ケアマネ試験振り返り㊴

問題39　次の記述のうち適切なものはどれか。３つ選べ。
１　健康日本21（第二次）では、健康寿命を延ばすことを目指している。
２　就労、ボランティアなどの社会参加は、フレイル予防に役立たない。
３　パーキンソン病の場合、転倒しやすいため、運動療法は禁忌である。
４　膝関節症による痛みや腫脹を抑えるには、定期的な運動が効果的である。
５　高齢者においては、無症状であっても骨粗鬆症の検査を受けることが推奨される。

あぁ、選択肢１。
このテの問題、ヤなんだわ（笑）
まぁ、２，３が明らかに間違いなので、消去法で、１を〇としました。

選択肢１：〇
健康日本21（第２次）
2013～2022年度の１０か年計画。
基本的な方向は
①健康寿命の延伸と健康格差の縮小
②生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底
（非感染性疾患の予防）
③社会生活を営むために必要な機能の維持および向上
④健康を支え、守るための社会環境の整備
⑤栄養・食生活、身体活動・運動、休養、飲酒、喫煙および歯・口腔の健康に関する生活習慣および社会環境の改善
なお、2020年４月～各市町村において、高齢者の保健事業と地域支援事業の一体的実施により、フレイル予防の取り組みなどが進められている。

選択肢２：×
フレイル（虚弱）は、加齢とともに心身の活力が低下している状態。
・身体的フレイル：サルコペニア、ロコモティブシンドロームなど
・心理的・認知的フレイル：うつ、認知機能の低下など
・社会的フレイル：閉じこもり、貧困など
があり、相互に影響を与えている。
就労やボランティアは、特に社会的フレイルに有効。

選択肢３：×
薬物療法が基本だが、リハビリテーション、生活療法を行う。
運動療法、音楽療法なども重要。

選択肢４：〇
水中運動、ストレッチなどの適度な運動を続け、筋力を強化する。
（特に大腿四頭筋の強化）

選択肢５：〇
記述の通り。

正解は１，４，５。
問題40に続く。