藤田けい☆幸せブログ

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赤膚焼のお湯呑み

2016年02月24日 | 日記
今朝、いつも通りタンポポ茶を煎れ
お気に入りのマグカップに注ごうと思った時
ふと、あるお湯呑みの存在を思い出しました。

 「確か、ここらへんに、しまっておいたはず。。。」
早朝から、食器棚の奥をゴソゴソ。
立派な箱の蓋を開けると、薄紙に包まれた夫婦湯呑みが。

10年以上前に頂いたものですが
高価なものだったので、若い自分達では使わずに
実家の両親にプレゼントしようと思って
大切に保管しておいたのですが。。。
渡しそびれていました。

急に思い出しただけでなく
 「ぜひ、自分で使いたい!」と思いました。

奈文研の守田公夫さんが解説する『奈良絵』と
窯元・大塩昭山さんによる『赤膚焼の由来』の丁寧な説明書2枚が
一緒に入っています。

2つの湯呑みを丁寧に洗って、小さい方の湯呑みに
タンポポ茶を注いで飲みました。

優しい乳白釉の色合いが目に優しく、程よい厚みも手になじみます。
赤膚焼独特の奈良絵は、とても愛らしいです。

頂いた30代の頃は、
 「何だか、しぶいお湯呑みだわ~」としか感じなかったのですが(笑)
今は、年齢を重ねたせいか
素朴さの中にも洗練されたデザインや
使いやすさを追求した工夫が感じられ
すっかり気に入ってしまいました。

こんなふうに、陶器に限らず年をとらないと気づけない良さが
他にも沢山あるとしたら。。。
これから年齢を重ねていく事が、ますます楽しみです♪