去年、終戦記念日と聖母マリアの被昇天の日が同じ日であることを書きました。
それで今年はこの日に聖母マリア様の像を載せます。
私はクリスチャンじゃないけど、マリア様の優しい風情が好きです。
スペイン、サラゴサのヌエストラ・セニョーラ・デル・ピラール聖堂に祀られた
ピラールのマリア様のかわいいレプリカ像です。
ご本体も大きくなく、でも地元の方から厚く慕われている像だと教えていただきました。
今、日本が平和であることに感謝。
世界に戦争がなくなりますように。
maribvocalさんありがとう。大切にしますね。
キリストを祀る教会が圧倒的に多い中、カトリック王国スペインにもいくつかマリアを祀る教会があります。
この北スペイン、アラゴン州都のサラゴサ(Zaragoza )のピラールのマリア像は、スペインのみならず、世界中のマリア信仰の人々の憧れの地。スペインは各都市、各町村にそれぞれ守護聖人がいますが、サラゴサ市はこのピラールのマリアが守護聖人。
ピラールとはスペイン語の「柱」の意、その昔、十二使徒の一人、聖ヤコブの前に聖母マリアが現れ木像と円柱を手渡したという事跡が起源、この地にマリア像を祀った教会を建てたことに始まります。写真のマリア様も円柱の上に立ってます・・・。
10/12は、カスチーリャ王国のイサベラ女王とアラゴン王国のフェルディナンド王が、1492年のこの日に結婚、長きにわたる内戦を終わらせ、スペイン王国を建国した日です。今もスペインデーとして国の祝日、そしてピラールのマリアの誕生日。
この日をはさんで約10日、サラゴサはピラール祭り。学校もお休みです。街一番のお祭りなので、いろいろな宗教行事やイベント(民族芸能ホタのコンクール、各種コンサート、サーカス・・・)がありますが、中でも見事なのが10/12のマリアに捧げる献花式・・・。
スペイン中から民族衣装の正装に身を包んだ人々が朝から夕暮れまで花束を手に行列しながら歩き、聖堂前の広場に設けられた、マリア像を頂点にしたピラミッド型の献花台に、花束を捧げるのです。
私は二年前に見に行きましたが、これは圧巻です。二階建ての家の高さ以上? 抜けるような紺碧の10月の青空、色とりどりの花束や花で作ったプレート。写真を投稿したいくらいです。
ヌエストラ(私達の)・セニョーラ(女性の敬称)・デル(~の)・ピラール聖堂の名の通り、皆に慕われている聖堂。
世界平和も、病める人も悩み多き人も、皆幸せにしてくれそうな優しいお顔のマリア様、どうぞこれからも私達を見守ってください・・・。
マリア様がお守りする街なら美しい街だろうなと推測します。そしてきっと人々も愛情深いのでは、と。
小さなマリア様を戦禍や天災から守り抜いた歴史がありますもんね、心のよりどころのような存在なんだと思いました。
地元の人だけでなく昔の時代の正装姿(民族衣装)でスペイン中から献花をささげに来るその様子はじかで見たらもう感動的ですね!
スペインの民族衣装にも惹かれます。そういう衣装にずっと憧れて・・・今の歳になっちゃいましたが、あちらの方は年齢をお召しになっても素敵に着こなしているんだろうな~(#^^#)
マリア様のお祭りに参加するのだからという礼の気持ちと美しい衣装を着れる華やいだ気持ちを両方持って着ているのでしょうね。
そんな平和で華やいだお祭りをマリア様は喜んでいられるでしょう。
やっぱり日本の終戦記念日と同じ日なのが何かのご縁のように思えてしまいます