12月10日に資生堂ギャラリーにて開催している個展を見にいってきました
ベラスケスの有名な作品「ラス・メニーナス」を題材にしています。
この展覧会は、なんと写真撮影OKでした!
なのに・・・・なのに・・・
カメラを忘れてきてしまい、携帯電話(ガラパゴス)で写真を撮りました。
だから画像がイマイチです(^^;)
森村泰昌氏は絵の中に入り込み、人物像を自分で成り代わってほぼそっくりに写真に撮った作品を発表されてます。
”ほぼ”そっくりだけど、どこか森村氏の演出が入っていてオリジナルの作品とのささやかな、だけど決定的な違いをわざと残してます。
そこに、くすっとしたり、じんとしたり、鬼気迫るものを感じたり・・・。
作品の一部を載せたいと思いますが、ガラスのついた額に入ってますのでどうしてもガラス面に反射した画像が見えてしまうのですが、画像のイマイチさとともにご了承ください。
最初にベラスケスの描いたオリジナルの「ラス・メニーナス」
では森村泰昌氏の世界へ
まずはこの作品からスタート
静謐という言葉がふさわしいプラド美術館内の佇まい
それから少しずつ変化してゆきます
森村氏が絵の前に現れ
画家が外に飛び出し、そして絵の中をよーく見ると
扉のところの人物が森村氏がすりかわってます
「ラス・メニーナス」の両隣の絵、王フェリペ4世と王妃マリアナ・デ・アウストリアの肖像画から飛び出た二人が絵を見てる。これも森村氏。
それから少しずつ登場人物が森村氏になり、ついには・・・
全員がすりかわってます。犬も絵とよく似たわんこです。なんだか困ったような表情です。
さらには空っぽの「ラス・メニーナス」が後ろにある。みんな絵から出ちゃったのね。
さらにいろいろ変化があり、とても面白かったのですが、見た人の楽しみにしておきます。
そうそう最初に載せた展覧会ポスターの「ラス・メニーナス」も全て森村氏にすりかわってます。あ、ワンコは違うと思うけど・・・。
森村氏が着た登場人物の衣装も展示されていました
王女様と道化師の女性。
王女様のドレスは本当に子供サイズで、この小さな服をどうやって森村氏が着たのだろうかと不思議に思いました。
それから登場人物の一人一人の肖像の写真も展示されていました。
フェリペ4世は背がとても高く、おでこが広く顎がそっているとても特徴のある風貌ですが、森村氏の卵型の顔立ちにつけ顎とフランケンみたいな額をつけていました。また日本人としては標準だけどフェリペ4世のようにすごい長身ではないのですが、そのままに身長を操作せず撮ってます。
マルガリータ王女は可愛い衣装なのですが、こういう衣装を着るのは女の子という先入観で見ようとすると、お顔と手が男性なんです。
こちらは資生堂ギャラリーの紹介で写真が載ってましたので載せます
この”不思議感”がおもしろい♪
資生堂ギャラリーのあるビルの隣にも資生堂の化粧品を販売している店があり、そこの角にはフェリペ4世のシルエットが
店内中央には撮影に使用した王と王妃の衣装が華々しく展示されていましたが、こちらは写真NGでした。
王妃様の髪型すごいですよ。何時間かけてあの髪型にするんだろう。髪を洗うときはいちいちほどくのでしょうねぇ
展覧会のタイトルでも「夜に甦る」となってますが
夜になると箱から飛び出すおもちゃの物語のような
もしくは夜になると動き出す博物館の展示品の映画のようなファンタジーを感じて楽しかったです♪
絵の中の人物像はすでにモデルとなったご本人と分離して独自の生命を持っている存在となっているんだと思いました。
12月25日まで開催されてます
ベラスケスの有名な作品「ラス・メニーナス」を題材にしています。
この展覧会は、なんと写真撮影OKでした!
なのに・・・・なのに・・・
カメラを忘れてきてしまい、携帯電話(ガラパゴス)で写真を撮りました。
だから画像がイマイチです(^^;)
森村泰昌氏は絵の中に入り込み、人物像を自分で成り代わってほぼそっくりに写真に撮った作品を発表されてます。
”ほぼ”そっくりだけど、どこか森村氏の演出が入っていてオリジナルの作品とのささやかな、だけど決定的な違いをわざと残してます。
そこに、くすっとしたり、じんとしたり、鬼気迫るものを感じたり・・・。
作品の一部を載せたいと思いますが、ガラスのついた額に入ってますのでどうしてもガラス面に反射した画像が見えてしまうのですが、画像のイマイチさとともにご了承ください。
最初にベラスケスの描いたオリジナルの「ラス・メニーナス」
では森村泰昌氏の世界へ
まずはこの作品からスタート
静謐という言葉がふさわしいプラド美術館内の佇まい
それから少しずつ変化してゆきます
森村氏が絵の前に現れ
画家が外に飛び出し、そして絵の中をよーく見ると
扉のところの人物が森村氏がすりかわってます
「ラス・メニーナス」の両隣の絵、王フェリペ4世と王妃マリアナ・デ・アウストリアの肖像画から飛び出た二人が絵を見てる。これも森村氏。
それから少しずつ登場人物が森村氏になり、ついには・・・
全員がすりかわってます。犬も絵とよく似たわんこです。なんだか困ったような表情です。
さらには空っぽの「ラス・メニーナス」が後ろにある。みんな絵から出ちゃったのね。
さらにいろいろ変化があり、とても面白かったのですが、見た人の楽しみにしておきます。
そうそう最初に載せた展覧会ポスターの「ラス・メニーナス」も全て森村氏にすりかわってます。あ、ワンコは違うと思うけど・・・。
森村氏が着た登場人物の衣装も展示されていました
王女様と道化師の女性。
王女様のドレスは本当に子供サイズで、この小さな服をどうやって森村氏が着たのだろうかと不思議に思いました。
それから登場人物の一人一人の肖像の写真も展示されていました。
フェリペ4世は背がとても高く、おでこが広く顎がそっているとても特徴のある風貌ですが、森村氏の卵型の顔立ちにつけ顎とフランケンみたいな額をつけていました。また日本人としては標準だけどフェリペ4世のようにすごい長身ではないのですが、そのままに身長を操作せず撮ってます。
マルガリータ王女は可愛い衣装なのですが、こういう衣装を着るのは女の子という先入観で見ようとすると、お顔と手が男性なんです。
こちらは資生堂ギャラリーの紹介で写真が載ってましたので載せます
この”不思議感”がおもしろい♪
資生堂ギャラリーのあるビルの隣にも資生堂の化粧品を販売している店があり、そこの角にはフェリペ4世のシルエットが
店内中央には撮影に使用した王と王妃の衣装が華々しく展示されていましたが、こちらは写真NGでした。
王妃様の髪型すごいですよ。何時間かけてあの髪型にするんだろう。髪を洗うときはいちいちほどくのでしょうねぇ
展覧会のタイトルでも「夜に甦る」となってますが
夜になると箱から飛び出すおもちゃの物語のような
もしくは夜になると動き出す博物館の展示品の映画のようなファンタジーを感じて楽しかったです♪
絵の中の人物像はすでにモデルとなったご本人と分離して独自の生命を持っている存在となっているんだと思いました。
12月25日まで開催されてます