食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『自律神経について』

2012年11月12日 17時58分40秒 | 日記

術後、水を飲む、食事を摂るのに練習をする。なんと大げさなことを、と思っていたが

人によっては大変な困難であり、苦難を伴うそうだ。食べ物を食べた時、気管と食道側

の切り替えが上手くいかないと気管に入り込み、むせたり他の障害を起こしたりする。

このことは健康体の人でも一寸した拍子に気管に入り込むことはあるが、ごく稀なことで

しかも一時的なものだ。私より1年くらい前に大腸がんの手術をした人が今でもトイレコ

ントロールは薬によってしなければならないと言っていた。例えばゴルフのコースに出る

場合などは、週単位で調節し当日は万全の体制にしないと、コースの途中で急に・・・・

なんてことになると・・・・その時は大変なんだなー、としか言えなかったが何故そのような

ことになるのかについては考えなかった。

大腸は身長くらい(150cm~160cm)の長さがあり、その人は約20cmを切除し、大腸どうし

を接続しているから、別の臓器との接続と異なり条件はいいと思われる。大腸全体からみ

ればたったの20cmくらい短くなっただけなら何の問題は生じないのではなかろうかと考え

てしまう。しかし現実は違い、たった20cm短くなっただけで先述のようなことになっている。

恐らくのこと、大腸が栄養分を吸収するためには、この長さが必要ということになるのだろ

う。だから例え20cmでも短くなると消化器官として不具合が生じ後の消化過程にも大きな

影響を与えていると推定している。こうした動きは明らかに人の意志ですることではないか

ら、自律神経の為せる業なのか。人の身体に限らず動物も、生体のメカニズムは実に緻

密で神秘的なものだ。科学がこんなに発達しても脳や神経と器官の関係について解明さ

れていないことが多くある。私などは医学のことも病気のことも薄学で疑問に思うことに対

する、自分なりの解説は恐らく見当違いと言われると思う。

『干し柿の季節』

昨日の収穫祭はカメラを準備していたのに売り子に徹し写真を撮ることが出来ず終い。私

たちと同じ所で店を出しておられた中に『柿の店』があった。あわせ柿、ドライアイスで渋を

抜いたものと『干し柿セット』を売っていた。干し柿セットは生柿を20個と吊るす紐付で1200

円也。昨年は柿の当たり年で何処でもたわわに実り枝が折れんばかりの豊作だったが、今

年は一転して裏年のようになり疎らな状態だ。だから品薄で値段も高いのかと思っていたら、

それは素人考えらしい。本職は裏年、当たり年にならないよう摘果して一定の量を確保する

のだとか。柿本来の裏表による性質のようなものがあったとしても、このような作業でその影響

を回避する。昨年は天候不順による乾燥不良でプロでも多くの失敗作を作り込んでしまった

と、店の人の話。私も大量に渋柿を貰い干し柿にしたものの、全体が乾燥せず外側だけ乾燥

したようになり、やがてはカビにやられてしまい大量に破棄した。

隣の東出雲町は干し柿の産地で専用の干す建屋がある。2~3階建てのもので家の中は吊る

した柿で溢れている。初冬の風物詩としてこれがTVなどで流されると、年末に向けてすごい

いで背中を押され始める。


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