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KEITH EMERSON "The Land Of Rising Sun" v.2「日出ずる国へ」日本語訳版

2021-03-11 20:50:36 | 音の綴織

東日本大震災から10年たちました。あの時の様子は昨日の事のように鮮明に覚えてます。

一方、あの時身近にいた人が10年の月日の中で離れて暮らすことになったり旅立たれた人もいて、もう戻らない遥かな時にも思えます。

 

震災の日、イギリスのキーボードプレイヤー、キース・エマーソン氏は朝にこのニュースを知り(時差がありますから)この曲を作ったそうです。

エマーソン氏、奥様が日本人ですもんね、日本に対して親近感を持ってらしたのでしょうね。

 

勿論、いろんな海外のミュージシャンの方々が日本に住む私たちを気遣ってくれました。

 

Queenの日本向けのホームページを開けると「手を取り合ってTeo Torriatte (Let Us Cling Together)」の曲が流れてブライアン・メイ氏の手書きの文章が映し出され、日本語訳も一緒に載っていて、映像を見て涙が止まらなかった事が書いてあり、そしてとても心配して気遣ってくださってました。

 

アメリカのLady GAGAさんは震災3か月後、世界で放射能を恐れていた時期に来日。その時の強い意志を感じる表情が印象的でした。ブレスレットを作って収益金を寄付されてもいます。

 

私の好きなThe Who のロジャー氏も震災の翌年にTOMMYツアーで来日してコンサートのステージ上で”I like This Country"と言ってくれたのがとても嬉しかったです。そして10年目の今日になって知ったのですがロジャー・ダルトリー氏もピート・タウンジェント氏も震災直後に日本の私たちに心配してる事と日本への心からの敬意のメッセージを送ってくださっていたのを知りました。TOMMYツアーに使われたマイクは寄付されたそうです。

 

香港の明星の皆さんも集まって宮沢賢治の「雨ニモマケズ 風ニモマケズ」にメロディを付けて歌っている映像も見ました。

  

他の国やいろんな方々からもきっと温かいメッセージや行動を起こされたと思われますが、知ってる範囲で書きました。

 

話は戻って、キース・エマーソン氏が大震災後に日本へのメッセージと共に作ったこの曲を今日知りました。

 

そしてその5年後の今日、エマーソン氏も旅立たれました。

とにかく圧倒的なテクニックの人で、ステージでは360度どこからでもメロディをスムースに鍵盤を弾く名人技を披露したり、時に過激なパフォーマンスをしたことがあったそうですが、私が知っているエマーソン氏の演奏はダイナミックながらも非常に繊細に鍵盤を弾く”Pathetique' Symphony No 6, 3rd Movement”のイメージがあります。

そのナイーブな優しさをこの曲からも感じました。

英語版と日本語訳版がありましたが、日本語訳版を載せます

 

KEITH EMERSON "The Land Of Rising Sun" v.2「日出ずる国へ」日本語訳版


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