自分の使っている部屋には、「何だかんだ」とワケの分からない理屈をこねて
入らせない母でしたが、デイサービスに出かけた隙に
急いで探索したところ出てきましたヨ~っ!
まず、父がいつも使っていたと思われる財布が見つかりました。
ベットのマットの下に(隠して)あるのをRYOUHEI君が見つけたのヨ!
お手柄・お手柄
この財布は、一度父の和室でマサオ君が見つけたのですが、諸手続きに
必要なモノではなかったので、とりあえず元の引き出しに戻しておいたもの。
「ここに入れてあった黒い長財布知らない?」 「エ~ッ見てないヨ!」
「家の中で歩いていても、転んで青痣ができて・・」と、体が弱って、
自分では何も出来ないことを皆に強調していた母でしたが、
実は、私達3人の目を盗んでは目ぼしそうなものをサッサと
自分のところに隠す、素早い行動が出来ていたのでした。
どうりで、部屋に入れさせないワケだ!
「財布には3万円ぐらい入っていた」(マサオ君) との事でしたが、
見つかった財布にはカードしか入っていませんでした。
怒ったマサオ君が戻ってきた母を追及したところ、
「よく思い出せないヨ・・お金はしまったかもしれない。忘れちゃった!」
「全然覚えていないんだから仕方ないじゃないか!」
と、普段は「私は認知症じゃないと」言い張るのに、都合のよいときだけ・・
「俺達の財布大丈夫か・・?」 「エ~ッ!」と、慌てて自分達のバッグを確認する
マサオ君とタマであります。
母は隠し事が得意なのよネ! はっきりいって嘘つきだし!
「それは認知症で病気だから・・」と言って下さるあなた!
母が嘘つきなのは、大昔からで本当の事を言う確率は、
現在の普通預金の利息なみ! 騙されちゃいけませんヨ!
だって、
家の中でも「まともに歩けない」はずの母が、実は坂道を徒歩15分かかる
コンビニに出かけて自分が好きなモノ買っていたのヨ!
タマが怪しんで、葬式の時にマサオ君や従兄・親戚に話したのに
最初は頭ごなしに否定されてたの。 「まともに歩けないのに、ありえない!」
昔からタマは母を嫌っていたから、悪意で言っていると思われたかもしれないけど
事実だった事が判明した時の皆の驚き様 は無かったネ!
モノを隠す以外に、自分の正体を隠すのも得意だって事よ!
意味なく母を嫌っていたワケじゃないのよ! 私が一番の被害者だったからなの!
現在、マサオ君のところでデイサービスやショートステイを利用して一緒に
暮らしている母でありますが、息子の前では「エー恰好し~」だった母も
メッキが剥げ剥げでマサオ君や嫁さんに呆れられているようであります。
やるねっお母さん
とぼけ上手お見事