ニセタマナヤガ。
これは赤紫型。
他に黄褐色型があるそうです。
タマナ=玉菜=キャベツのことですよ。
①前翅前縁:赤紫色
②環状紋:縦長
③楔状紋
④腎状紋
⑤胸部背:灰色紋があり、毛羽立つ
分類:
チョウ目ヤガ科モンヤガ亜科
翅を広げた長さ:
38~42mm
前翅の長さ:
20~24mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:
2~11月(多化性)
幼虫、あるいは蛹で冬越し
※12月に白菜の中から新鮮な成虫を発見したと「センスオブワンダふるイモムシケムシ」にある。
エサ:
成虫・・・クヌギ、コナラ、ヤナギ類広葉樹の樹液
幼虫・・・カタバミ、タンポポ、ヨモギ、アキノノゲシ、ムラサキニガナ、ハハコグサ、レタス、キャベツ、タネツケバナ、ハクサイ、ヤナギタデ、オオバコ、ピーマン、トマト、タバコ、ジャガイモ、ラッカセイ、アスパラガス、タマネギ、カボチャ、キュウリ、スイカ、メロン、ニンジン、セロリ、トウモロコシ、えん麦、オオムギ、コムギ、ホウレンソウ、サツマイモ、イチゴ、リンゴ、アンズ、モモ、レモン、オレンジ、ブドウなど
その他:
ほぼ全大陸に分布する汎世界種。
1970年代前半頃に、日本に(北米大陸から?)移入されたと見られる。
♂♀かかわらず、前翅の前縁部が強く赤紫色を帯びる型と、翅表全面に黄褐色を混ずる型とがある。
斑紋は全体に明瞭でない。
止まった時、環状紋は縦長。
楔状紋がある。
後翅は翅脈が暗色で、一見、タマナヤガに似る。
胸部背に灰色紋があり、毛が立っている。
♂の触角は弱い鋸歯状、♀は糸状。
草原、畑地、路傍、公園など開けた環境を好む。
夜行性で、灯火に飛来することも多い。
♀は寄主植物の枝や茎に卵塊を産み付ける。
卵は直径05~06mm。
幼虫は体色の薄い個体と黒化する個体がある。
1~2齢はオオタバコガに、3齢以降はヨトウガに類似する。
3齢幼虫から背中に白線が現われ、齢数が上がるにつれて次第に点になる。
腹端には山型の模様が現われる。
幼虫は、寄主の花、幼果、葉、茎、柔らかい樹皮等を食害する。
また、ネキリムシとしても知られ、寄主の地際部を食害、被害株を枯死させる。
一方で中齢期以降も日中に株上で摂食を続け、老齢幼虫は地際部も摂食する。
(他のネキリムシ類は、中齢以降は夜行性で、昼間は土中に潜む。)
レタスの結球内部を食害したり、ジャガイモの塊茎を穿孔加害したりする。
終齢幼虫の体長は約35~46mm。
頭部は黄褐色。
胴部背面は灰色の地色に褐色~淡黒色の斑模様となり、時折、黄色~赤色が混じる。
背線の一部は白紋となる。
腹面は淡色で、淡黄色の紋がある。
蛹は体長15~23mm。
ヨトウウスマルヒメバチ、モトアカウスマルヒメバチに寄生される。
また、日本産昆虫病原性線虫は、本種中齢幼虫に対して、7℃~20℃の温度帯で、高い殺虫活性を示す。
参考:
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
かたつむりの自然観撮記
北茨城周辺の生き物
YAMKEN明石の蛾達
センスオブワンダふるイモムシケムシ
横浜植物防疫所
病害虫・雑草の情報基地
長野県病害虫防除所
富山県産蛾類博物館
日本産昆虫病原性線虫Steinernema litoraleのヤガ類幼虫に対する殺虫活性
こんちゅう探偵団Ⅱ
これは赤紫型。
他に黄褐色型があるそうです。
タマナ=玉菜=キャベツのことですよ。
①前翅前縁:赤紫色
②環状紋:縦長
③楔状紋
④腎状紋
⑤胸部背:灰色紋があり、毛羽立つ
分類:
チョウ目ヤガ科モンヤガ亜科
翅を広げた長さ:
38~42mm
前翅の長さ:
20~24mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:
2~11月(多化性)
幼虫、あるいは蛹で冬越し
※12月に白菜の中から新鮮な成虫を発見したと「センスオブワンダふるイモムシケムシ」にある。
エサ:
成虫・・・クヌギ、コナラ、ヤナギ類広葉樹の樹液
幼虫・・・カタバミ、タンポポ、ヨモギ、アキノノゲシ、ムラサキニガナ、ハハコグサ、レタス、キャベツ、タネツケバナ、ハクサイ、ヤナギタデ、オオバコ、ピーマン、トマト、タバコ、ジャガイモ、ラッカセイ、アスパラガス、タマネギ、カボチャ、キュウリ、スイカ、メロン、ニンジン、セロリ、トウモロコシ、えん麦、オオムギ、コムギ、ホウレンソウ、サツマイモ、イチゴ、リンゴ、アンズ、モモ、レモン、オレンジ、ブドウなど
その他:
ほぼ全大陸に分布する汎世界種。
1970年代前半頃に、日本に(北米大陸から?)移入されたと見られる。
♂♀かかわらず、前翅の前縁部が強く赤紫色を帯びる型と、翅表全面に黄褐色を混ずる型とがある。
斑紋は全体に明瞭でない。
止まった時、環状紋は縦長。
楔状紋がある。
後翅は翅脈が暗色で、一見、タマナヤガに似る。
胸部背に灰色紋があり、毛が立っている。
♂の触角は弱い鋸歯状、♀は糸状。
草原、畑地、路傍、公園など開けた環境を好む。
夜行性で、灯火に飛来することも多い。
♀は寄主植物の枝や茎に卵塊を産み付ける。
卵は直径05~06mm。
幼虫は体色の薄い個体と黒化する個体がある。
1~2齢はオオタバコガに、3齢以降はヨトウガに類似する。
3齢幼虫から背中に白線が現われ、齢数が上がるにつれて次第に点になる。
腹端には山型の模様が現われる。
幼虫は、寄主の花、幼果、葉、茎、柔らかい樹皮等を食害する。
また、ネキリムシとしても知られ、寄主の地際部を食害、被害株を枯死させる。
一方で中齢期以降も日中に株上で摂食を続け、老齢幼虫は地際部も摂食する。
(他のネキリムシ類は、中齢以降は夜行性で、昼間は土中に潜む。)
レタスの結球内部を食害したり、ジャガイモの塊茎を穿孔加害したりする。
終齢幼虫の体長は約35~46mm。
頭部は黄褐色。
胴部背面は灰色の地色に褐色~淡黒色の斑模様となり、時折、黄色~赤色が混じる。
背線の一部は白紋となる。
腹面は淡色で、淡黄色の紋がある。
蛹は体長15~23mm。
ヨトウウスマルヒメバチ、モトアカウスマルヒメバチに寄生される。
また、日本産昆虫病原性線虫は、本種中齢幼虫に対して、7℃~20℃の温度帯で、高い殺虫活性を示す。
参考:
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
かたつむりの自然観撮記
北茨城周辺の生き物
YAMKEN明石の蛾達
センスオブワンダふるイモムシケムシ
横浜植物防疫所
病害虫・雑草の情報基地
長野県病害虫防除所
富山県産蛾類博物館
日本産昆虫病原性線虫Steinernema litoraleのヤガ類幼虫に対する殺虫活性
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