こんにちわ
おどぉちゃんだんす
先ほど、にかほ市の酒蔵
飛良泉本舗さんから限定酒が入荷しました
山廃純米原酒 HIRAIZUMI 18
先月、東京で開催された展示会で展示会参加のお酒屋さん限定で販売の決まった限定酒です。
秋田県内では数店舗のみの限定販売です。
酒質は
原料米:美山錦
精米歩合:60%
日本酒度:+6
酸度:2.7
ALC%:18%
飛良泉さんは京都に銀閣寺が建立された室町時代の1487年創業の秋田県一古い酒蔵です。初代当主より26代に渡って伝統の山廃仕込みで酒造りを行い、昔ながらの味わいを守り続けています。
飛良泉さんの特徴である
「山廃仕込み」とは正式には
「山卸廃止仕込み」という名称で酒造りの行程で麹・蒸し米・水を半切り桶に入れ、すり潰して酒米が融けるのを手助けする
「山卸し」という作業があるのです。この作業を廃止し米&麹本来の発酵パワーのみで米を溶かし、アルコールを発生させ、酒造りを行う酒造り製法を
「山卸廃止仕込み 山廃仕込み」と呼ぶんだすな
この
山廃仕込みは人の手を加えず米と麹の持つ発酵パワーを活かした製法で小さな麹菌ちゃん達の力をいかに杜氏と蔵人が引き出してあげるかが重要となってきます。
山卸しを行わない事で発酵には時間がかかり、少しの温度変化や雑菌の侵入で全てが台無しになってしまうリスクの高い大変な酒造り製法なんだす。
この
「HIRAIZUMI 18」は飛良泉さんの確かな山廃仕込み技術によって完成された
フルボディータイプの日本酒です。
成分の特徴である高い酸度
単に酸味の強いだけではなくアミノ酸も多く含んだ旨味の濃い味わいと絡み合って濃厚で芳醇な赤ワインのような風味を感じさせます。
以前、飛良泉さんでは白ワインのような味わいを感じさせるスッキリとした軽快な酸味の
「山廃純米 HIRAIZUMI」を誕生させています。
基本的な製法は同一なのにこんなにも両極端な表情を見せる日本酒を造り出せるのは長い伝統の中で培われた
「山廃仕込み」の技術の賜物ではないのでしょうか
クドクドと書いてもなんなのでこれでおしまい
こんなんもありまっせ~というお知らせでした