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香港ミニチュア展

2017-10-03 12:42:40 | 一期一絵

9月29日から10月9日まで東京駅丸の内南口すぐそばのビルKITTEの1階ホールにて「香港ミニチュア展」が開催されています。

ドールハウスが大好きな友人と3人で見に行きました。

会場は香港を紹介する囲いに囲まれて、透明ケースに入ったミニチュアの建物や小物の作品が思った以上に多く展示されてました。見始めたとき会場の一角でミニチュア作家の公開製作が終わったところで、小柄な年配の女性が片付けて席を立つところでした。う~ん、見たかった!

ミニチュアの作品はそれはもう精巧な作りで人が生活している実感や匂いも感じ、作り上げたミニチュア作家方々のこだわりや真剣な思いが感じられ素晴らしく感動的です。

カメラ撮影がOKでしたのであちこちでカメラやスマホで撮影していました。一眼レフで熱心に撮影されている方もいて、テレビカメラで撮影もされていました。私もいくつかスマホで写真を撮りました。せっかくですので載せようと思います。

作品のタイトルと作家のお名前もなるべくメモしようと思っていたのですが、作品群の前ですっかりテンパってしまってきちんとメモしなかった作品もあり申し訳ないです。透明ケースごしに作品を撮ったので周りの照明の反射も映り込んでいますがご了承下さい。

 

一昔前の九龍の中のお店屋さんだそうです。お店の向かって左側は通路になっていてポスターが貼られ、お店の向かって右側にも人がいました。

通路にはゴミ箱が倒れていて、壁には無造作にチラシが貼られていて、雑然とした建物の雰囲気がうかがわれました

「花籠 後付けのベランダ」蔡壁龍(Ian Choi)、何國添(Tim Ho)、趙斯靜(Lowell Chiu)

普通の窓に無理やりベランダを取り付け、鳥かごのように全面格子に囲われてます。小さなベランダに花を育てちょっとした庭の気分

 

 串焼きの屋台。もうもうと美味しそうな匂いの煙がでてきそう

 

「摩星嶺木屋區 摩星嶺の木造小屋群」 梁熾明(Tony Lai)

海辺にせり出すように建てられた家。作りも簡単で、南国だから隙間風があっても大丈夫だけど、台風が来たら大変になりそう。

ところどころ人の姿が見えて猫が屋根でたたずんでいる

 

「添記玩具 昔のおもちゃ屋」蔡璧龍(Ian Choi)、何國添(Tim Ho)

よく見ると懐かしいヒーローや怪獣やキャラクターがいます。日本の昭和のおもちゃ屋さんを尋ねたみたいな気分になりました。

それにしてもすごく小さいおもちゃがぎっしり!

 

この提灯の屋台はまさに香港。一つ一つがとても美しく精巧です

 

路上で雑誌を売っているスタンド。シャツ姿の売店のおじさんに猫がなついてます

 

「Q版紙巧戯 仮説舞台で演じる伝統劇」關美施(Macy Kwan)

こちらは京劇なのかな?崑劇なのかな?舞台の役者や演奏する人形もかわいらしい。

そして裏側に回ると

 

 

写真がもう少し上手だったらと悔しいのですが、それは美しい舞台衣装が置かれてます。

中央には女形のかぶる大きな髪飾りや左端には美しいアクセサリーが箱に並んでいて、映画「さらばわが愛、覇王別姫」を思い出しました

 

 

 

「香港髪廊 昔懐かしい理髪店」梁熾明(Tony Lai)

 客の座る椅子の上にはパーマをかけたときにかぶせる機械があります。

「香港冰室 伝統的な香港カフェ」梁熾明(Tony Lai)、陳慧姫(Maggie Chan)、陳詠琴(Amy Chan)

お店の床の汚れ具合が生活感が出てリアルです。天井近くに設置されているテレビは本当に映像が映ってました。

 

「金卿粥店 広東のお粥専門店」李嘉連(Vivian Lee)

揚条をお粥に浸して食べたい♪

 

「金芸茶坊 伝統的なお茶を楽しむ店」李嘉蓮(Vivian Lee)

 お茶屋さんは小さな茶器も並んで壁には絵が飾られ、美しい佇まい。

 

「羅記皮鞋 靴職人の生活」陳翠薇(Louis Chan)

既製品だけでなく、靴をあつらえて履くことが多かったのでしょうね。職人さんの実直な生活がうかがえます。

その2階には住居になっていて上から覗いて見ると

 

光っていて見えずらいかもしれませんが「PANAM」とロゴの入ったバッグが見えます。このバッグは1960年代香港が舞台の映画「欲望の翼 阿飛正傳」でレスリーも持っていました。

2階の部屋の中を真横からのぞくと

まだ若い人の部屋に思えます。

 

私のカメラ技術がいまいちですが、なるべく神宿る細部も見てほしくて写真を大きく載せました。本当はもっとたくさん作品があり、みなかなり凝っています。

そこは20世紀の香港で、華やかさだけでなく当時の貧しさも再現していて、たくましく生活している人々の営みを感じました。その昔の姿を形にして残しておきたいという作家の方々の気持ちも感じられました。昭和に子供時代を過ごした私にとっても懐かしく、佇まいも似ていて、過ぎ去っていった時をいとおしむ気持ちや切なさも感じました。

そんな小さな香港の世界に入ってプチ旅行した気持ちになりました☆

 


3 コメント

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うっとり(≧▽≦) (パブロ・あいまーる)
2017-10-04 01:04:37
お人形遊びが大好きなのでw、こーゆうミニチュアにはグッとくるわけで、まして、大好きな香港(≧▽≦)
もう、皆さんが「見て来た~」と言ってるのが、非常に裏山で~(笑)
こんなにいっぱい画像上げてくれて、チョウ嬉しいです!
どうもありがとうございます~^^

京劇?の舞台裏、春の香港旅で、香港歴史博物館で見て来ましたよ、あくまでも再現ですけど(笑)
アタシも、覇王別姫を思い、うるっときました←泣いてないけどw

あと、「羅記皮鞋 靴職人の生活」に個人的にウハウハ(笑)
ヤムヤムが『歲月神偷』でまさにこの靴屋のオヤジさんで~(≧▽≦)
また、観たくなりました、ってか、ほぼ記憶がなくて~、トホホ┐(^-^;)┌

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old香港✨ (himari)
2017-10-05 01:20:19
P子さん
やっぱり元お人形遊びが好きな女の子にはドールハウスはたまりませんよね
香港ミニチュア展良かったです。作品はもっとありまして、華やかな場所の作品もありましたが、ちょっとひなびた雰囲気の作品が、生活の匂いまで感じて何とも言えない味わいがあり心惹かれました。
やはり本物の香港に憧れますが、でも、時間旅行したみたいに、今はもう失われた生活や風景の作品ををみるのもまたいいもんでした。作家さんのこだわりと時間をかけた丁寧な作りが素晴らしかったです。
きっと来年も開催されると思います。来年東京にご用事があればぜひP子さんも見てみてください♪

そして11月3日のコンサート行きます
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ヤムヤムさん♪ (himari)
2017-10-05 12:57:22
おお、それから任連華(サイモン・ヤム)さん♪
デニムのエプロンをしてこつこつ仕事する実直そうな職人の姿が目に浮かぶよう(≧▽≦)♪

何となく、ミニチュアハウスを作った作家さんもさりげなく映画を意識している気がします
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