子ラクロス部

2021-12-25 23:18:41 | ニュース
 神戸大女子ラクロス部は、12月25日に京都工芸繊維大で行われた、新人戦ウィンターステージ決勝トーナメントに出場した。準々決勝で勝利したものの、準決勝、3位決定戦とも敗北し、4位という結果で大会を終えた。<塚本光>


(画像:女子ラクロス部公式Instagram スクリーンショット)

 神戸大女子ラクロス部は、12月26日、新人戦ウィンターステージ決勝トーナメントに出場した。

 1戦目の準々決勝では、京工繊大と対戦。1点のリードを守り切り、2-1で勝利した。

 続く準決勝では、今年のリーグで準優勝の関学大と対戦。0-3で完封負けとなった。

 3位決定戦では、立命大と京都大の合同チームと3位をかけて戦った。接戦となったものの、1-3で敗れた。

 神戸大女子ラクロス部は4位で大会を終えた。なお、決勝カードはリーグ戦と同じく関学大対同志社大となり、同志社大が勝利して、リーグ戦に続いて優勝を決めた。

≪新人戦ウィンターステージ決勝トーナメント(舞洲運動広場運動場)≫
1位:同志社大
2位:関学大
3位:合同12(立命大・京都大)
4位:神戸大