アナナスケシキスイ?
触角、脚は黄褐色。
上翅から腹の先がはみ出ています。
上翅の肩部に、黄褐色の紋があります。
身体は意外と平たい。
普通に考えれば、カタベニデオキスイだと思うんですが。
8枚撮ったうち、この一枚だけ、前胸背の前角に紋があるように見えます。
ここに黄褐色紋があると、カタベニデオキスイの可能性があります。
冒頭の画像・下の画像でもそうですが、前胸背・上翅に点刻が見られ、この特徴もカタベニデオキスイに見られます。
それと気になるのは、この画像。
前胸背の前角に窪みがあるように見えます。
このような特徴のあるデオキスイを発見出来ませんでした。
ただ、カタベニデオキスイにしては、腹のはみ出し方が少ないように思います。
他のデオキスイ類である可能性もありますが、一番有力なのは、やはりカタベニデオキスイだと思いますので、「?」マーク付けて、お茶を濁しておきます(笑)
当初、「アナナスケシキスイ」だと思っていたのですが。
「日本列島の甲虫全種目録(2021)」に、その名を見つけられませんでした。
ネット上のアナナスケシキスイとカタベニデオキスイの学名をみると、どうも混乱があるのではないか、と思われます。
一般的に、アナナスケシキスイの学名は、
Carpophilus humeralis(Fabricius)
となっているようです。
東京23区の虫2では、
アナナスケシキスイCarpophilus humeralis
カタベニデオキスイUrophorus humeralis
として、別種としていますが、”humeralis”が共通しているのが気になります。
淡路島の生き物たち3では、
アナナスケシキスイUrophorus humeralis
としています。
こうなると、
カタベニデオキスイ=アナナスケシキスイ
なのではないか、と思われるのです。
また、沖縄地域学リポジトリ
「パインアップルの害虫防除に関する基礎的研究 第一報
パインアップル園における昆虫群集」
中において、
アナナスケシキスイCarpophilus oropherus humeralis Fabricius
としています。
oropherusはUrophorusの間違いではないか、とも思えます。
どうも、カタベニデオキスイが学術的な和名で、
アナナスケシキスイは害虫名なのではないか、とも思えます。
ともあれ、「日本列島の甲虫全種目録(2021)」では、
カタベニデオキスイUrophorus(Anophorus)humeralis(Fabricius,1798)
としており、これが一番近いと思われるので、
ここは目録に基づいて、「カタベニデオキスイ」としておきます。
①触角:触角は黄褐色で、先端は丸い
②上翅から腹の先がはみ出す
③上翅の肩部に黄褐色の三角紋がある
④前胸背板の前角に黄褐色の紋がある
⑤脚は黄褐色
分類:コウチュウ目ケシキスイ科デオケシキスイ亜科デオキスイ属
体長:2.8~3.8mm
分布:アジア・アフリカ・北アメリカの温帯から熱帯地域に移入分布する
垂直分布?
成虫の見られる時期:?
越冬形態?
