岸田さん、英語でスピーチだって? 頑張って気に入られて、まだまだ十分に利用価値のある自民党をアピールしようというつもりかな。主権はまだまだ返してくれなくて結構でーす…などと言ってくるのかもしれないな、と思っているが、どうだろう。「自民党にまかしておけば、今まで通りにアメリカさんの言う通りになりまーす」「原潜改修費だって何だって我が国に任せてくださーい。」ということかな。
ところで、以前紹介した末浪靖司氏の「「日米指揮権密約」の研究」という書物の161ページに次のような文章がある。
『平和条約が発効し、占領が終わってから三ヵ月がたった1952年7月23日、極東米軍司令官のマーク・クラーク大将が自宅で、マーフィー駐日大使、吉田首相、岡崎外相と夕食をともにしたあと、有事のさいの指揮権について、口頭で密約を結びました。
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「私は7月23日夕刻、吉田氏、岡崎氏、そしてマーフィー大使と自宅で夕食をともにしたあと会談した。私は、わが国政府が有事の際の軍隊の投入にあたり、指令関係に関して、日本政府との間に明確な了解が存在することが不可欠であると考えている理由を、ある程度詳細に示した。吉田氏は即座に有事の際には単一の司令官は不可欠であり、現状の下では、その司令官は合衆国によって任命さるべきである、ということに同意した。」 (クラーク司令官の統合参謀本部あての機密文書・・・・古関彰一氏が発見し朝日ジャーナル1981年5月22日号で公開) 』
このクラーク氏による秘密文書の本物を公開しよう。やさしい英語なので原文で確認してみるのも一興ではないだろうか。(文責:吉田)
