えへへ(*^_^*)うちの今年の飾りです。
去年クリスマスのタペストリー（つづれ織りではないけど、布で作った壁飾りを今はこう呼んでいいようです）を作りましたが、今年はキルティングを更に入れて、あちこちアップリケして、そしてタペストリーにマルカン（小さな丸い輪っか部品）を縫い付けて、オーナメントにはカニカン（蟹の爪のような形をした部品）を付けてオーナメントを着脱可能にしてみました。
そして毎年のムーミンハウスに天使にくるみ割り人形など。
今年ももうすぐ幕が閉じます。個人的にも社会全体もいろいろあった一年でした。
友人が「今私たちは林住期にいる」と教えてくれたことがあります。活動的な日々を過ぎて、今は静かに昔を振り返る時期なのだそうです。本当にそうだなと思いました。
過去を振り返ると今になって気づくことがあり、私はつい目の前の事でテンパってしまうので、いろいろ悩んだり間違えたりしたことも多く、反省する事がとても多いです。
過去を振り返るのもそんなに悪くなくて、息子たちはとっくに自立して行きましたが、何となく小さな息子たちと一緒にいるような気持でいます。小さかった頃、もう息子達も忘れてしまったような些細な事を思い出しては楽しんでます。
その事を知り合いの人に言ったら、その方も目の前の成長した子供に目を向けつつも、実はその向こうに見える小さかった子供の姿を見ていると言ってました。
林住期もまた楽しがらずや。
今回載せる歌を最初に聞いたのはレスリーのCDからでした。だからレスリーの歌だと思ってていい曲だなあと思ってたのですが、後でレスリーと兄妹のように仲が良かったアニタ・ムイ(梅艶芳)もこの曲を歌っているのを知りました。
・・・というかこの歌はアニタさんの方が有名なようです。
アニタ・ムイさんはレスリーと下積みの頃から苦労を共にし、共に香港を代表する大スターとなった人で、スレンダーなボディに華やかで大胆な衣装を着こなし、まさにスターの風格のある方です。二人にはそれぞれ恋人がいて恋愛関係ではないけれど、心の深い所で繋がったソウルメイトと言える間柄ではないかと思います。
レスリーが旅立った後、アニタさんも同じ年の12月30日に病気で40歳の若さで旅立ちました。同じ年に二人の大スターがいなくなり、香港エンターテイメントの一つの時代が終わったとまで言われたそうです。
それからはや21年。時間は静かに過ぎてゆき戻らない。まるで流れる水のように。
この曲のイントロがなんだか懐かしくどこかで聞いたことがあるような気がしたのですが、後でわかりました。伴奏のメロディはパッヘルベルのカノンのメロディとほぼ同じです。
以前、このブログでパッヘルベルのカノンを聞くと人生の時の流れを思い起こすと書いた事がありましたが、この「似水流年」もやはり時の流れを歌っています。どうもこのメロディ自体にそんな不思議な力があるようです。
動画の中では、アニタさんの姿が写り歌詞の字幕もついてます。もちろんアニタさんの歌声がとても素敵です。
歌は広東語で字も繁体字ですが、漢字を見ると歌の内容のニュアンスがなんとなくわかるように思いますよ
似水流年 (Official Music Video) - 梅艷芳 Anita Mui
皆様良いお年を