エサ:成虫・・・落果、樹液、カビが生えた穀粉・食品、変質した果実・乾燥果実など
パイナップル生果の損傷部から侵入して食害した例がある
幼虫・・・菌食性
その他:体色は黒褐色。
触角の先端は丸く、上翅から腹部の先がはみ出す。
上翅の肩部に黄褐色の三角紋がある。
前胸背板の前角に紋はない。
(カタベニデオキスイでは黄褐色の紋がある。)
触角・脚は黄褐色。
野外では落ち葉の下などで見つかる。
健全な穀類を加害することはなく、主に不快害虫・異物混入で問題になる。
幼虫は乳白色で、大き目。
頭部・前胸背・尾端は橙黄色。
背面の各節に、二列の橙黄色の不明瞭な紋。
尾端に二本の突起がある。
幼虫期間は短く、短期間で多数発生する。
土などに潜って蛹化する。
参考:イカリ消毒
東京23区内の虫2
てんとう虫の歳時記2
リメマネvsペストくん
三共リメイク
淡路島の生き物たち3
横浜衛生研究所
沖縄農業研究会
触角、脚は黄褐色。
上翅から腹の先がはみ出ています。
上翅の肩部に、黄褐色の紋があります。
身体は意外と平たい。
普通に考えれば、カタベニデオキスイだと思うんですが。
8枚撮ったうち、この一枚だけ、前胸背の前角に紋があるように見えます。
ここに黄褐色紋があると、カタベニデオキスイの可能性があります。
冒頭の画像・下の画像でもそうですが、前胸背・上翅に点刻が見られ、この特徴もカタベニデオキスイに見られます。
それと気になるのは、この画像。
前胸背の前角に窪みがあるように見えます。
このような特徴のあるデオキスイを発見出来ませんでした。
ただ、カタベニデオキスイにしては、腹のはみ出し方が少ないように思います。
他のデオキスイ類である可能性もありますが、一番有力なのは、やはりカタベニデオキスイだと思いますので、「?」マーク付けて、お茶を濁しておきます(笑)
当初、「アナナスケシキスイ」だと思っていたのですが。
「日本列島の甲虫全種目録(2021)」に、その名を見つけられませんでした。
ネット上のアナナスケシキスイとカタベニデオキスイの学名をみると、どうも混乱があるのではないか、と思われます。
一般的に、アナナスケシキスイの学名は、
Carpophilus humeralis(Fabricius)
となっているようです。
東京23区の虫2では、
アナナスケシキスイCarpophilus humeralis
カタベニデオキスイUrophorus humeralis
として、別種としていますが、”humeralis”が共通しているのが気になります。
淡路島の生き物たち3では、
アナナスケシキスイUrophorus humeralis
としています。
こうなると、
カタベニデオキスイ=アナナスケシキスイ
なのではないか、と思われるのです。
また、沖縄地域学リポジトリ
「パインアップルの害虫防除に関する基礎的研究 第一報
パインアップル園における昆虫群集」
中において、
アナナスケシキスイCarpophilus oropherus humeralis Fabricius
としています。
oropherusはUrophorusの間違いではないか、とも思えます。
どうも、カタベニデオキスイが学術的な和名で、
アナナスケシキスイは害虫名なのではないか、とも思えます。
ともあれ、「日本列島の甲虫全種目録(2021)」では、
カタベニデオキスイUrophorus(Anophorus)humeralis(Fabricius,1798)
としており、これが一番近いと思われるので、
ここは目録に基づいて、「カタベニデオキスイ」としておきます。
①触角:触角は黄褐色で、先端は丸い
②上翅から腹の先がはみ出す
③上翅の肩部に黄褐色の三角紋がある
④前胸背板の前角に黄褐色の紋がある
⑤脚は黄褐色
分類:コウチュウ目ケシキスイ科デオケシキスイ亜科デオキスイ属
体長:2.8~3.8mm
分布:アジア・アフリカ・北アメリカの温帯から熱帯地域に移入分布する
垂直分布?
成虫の見られる時期:?
越冬形態?
エサ:成虫・・・落果、樹液、カビが生えた穀粉・食品、変質した果実・乾燥果実など
パイナップル生果の損傷部から侵入して食害した例がある
幼虫・・・菌食性
その他:体色は黒褐色。
触角の先端は丸く、上翅から腹部の先がはみ出す。
上翅の肩部に黄褐色の三角紋がある。
前胸背板の前角に紋はない。
(カタベニデオキスイでは黄褐色の紋がある。)
触角・脚は黄褐色。
野外では落ち葉の下などで見つかる。
健全な穀類を加害することはなく、主に不快害虫・異物混入で問題になる。
幼虫は乳白色で、大き目。
頭部・前胸背・尾端は橙黄色。
背面の各節に、二列の橙黄色の不明瞭な紋。
尾端に二本の突起がある。
幼虫期間は短く、短期間で多数発生する。
土などに潜って蛹化する。
参考:イカリ消毒
東京23区内の虫2
てんとう虫の歳時記2
リメマネvsペストくん
三共リメイク
淡路島の生き物たち3
横浜衛生研究所
沖縄農業研究会
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