昨夕4時56分過ぎ。
マイクに向かってしゃべっている私の耳に、
ピコピコと可愛らしい音が。
最初、何のアラームか分からず、スタジオ機器の故障かと思った。
やっとリクエスト曲をかける時になって、
マイクの前から離れられたので
「何だろ?携帯電話が、故障したのかな?」と、鞄の中を調べてみると
緊急地震速報!
「奈良県やで~」
「あれ? おかしいじゃん。それなら、もう来てるはずだよ」
なんで揺れない? 震源地なら、速報と揺れの時間差など、ほとんどないはず。。。
スタジオには、事務所からスタッフが飛んできて
出入り口を確保してくれて。
でも、なぜか詳しい情報が何も入ってこない。
「こりゃ、何かおかしいね。。。」 でも速報の訂正も、スグには入ってこなかった。
カフェにいたお客様はとりあえず全員、建物の外へ。
なんせオリエント館は築180年。外の方が、絶対安全だから。
結局。。。奈良県震源の最大震度7というのは、誤報でした。
リスナーの皆さんから、一斉にメールが押し寄せました。
オリエント館にいる私の身を案じるメールから
ソファでクッションを抱え、揺れが始まるのを待つしか術がなかった報告、
思わず、恐怖で泣いてしまった女子大生の告白などなど。
こうやって、届いたメールを落ち着いて読めるのも、誤報だったからこそ。
1時間後、ようやく番組が終わって、ほっとしました。
そして、ひとみん編集長や大道アナウンサーが、浴衣に着替えている姿を見て
しみじみ、平穏に迎えられた今夜を嬉しく思いました。
外に出ると、中新屋町の人達が、一斉に家の外へ出てきて、
通り一列に、水ロウソクを並べていました。
薄暮の中に、ユラユラ揺らめく灯りの行列は、幸せの象徴みたいでした。
そして、猿沢池の周りにも
燈花会の始まる7時までの時間をつぶすカップルや家族連れが、溢れていました。
まるで、つい先ほど、大きな地震が来るんだ!と、悲壮な覚悟をしたことなど
皆、すっかり忘れてしまったように、平和な光景でした。
でも、私にとっては、昨日届いた誤報は、
「日常なんて一瞬で変わる。明日も同じとは限らないんだよ」と
耳元で、ささやきかけてくれました。
平穏無事な一日にこそ感謝して、大切に過ごしたいと思います。
マイクに向かってしゃべっている私の耳に、
ピコピコと可愛らしい音が。
最初、何のアラームか分からず、スタジオ機器の故障かと思った。
やっとリクエスト曲をかける時になって、
マイクの前から離れられたので
「何だろ?携帯電話が、故障したのかな?」と、鞄の中を調べてみると
緊急地震速報!
「奈良県やで~」
「あれ? おかしいじゃん。それなら、もう来てるはずだよ」
なんで揺れない? 震源地なら、速報と揺れの時間差など、ほとんどないはず。。。
スタジオには、事務所からスタッフが飛んできて
出入り口を確保してくれて。
でも、なぜか詳しい情報が何も入ってこない。
「こりゃ、何かおかしいね。。。」 でも速報の訂正も、スグには入ってこなかった。
カフェにいたお客様はとりあえず全員、建物の外へ。
なんせオリエント館は築180年。外の方が、絶対安全だから。
結局。。。奈良県震源の最大震度7というのは、誤報でした。
リスナーの皆さんから、一斉にメールが押し寄せました。
オリエント館にいる私の身を案じるメールから
ソファでクッションを抱え、揺れが始まるのを待つしか術がなかった報告、
思わず、恐怖で泣いてしまった女子大生の告白などなど。
こうやって、届いたメールを落ち着いて読めるのも、誤報だったからこそ。
1時間後、ようやく番組が終わって、ほっとしました。
そして、ひとみん編集長や大道アナウンサーが、浴衣に着替えている姿を見て
しみじみ、平穏に迎えられた今夜を嬉しく思いました。
外に出ると、中新屋町の人達が、一斉に家の外へ出てきて、
通り一列に、水ロウソクを並べていました。
薄暮の中に、ユラユラ揺らめく灯りの行列は、幸せの象徴みたいでした。
そして、猿沢池の周りにも
燈花会の始まる7時までの時間をつぶすカップルや家族連れが、溢れていました。
まるで、つい先ほど、大きな地震が来るんだ!と、悲壮な覚悟をしたことなど
皆、すっかり忘れてしまったように、平和な光景でした。
でも、私にとっては、昨日届いた誤報は、
「日常なんて一瞬で変わる。明日も同じとは限らないんだよ」と
耳元で、ささやきかけてくれました。
平穏無事な一日にこそ感謝して、大切に過ごしたいと思います。