食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『インターフェロン』

2012年08月24日 18時20分04秒 | 日記

昨晩は元職場仲間と言っても男3人、女性1人の4人だったが、古い話を織り交

ぜて笑いあり、怒りあり、悲しみありだった。時は苦しさや悲しさを洗い流し、笑え

る思い出話に変えてくれるから話題は尽きなかった。

今回の退職者はH女子で丁度30年間務めたそうだ。今の会社に来る前は親会

社の方にいたから通算すると40年近くになる。そう言えば私が退職する時に『50

歳になるまでは何があっても会社を辞めるな』と遺言を残した。彼女はそれを無

事に乗り越え、定年退職となったから私も嬉しい。

さて、今回参加の男性群、二人とも肝臓障害持ち。一人はB型肝炎で定期的に

通院し治療継続中(生活に支障はなくアルバイトも可)、もう一人は現役でC型肝

炎のキャリアだが監視継続中。

もう、20年以上前のことだが、C型肝炎のキャリアと言われたが、当時そのことに

対して治療法が確立されていなかったし、世間的にもよく知られていなかった。

その当時、癌やこの肝炎に有効と言われていたのが『丸山ワクチン』だったと思う。

彼は私の部下だった。ある日、彼の事で話したいから来て欲しいと病院から電話

があった。様子は聞いていたが、直ぐに何かの治療をするとは聞いていなかった

から、何の用か見当がつかないまま先生にお会いした。

開口一番『お宅の社員は随分と仕事熱心なんですね』、褒められるにしては余り

にも唐突過ぎる、話を聞いていくと『あきれた社員』を遠回しに言っていたのだ。

先生の話では『国からインターフェロンの割り当てがあり、誰に使おうかと検討の

結果、若くて治癒に結びつく可能性の高い人を人選した。千載一遇のチャンスと

思い、お宅の社員に説明したら、仕事が忙しいから休めないと言う。だから、上司

の方にお願いする』というものだった。

先生には宜しくお願いし、今後の日程を決めて貰うことにした。当然、帰社後に

『馬鹿たれ』と一言。説明ではインターフェロンを打つと微熱が続き、入院でない

と対応ができないというものだった。値段にすると500万円くらいだというから、す

ごく貴重な薬剤だったのだ。

そのお蔭かどうかは分からないが、今になっても発症することなく酒も煙草もやっ

ているから幸せ者だ。煙草だけは止めた方がいいぞと失敗談。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