黒坂黒太郎コカリナブログ

黒坂黒太郎のコカリナコンサート活動、東日本大震災被災地支援活動など

被災地支援コンサートVol.70   和歌山県田辺市       7月1日

2012-07-09 10:53:58 | 被災地支援
田辺市(たなべし)は、近畿地方の南部、和歌山県の中南部に位置する市です。近くに「白浜温泉」があり、観光でも賑わう町。
粘菌の研究ではノーベル賞をはるかに越えていた、とも言われる研究者南方熊楠(みなかた くまぐす、1867- 1941)の出身地でもあります。
また、熊野古道の中辺路ルート、大辺路ルートの分岐点で、「口熊野」とも言われます。 この町の文化会館で被災地支援コンサートが行われました。
このコンサートは東日本大震災の被災地と共に、昨年9月に起きた紀州豪雨の被災者の皆さんを励ます目的も持って行われました。
主催してくれたのは女性達。実行委員長はなんと86歳。前日に、400席のチケットは完売。満席との連絡が入っていました。
ところが、とんでもないことが起きました。朝、羽田を飛行機で発って白浜空港に向かいました。快適な空の旅で白浜上空に到達し、順調に着陸、と思われたとき、いきなり飛行機は高度を上げたのです。「空港が雲に覆われ着陸できない」と言う。その後、何度も試みるのですが駄目。結局、飛行機は関西空港に着陸する事になりました。関西空港から田辺までは3時間近く掛かります。かなり焦りました。でもなんとか開演1時間半前には会館に到着、無事コンサートを行うことができました。
このコンサートには紀州豪雨で高校生まで亡くなるという大きな被害を受けた田辺市伏菟野(ふどの)地区の住民の皆さんも参加してくださいました。そして、その時倒れた木で作った木でできたコカリナも演奏させていただきました。また、以前田辺を訪れたときに、僕がこの町のために創った「優しき町」という曲も周美が披露しました。

最後、伏菟野地区のみなさんと一緒に「ふるさと」を合唱。