藤田けい☆幸せブログ

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明るい気分になってもらえたら嬉しいです。

の~んびり、西ノ京界隈

2019年10月30日 | 日記
思ったより用事が早く済んだので
西ノ京駅前のカフェで、アップルティーを飲みながら
ちょっと休憩。

考えたら、今朝はうんと早起きして
家事を全部すませて出てきたので
急いで帰宅する必要もありません。

そこで、奈良らしいゆったりした時間が流れる
西ノ京界隈を、散歩することに。
目的地は、『がんこ一徹長屋』隣にある、
墨の資料館(←株式会社墨運堂の本社内)です。

親友が書道のコンクールで賞をとるくらい
書道にのめり込んでいます。
話を合わせられるよう、私もちょっとぐらい
墨について、お勉強しておこうかな~と( ´艸`)

墨の資料館は、養天満神社に隣接する
ちょっと奥まった素敵な場所にありました。

三階建ての建物に入った途端
なんともいえない、懐かしい墨のいい匂い。
学生時代を思い出します。。。

二階では、爽やかな笑顔の職人さんが
練り込みの技で、墨を木型にはめ込んでいるところを
ガラス越しに見学できました。

三階の展示コーナーも、面白かったです。
著名作家の作品だけでなく、墨と水の温度との関係を
実際に比べられるよう並べて展示したコーナーがあるのです。

冬場などは、硯とか、墨を擦る水を温めた方が
濃くて美しい墨色になる事が分かりました。

あと、墨をする水を、硬水や軟水で書き比べて展示。
精製水や水道水、ヴィッテルやコントレックスなどで
書いたものなど、見比べると楽しい展示でした。

一番印象に残ったのは
あの高級車レクサスの特別仕様車のデザインに
インスピレーションを与えたのが『墨』で、
ステアリングの塗装に、この老舗・墨運堂さんの墨が
使用されていること。

その特別仕様車の、実物のステアリングが置いてあり
木目に美しく墨の染みこんだ天然ウオールナットのステアリング
匂いをかいだり、触りまくったり(笑)してきました。

たまたま広い館内に、来場者が私だけだったので
李朝のアンティーク調度品を一つ一つ堪能し
(私は家具に詳しくないけれど、多分高価なモノだと思いますヨ)
素敵なイスにくつろぎ、す~っかり長居してしまいました。

爽やかな秋晴れの中、
ちょっと足を伸ばすだけで、旅気分が味わえる。
やっぱり奈良は、良いトコロですネ~(^^♪