ウナギの稚魚『シラス』の不漁で今年のウナギはピンチらしいだった。ウナギ
が高騰して叶わないから、と言ってサンマのかば焼きやドジョウのかば焼きを
代用になんて、馬鹿なことを言っている。
ウナギだから意味があるのに、そんなにしてまで真似事をしても面白くはない
だろうと思うが、今風に言うと「マジ?」にやっている。
それにしても、日本人が好むものは何故か諸外国からやり玉に挙げられ、遂
には食卓から姿を消す羽目になるのか。クジラ、マグロに次いで今度はウナ
ギがピンチ、日本人の味は外国人をも唸らせる実力を持つ。こうしたものが
次々と姿を消す、つまり日本古来からの食文化が崩壊していくことになる。
日本の食はバランスのとれた健康食と言われるが、欧米化のうねりは留まる
ことを知らず、ファースト・フードで太ったらダイエット。
金で食糧が輸入できる内はこれでも食生活は成り立つ、輸出国が不作にな
ったりすれば、輸出は止まり、価格は高騰する。今年はアメリカの大豆が不
作で、昨年のロシアなどの小麦不作に続き、雲行きが超怪しい。
日本の貿易収支は赤字に転落している。国の収支もまっ赤っか、外国から
円が見放されたら・・・・・食糧の調達もままならぬことに・・・ああ恐ろしや
今の日本経済は、自国内で生産し輸出して外貨を稼いでいない。タイであ
った水害騒ぎ、最近よく耳にする待遇改善のスト、国債まで民間に格付けさ
れ、その煽りで国家経済を左右されるなど不安定な経済状況にある。
ギリシャやイタリアのようにはならない。原発は壊れない。
想定外は逃げ口上。日本の食に危害が来ませんようにと祈るのみ。