(写真 金見)
なんと8ヶ月ぶりのブログアップ。
どどーんと、今回は夏真っ盛りの徳之島を写真で紹介(というほどでもないか)。
7月、長かった梅雨明けを待って(今年は異常気象だった。。)
「マービックミニ」というトイドローンを使って、
島内の海岸を中心に幾度か撮影をしてみました。
このトイドローンは、本体価格4万と言う低価格なのに、
ジンバル機能もついて美しい動画が撮れます。
「お値段以上」です。
ここに載せている写真は、
動画撮影したものを切り取って使っていますが、十分に美しい。
一個人が、このような空からの画像を撮れるなんて夢のようです。
ちょっと前までは、個人でセスナ機を持っているか、
何かの事業のついででなければ「空撮」なんて不可能でした。
ドローンで見る徳之島は、ずっと住んでいる島なのに、初めて見る風景ばかりです。
(よく発達したサンゴ礁)
かなり以前から、この美しい海を目指してダイバーたちが徳之島にやってきます。
リピーターが多いと聞きます。
私なぞ、このドローン映像を見て(自分で撮っておいて言うのもなんだが)
なるほど魅力的な海だ、と合点しました。
それほど、島の人はこの海に無頓着なんです。
このほか、1月から3月には、鯨ウォッチャーも数多く訪れます。
なんでもこの近辺の海は、特に鯨がよく見られる注目の海域なのだそうです。
しかも一緒に泳いだり、タッチしたりできるのだとか。
今年の2月など、私の職場からはほぼ毎日、
それも複数回鯨を見ることができましたから、
「ふーん、今日も鯨が泳いでいるな」と
自分が観て楽しむだけで、
まさか鯨ウォッチングが特別なことだとは思いもしませんでした。
また、先日はこんなこともありました。
ドローンを手に手々海岸(徳之島北部)に出かけたとき、
観光客が浜からやってきて、
「今もぐってきた!沖に向かって遠浅になっていて最高だった!カメもいたし、海蛇も見れた。」
と嬉しそうに報告してくれました。
彼は、とても海をもぐるような格好ではなかったのですが、
シュノーケルと水中眼鏡だけは持っていたのでしょう。
もしかすると我慢できずに飛び込んだのかもしれません。
たしかにサンゴ礁の入り江状になった箇所などは波もなく、
数メートル下の海底に光が注いでいる様子を見ていると、
海に飛び込みたい!という誘惑に襲われ、むずむずします。
そういう場所は、絶好の釣りのポイントでもあります。
よくブダイなどの大物も釣れます。
大潮になると、海に隠れているかなり沖合いのリーフにまで足を伸ばせます。
そんな日は、釣をする人、
貝やその他の生き物を採集する人達が(じいちゃん、ばあちゃんが多い)
広いリーフ内に点在しているのが見られます。
大概の人は、漁をするためのチェックポイントが決まっています。
リーフの入り江や窪みには、一つ一つ名前がついていて
それで漁をする人たちは、話が通じるそうです。
島に住んでいるものにしか味わうことができない楽しみです。
島人だけが、豊かな自然の恵みを受けられるわけです。
地元にいると、当たり前のことですが、
実際は、なんとも贅沢なことです。
(花崗岩の海岸線)
奄美群島内でも特に徳之島は、島の規模も大きく、
海岸せんにはリーフがよく発達し、
北部は花崗岩がむき出しとなった奇岩群があり、
井之川岳、天城岳、犬田布岳という3つの高い山を持つ、
など自然がバラエティに富んでいて、見る者をあきさせません。
このため地質や生き物を研究する
幾人もの学者さんたちが、徳之島に移住されています。
最近は、テレビ朝日のスペシャル番組で
徳之島空港脇の海中洞穴から古代の土器が発見される様子が放送されたように、
数万年前から人類が住み着いていたことがわかっていて、
たいへん古い歴史を持つ島でもあります。
私もいろんな分野の方々と付き合いがありますので、
歴史のことなどを自分でも調べたり、まとめたりすることがありますが、
実に謎深き島と言えると思います。
何もかもが「ごちゃ混ぜの島」ともいえます。
その何でもありの多様性こそが
この島の魅力であると言えるかもしれません。
また、折々この島の魅力を紹介してみたいと思います。
それではおやすみなさい。
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