あれは10月2日火曜日
台風が去り、空は明るく雲も殆どなく暖かい日でした。
病院で父は最近は車椅子に乗るのも億劫がってたのですが、「今日は乗ってもいい」と言ってました。
看護師さんに車椅子で病院内をお散歩するだけでなく「おやつを食べがてらちょっと外に出てもいいですか」と聞いたら、外は寒いのじゃないかと心配してましたが、「今日は麗らかで暖かいです」と答えたらにっこりしていいですよと答えてくれました。
車椅子に看護師さんに手伝ってもらい乗って、1階までエレベーターで行き、そこのコンビニで焼きプリンを買って(医師の許可をいただいてます)テーブル席に車椅子を寄せて父はゆっくりたべました。私はブラックの缶コーヒー。
食べた後、父に外に行ってみないかと提案したら行ってもいいというのでゆっくりと病院を出ていきました。
父の入院している病院は千葉の田舎にある広大な敷地の大学病院です。門から病院の入口まで結構距離があり、緑が豊かで遊歩道もあります。
はじめに、ここの病院にあるドクターヘリ(救急ヘリコプター)が見たいなと思って探そうかと思いましたが父は
「駐車場があるから見れないよ」と言います。確かに広大な駐車場に阻まれて行けなそうです。父を長い時間強い日差しに当てるのも気の毒なので引き返し遊歩道の方へ。ここなら日向と日陰がほどよくミックスしてます。
遊歩道では30歳代位のパジャマ姿の男の人と寄り添うように歩く女の人が通り過ぎました。ご夫婦かな。また車椅子に乗ったやっぱり30~40歳代くらいの男の患者さんに奥さんと小学校低学年くらいの男の子がニコニコして一緒にいました。
9月に外を散歩したときは近くの森(これも敷地内)からツクツクボウシが聞こえたけど、もうさすがに聞こえません。
「やっぱり蝉はもう鳴かなくなったね」と言ったら
「そうやな、もう蝉は聞こえんわな」と父もいいました。
遊歩道には折れた枝が所々転がってます。
「台風が来たから枝が飛んできたんだね」と言ったら、
「そうやね飛んできたんやね」と言ってました。
父は京都の人なのでさりげなく京言葉です。
遊歩道が終わり、またゆっくりと病院に入り、病室で飲むお茶や水を買って上に登りました。デイルーム(談話室)のテーブルについて父のストロー付きコップに少し冷たいお茶を入れて飲んでもらいました。
なんてことない話ですが、記録したくて書きました。
台風が去り、空は明るく雲も殆どなく暖かい日でした。
病院で父は最近は車椅子に乗るのも億劫がってたのですが、「今日は乗ってもいい」と言ってました。
看護師さんに車椅子で病院内をお散歩するだけでなく「おやつを食べがてらちょっと外に出てもいいですか」と聞いたら、外は寒いのじゃないかと心配してましたが、「今日は麗らかで暖かいです」と答えたらにっこりしていいですよと答えてくれました。
車椅子に看護師さんに手伝ってもらい乗って、1階までエレベーターで行き、そこのコンビニで焼きプリンを買って(医師の許可をいただいてます)テーブル席に車椅子を寄せて父はゆっくりたべました。私はブラックの缶コーヒー。
食べた後、父に外に行ってみないかと提案したら行ってもいいというのでゆっくりと病院を出ていきました。
父の入院している病院は千葉の田舎にある広大な敷地の大学病院です。門から病院の入口まで結構距離があり、緑が豊かで遊歩道もあります。
はじめに、ここの病院にあるドクターヘリ(救急ヘリコプター)が見たいなと思って探そうかと思いましたが父は
「駐車場があるから見れないよ」と言います。確かに広大な駐車場に阻まれて行けなそうです。父を長い時間強い日差しに当てるのも気の毒なので引き返し遊歩道の方へ。ここなら日向と日陰がほどよくミックスしてます。
遊歩道では30歳代位のパジャマ姿の男の人と寄り添うように歩く女の人が通り過ぎました。ご夫婦かな。また車椅子に乗ったやっぱり30~40歳代くらいの男の患者さんに奥さんと小学校低学年くらいの男の子がニコニコして一緒にいました。
9月に外を散歩したときは近くの森(これも敷地内)からツクツクボウシが聞こえたけど、もうさすがに聞こえません。
「やっぱり蝉はもう鳴かなくなったね」と言ったら
「そうやな、もう蝉は聞こえんわな」と父もいいました。
遊歩道には折れた枝が所々転がってます。
「台風が来たから枝が飛んできたんだね」と言ったら、
「そうやね飛んできたんやね」と言ってました。
父は京都の人なのでさりげなく京言葉です。
遊歩道が終わり、またゆっくりと病院に入り、病室で飲むお茶や水を買って上に登りました。デイルーム(談話室)のテーブルについて父のストロー付きコップに少し冷たいお茶を入れて飲んでもらいました。
なんてことない話ですが、記録したくて書きました。
なんだか思い出を残したくて書きました。
これから寒くなったらもう外には出れませんしね。
この頃ささいな事が実は大切な思い出のような気がします。自分自身もトシを感じてるんでしょうね~(^u^)
ささやかな事に愛しさを感じる事ができたなら、トシを取るのもなかなか良いもんですわ♪
父と娘のさりげない会話が、病院の散策路、台風一過の抜けるような青空の下、一枚の絵を見ているような静かな感動を覚えました。
10日経っても色あせない記憶、目で見たお散歩ですれ違った人々、耳で聴いたお父さまとの会話…。きっとこれからも、長く心にとどまることでしょう。、思い出は鮮やかにいつでもよみがえります…。
管理人さんの優しさがあふれる日記をありがとうございました。